面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

菅内閣は1年で終わらせなければならない

2020-09-09 23:00:41 | 経済
~~引用ここから~~
https://gamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.org/c/s/gamp.ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12623371748.html?usqp=mq331AQRKAGYAa7DrveNkOaZuwGwASA%3D

これから始まる「安倍政権以上」の構造改革

(略)

 いずれにせよ、潜在成長率がゼロに落ち込む今後数年間、日本ではこれまで以上に「構造改革」が推進され、国民や企業、生産者を不要(というか有害)な競争に叩き込む政策が繰り返されることになるでしょう。

 特に、コロナ危機を受け「ゾンビ企業論」「企業の新陳代謝論」が復活してきました。

 自分は「絶対に安全な場所」から、苛烈な競争の中で苦しみ、業績が悪化している企業、経営者、従業員に対し、
「お前たちは甘やかされている。ゾンビ企業は退場させ、新陳代謝を進める必要がある」
 と言ってのける、人間の屑たちが跋扈することになるでしょう。

『菅氏、中小企業の再編促す 競争力強化へ法改正検討
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO63502940W0A900C2EA2000?n_cid=NMAIL006_20200906_A&s=4
 菅義偉官房長官は5日の日本経済新聞のインタビューで中小企業の統合・再編を促進すると表明した。中小の成長や効率化の阻害要因とも指摘される中小企業基本法の見直しに言及した。アベノミクスの継承と同時に、グローバル市場における日本経済の競争力強化に政策の照準を定める。(後略)』

 菅官房長官の言う「競争力強化」は、実は嘘で、単なる「競争強化」です。実際には、需要不足と「それ故の過激な競争」が「成長や効率化の阻害要因」になっているにも関わらず、真逆のレトリックで中小企業を潰しにかかる。

 後略部で、菅官房長官は、
「中小の再編を必要であればできるような形にしたい」
 と語っています。つまりは、潰れるところは潰れろ、という話です。さらに、
「地方の銀行について、将来的には数が多すぎるのではないか」
 と、銀行の寡占化という、まさに発展途上国型の収奪型制度を目指す方針を明確化しています。(収奪型制度の国は、例外なく銀行が寡占もしくは独占状態になる)

 もっとも、確実に「安倍以上」となる菅内閣(予定)の構造改革路線は、長続きはしないでしょう。何しろ、国民が耐えられません。

 そして、長続きさせてはいけません。

 潜在成長率引き上げのための構造改革、だの、コロナ危機の最中に「ゾンビ企業」「新陳代謝」「中小企業の再編」などと言い出す連中が、いかに嘘つきであるか。多くの国民が早急に理解し、民意に基づき、構造改革にストップをかけなければならないのです。

 何しろ、「次の内閣」は、「安倍政権以上」の構造改革、グローバリズム路線を突っ走ることが、ほぼ確定しているのです。

(略)
~~引用ここまで~~


菅新内閣は第一次安倍晋三内閣になるということか。小泉純一郎の後を継いだ安倍晋三は張り切っていた。小泉純一郎以上の新自由主義、構造改革に邁進すると。内閣と党を自分に近い人材で固め、支那との関係を改善し、国債発行も30兆円以内に抑える、と。

そして国民はその政治に耐えられなくなり、参議院通常選挙で惨敗し、政権を逐われた。体調不良が理由とされているが、参議院通常選挙惨敗に伴う党内の反発を抑えられなかったことが退陣の理由だ。

国民は小泉純一郎による痛みを伴う改革の「果実」を求めていたのに与えられたものはさらなる「痛み」だけだった。党も内閣も「お友達」で固めたから派閥長老が公然と反発する。お友達で固めたはずの内閣なのに首相が閣議に入ってきても閣僚は誰も立たない。第一次安倍晋三内閣は崩壊していた。マスコミ対策をする人材もいなかったから連日支持率は下がっていった。民主党に対する期待が大きかったのも参議院通常選挙の敗因のひとつだ。

菅義偉は支持率が高いうちに衆議院を解散し、総選挙に持ち込む可能性がある。何しろ野党は体勢が整っていない。新内閣への期待が高いうちに総選挙に持ち込むのは大いにあり得る。

第一次安倍晋三内閣時の安倍晋三より菅義偉は老獪だ。「お友達」人事はやらないだろうし、マスコミ対策も万全だろう。しかしこれ以上の構造改革に国民は耐えられない。新型コロナウイルスによる経済活動の抑制の「痛み」がそろそろ出てくる。失業者は数十万人になるのではないか。

構造改革に国民は耐えられない。耐えてはいけない。菅新内閣の支持率を下げて政権から逐わなくてはならない。第一次安倍晋三内閣のように。

しかし野党がボロボロだったとはいえ第二次安倍晋三内閣は国政選挙に6連勝し、7年8か月の憲政史上最長記録を更新した。経済は年1%の成長だったにも関わらずだ。菅新内閣もそうなる可能性はある。長期政権の後は反動で短命内閣になるのがこれまでの常だったが、1度退陣した政治家が首相に再登板することもなかった。しかもそれが憲政史上最長の内閣になるなど。

そうさせてはならないが、上手くいくかはわからない。


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