塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

節度ある行動とは何でしょうか

2021-11-23 22:28:15 | 日記
 2000年代中期、イングランド代表は両雄並び立たないフランク・ランパードとスティーブン・ジェラードの起用法で、常に議論が起こりました。

 4-4-2という代表監督(スヴェン・エリクソンとファビオ・カペロ)の戦術と起用方法に問題があるのか
 両選手の長所と短所がニカより過ぎているためか」

 と、ファンの間でも大きな話題となったこの問題。

 ただ、あくまでジェラードとランパードがお互いに敬意を払い、実力を確かめ合うことが基本軸であったため、リバプールとチェルシーのファンが
口汚くののしりあう、という事には至りませんでした。

 サッカーに限らず、実力が拮抗する選手が存在すると、ファンが「勝手に」目くじらを立てて無益で無意味な論争を始めます。

 そうしますと、両選手も自然と相手を意識してしまい、顔を合わせることが嫌になってしまうのではないでしょうか。

 日本でもある冬季競技の花形選手たちが、この諸問題に出くわしているようですが、実際はわかりかねますが。
 
 ファンも選手に熱中しすぎることで、自分を見失いかねません。

 世界中でデイビッド・ベッカムの存在が知れ渡った際、彼は既にヴィクトリア・ベッカムが妻として横にいましたが、ベッカムをあまりに贔屓にしすぎると、このヴィクトリアの事を気に入らない。

 と憤然とするファンは大勢いたようですしね。

 サッカー選手は欧州では日本とは比較にならないほどの高級を得ている一方、どっきりカメラの餌食や意味のないゴシップに惑わされます。

 それは恐らくサッカーが

 1・フォーミュラー1、クリケット、テニスという上流階級の競技ではない
 2・アメリカズ・カップのように、選手が遠方で協議をするわわけでない(アメリカズ・カップは権威あるヨットレースです)

 というように、選手が手が届く先にいる、ことが大きいのでしょうか。

 ただ、選手もファンも当たり前ですが「節度ある行動」は必要でしょうが。
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監督を引き抜く、引き抜かれることの余波

2021-11-23 21:09:26 | 日記
 セルティック・グラスゴーで今季より指揮を執るのはアンジェ・ポステコグルーです。

 欧州クラブが選手だけでなく、Jリーグの指揮官に陣頭指揮を要請したいと思うようになれば、今後は指揮官が本場欧州で研鑽を積む機会が増加するかもしれません。

 つまりJクラブはこれまで、選手の移籍の備えて複数年契約の提示や代理人と蜜に話し合う機会が必要でした。

 それは今後、監督にも波及してゆくと思われます。

 例えば川崎フロンターレの場合、鬼木達監督は日本代表監督最右翼でもありますし、海外からも引きぬきがあるかもしれませんから、フロンターレとすれば常に後任は考えておくべきではないでしょうか。

 Jクラブも欧州同様に、監督の人事が仮に玉突きのような代物であっても、実現してゆくことが今後、成績向上だけでなく、選手というクラブ資産を最大限活用するうえで、必ず必要になると感じます。

 現在マンチェスター・ユナイテッドはマイケル・キャリックが暫定の形で指揮ととりますが、確かオーレ・グンナー・スールシャールも罪人初期は

 「モウリーニョ解任の暫定政権」
 「早く彼を正式指揮官に指名すべきだ」

 という声が挙がったはずです。

 そして3年後、まるで「デジャブ」のようにユナイテッドに同様の事態が起きています。

 ユナイテッドの方針は、何とパリ・サンジェルマンからマウリシオ・ポチェチェーノを引き抜き、彼を失うパリは、ジネディーヌ・ジダンを新指揮官に指名するという計画です。

 つまり、監督解任、新監督就任は一つのクラブだけでけでなく、他のクラブにも良いか悪いかはともかく、取材が殺到し何をしなくとも勝手に記者が記事を執筆し宣伝してくれるわけですね。

 それ以上にリーグ戦の成績向上が必要なわけですが、ユナイテッドは敗れてもアディダスやシボレーからの、潤沢なスポンサー料がありますから、さほど危機感がないのかもしれません。

 一方でリバプールはナイキとスタンダード・チャータードからのスポンサー料を考慮しながら、貪欲さがすごいですよね。
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エドワード・ルトワックの金言より

2021-11-23 20:51:43 | 日記
 文春新書「中国4・0 暴発する中華帝国」を上梓したエドワード・ルトワック。

 ルトワックの翻訳を手掛ける奥山真司が第6章の中で、「ルトワック戦略論のキーワード」として、彼の思想にある根底を説明しています。

 その中で画期的だと思う一文がありまして、185ページにある

 「戦略において今日成功したものは、明日必ず失敗する」
 「なぜならそれは今日成功してしまったからだ」

 というものです。

 加えて(中略)「つまり戦略は同じでも、それが実行されるタイミングによって成果が大きく異なってくるということだ、と続きます。

 僕はこの文章を反芻しながら、グアルディオラを考えました。

 彼がレオ・メッシ獲得をたとえ契約解除金がなくとも、マンチェスター・シティ首脳陣に訴えなかったこと
 5レーンやポゼショナルプレイなど、新しい戦術発送
 UEFAチャンピオンズ・リーグ、オランピック・リヨーネ戦における3-5-2の導入ツ不発

 これらはすべて、グアルディオラ自身が内心、成功は捨てるためにあると考えたからこそ、勝ち点3は得られる確証はないが、新しい概念を生む必要があると考えた代物だと思うんですね。

 グアルディオラ自身、自分に対しての批判

 「メッシがいなければ欧州制覇はできないよ」
 「イブラヒモビッチを軸に、一部の選手たちとは間柄が良好ではない」

 という声は耳に届いていますし、実際彼もそう感じているに違いありません。

 ただ、メッシは彼がFCバルセロナ就任時のレオ・メッシではありませんし、同様にグアルディオラも当時のグアルディオラではないのです。

 恩師と弟子の間であっても、その価値観が常に勝ち点3に結び付くわけではありませんし、むしろレオ・メッシの影響力がクラブ全体の弱点を覆って隠してしまう方が、グアルディオラからすれば最悪なのでしょう。

 実際バルサ首脳陣は、メッシが何とかしてくれると期待し、それ以上にアルゼンチン代表がそうでした。

 ロシア・ワールドカップ予選の最終戦、彼がエクアドル代表との一戦でハットトリックを達成しなかれば、予選落ちだったわけですからね。
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明日、タイヤ交換を考えています

2021-11-23 20:29:10 | 日記
 今日は暖かい陽気でしたが、一転して明日は寒くなると聞きました。

 僕は明日非番なのですが、スタッドレスタイヤの交換をしようかなと考えています。

 長野県はスキー場が多く、長野冬季五輪開催の実績もありますから、多くの方が北海道や青森県、秋田県のように雪が多いと思うかもしれませんが、実際はそうでもありません。

 僕の住む千曲市は、白馬村や菅平高原のようなスキー場施設のある市町村と比べても、積雪は劇的に少ないのですが、それでも雪は降ってほしくないですね。

 日本に限らずブラジル出身選手が世界中で活躍するのがサッカーです。

 ですから移籍先で初めて雪を見た、冬季には車のタイヤを交換して滑らないように工夫するのだ、と知った選手は多いと思いますよ。

 2014年ブラジル・ワールドカップに出場したジャッジソン。

 彼はウクライナ・リーグの名門、シャフタル・ドネツクでの活躍が認められ、代表招集されましたが、本当にウクライナの冬はしんどいと感じたそうですよ。

 蛍光ボールは当然ですし、着用できる用具は脛あて、スパイクにストッキング、そして支給されたジャージと短パンだけですからね、陽気な気候のブラジルでは到底考えられない光景であり、寒さでしょう。

 Jリーグが今以上にファンを魅了し、発展するには欧州と同じ日程を組む必要は不可欠でしょうが、そう、冬季における積雪だけでなく飛行機や列車の遅延、延期のリスクを考慮すれば簡単に決断はできません。

 実は村井満Jリーグチェアマンが、2022年3月で任期切れとなり、新しい人事が予定されています。

 日刊スポーツが楽天出身の島田さん、という方が後任になると報道したようですが、新しいチェアマンの課題の一つがこの日程問題であると考えます。
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