面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

インドへの援助、投資は金をドブに捨てるようなものだ

2022-03-20 18:12:03 | 経済
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インドに円借款3000億円 鉄道建設、医療施設整備 | 共同通信

【ニューデリー共同】日本、インド両政府は19日、インドのデリー首都圏と西部ムンバイ間の貨物専用鉄道建...

共同通信

 


 【ニューデリー共同】日本、インド両政府は19日、インドのデリー首都圏と西部ムンバイ間の貨物専用鉄道建設や北東部アッサム州の医療施設整備など計7件に約3122億円の円借款を供与する文書に署名した。サイバーセキュリティー分野の情報共有や研究開発協力でも合意した。岸田文雄首相とモディ首相がニューデリーで会談後、文書交換式に立ち会った。

 円借款7件には、南部チェンナイ都市圏の地下鉄建設、南部ベンガルール都市圏の上下水道整備、北東部トリプラ州の国道整備が含まれる。日本政府はこれらの事業により、現地の産業能力強化や医療サービス改善につながるとしている。
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日印首脳、声明で戦闘停止要求 岸田首相、5兆円投資表明 | 共同通信

【ニューデリー共同】岸田文雄首相は19日(日本時間同)、インドのニューデリーでモディ首相と会談した。...

共同通信

 


 【ニューデリー共同】岸田文雄首相は19日(日本時間同)、インドのニューデリーでモディ首相と会談した。ロシア軍の侵攻を受けているウクライナ情勢について意見交換。国際法に基づいて紛争の平和的解決を求める必要があるとの認識で一致した。首脳共同声明では、ウクライナの紛争と人道危機に深刻な懸念を示し、戦闘の即時停止を求めた。岸田首相は、日本が今後5年間で官民合わせて5兆円をインドに投資する目標を掲げると表明した。

 ただモディ氏は共同記者発表でウクライナ侵攻に関する言及はせず、共同声明でもロシアを名指しした表現はなかった。
~~引用ここまで~~


岸田文雄がインドを訪問し、3000億円の円借款と5兆円の投資を発表したときはまた怒りでくらくらした。インドが親日とか親露ではなく外国に援助、投資することが無駄なのだ。国内を見てみるが良い。インフラさえボロボロではないか。壊れた橋を建て直すことさえ予算不足で出来ないんだ。それなのに外国には気前良く援助、投資する内閣総理大臣と財務省、外務省、自民党が信じられない。

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そしてインドに援助、投資することは考え直したい。ロシアのウクライナ侵略でもロシアを非難せず、今回の共同声明でもロシアへの名指し非難はなかった。ソ連時代からインドとロシアは関係が深いのだ。日本がそこに割り込むことはできない。だから援助や投資を重ねてもインドの友好を買うことは出来ないのだ。いやインドに限らず金で友好は買えない。だから援助、投資は無駄なのである。金をドブに捨てるようなものだ。

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中国視野、クアッド強化に腐心 日印首脳会談、対ロ姿勢で温度差も:時事ドットコム

【ニューデリー時事】岸田文雄首相が今年初の外国訪問先にインドを選び、日印両国と米国、オーストラリアの4カ国による「クアッド」の枠組み強化に向...

時事ドットコム

 


 【ニューデリー時事】岸田文雄首相が今年初の外国訪問先にインドを選び、日印両国と米国、オーストラリアの4カ国による「クアッド」の枠組み強化に向け、モディ首相との信頼関係構築に努めた。中国の覇権主義的な動きに結束して対処していきたい考えだが、ウクライナに軍事侵攻したロシアへの姿勢には温度差も目立った。

 日本にとってクアッドは対中戦略の中核の一つだ。インド太平洋地域で影響力を増す中国の存在は、日印双方にとって脅威となっている。外務省幹部は「インドをわれわれの陣営につなぎ留めることが大事だ」と訪印の意義を強調する。

 両国首脳の相互訪問は、新型コロナウイルス感染拡大などの影響で、3年半近く途絶えていた。日印外交筋によると、インド側は5月にも日本で開催されるクアッド首脳会合に先立ち、岸田首相の訪印を強く要請。日本側もインド重視の姿勢を示すため、最優先で応じることを決めた。

(略)

 ウクライナ情勢で十分な成果が見通せない中、首相が訪印を決断したことに、政府内からは「なぜ今インドなのか」(関係者)と疑問の声もあった。日米欧とインドの「溝」をかえって浮き彫りにしかねないからだ。

 「ふに落ちないかもしれないが『それはそれ』だ。最大の脅威である中国に備える点はぶれてはいけない」。外務省幹部はこう理解を求めた。
~~引用ここまで~~


ロシアへの経済制裁にはインドが加わらずとも十分だ。G7の経済制裁でロシアは苦しい。ロシアの経済力、GDPは韓国より小さいからだ。

>「ふに落ちないかもしれないが『それはそれ』だ。最大の脅威である中国に備える点はぶれてはいけない」。外務省幹部はこう理解を求めた。

だが外務省幹部のこの説明を聞くと莫迦莫迦しいと思ってしまうのだ。支那をここまで育てたのは外務省であり、日本だからだ。支那が経済成長すれば民主化するなどという「妄想」に取り憑かれ、天安門事件の際の制裁もお茶を濁し、天皇陛下を訪中させ、国際社会の経済制裁を解いたのが他ならぬ日本であり、自民党であり、外務省ではないか。

外務省の対支那援助の総括なくしてこれ以上の海外援助なし - 面白く、そして下らない

これまで支那に一体いくら援助と投資をしてきたのか。便宜を図ってきたのか。その支那に備えるためにインドを重視して援助、投資をするのは莫迦らしい。

支那に備えるためにインドに援助、投資をして育てることは同じ愚を繰り返すことでしかない。

インドはロシアと伝統的に友好関係にある。それには目を瞑っても、支那包囲網には加わって貰わなければ困る。しかしそれすらあまり期待できないようなのだ。

~~引用ここから~~

全方位外交、日本と相違も 分野ごとに連携先組み替え―インド:時事ドットコム

【ニューデリー時事】インドは未画定の国境問題を抱える中国のけん制を念頭に、日米、オーストラリアと「クアッド」の枠組みで協調している。ただ、イ...

時事ドットコム

 


 【ニューデリー時事】インドは未画定の国境問題を抱える中国のけん制を念頭に、日米、オーストラリアと「クアッド」の枠組みで協調している。ただ、インド外交の基本方針は、自国の利益を最大化するため、テーマごとに組む相手を変える独自の全方位外交。インドと関係の深いロシアへの制裁で日印が完全に足並みをそろえるのは、困難な情勢だ。

 インド外務省のバグチ報道官は17日の記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻に関し「敵意ではなく対話と外交」による解決を訴えると強調。日米豪の顔色をうかがって対ロ強硬姿勢を取る必要はないとの認識を示した。

(略)

 また、周辺国アフガニスタンでパキスタンの影響力増大を阻止する上でもロシアとの関係維持・強化は欠かせない。パキスタンも対ロ関係構築に動いており、2月にはカーン首相がパキスタン首相としては23年ぶりにロシアを訪問、プーチン大統領と会談した。

 インドは2019年、イランからの原油輸入自粛を求めた米国に一時、反発したこともある。クアッドについては、最大の貿易相手国でもある中国との決定的対立につながる事態を恐れ、「軍事同盟ではない」と繰り返し表明してきた。対中・対ロで連携を深めたい日米が、インドに振り回される状況は続きそうだ。
~~引用ここまで~~


国家には永遠の友も敵もなくあるのは永遠の国益だけだ。

この古人の名言を忠実に守っているのがインドと云えるかもしれない。インドはインドの国益を重視しているだけなのだ。だがだからこそ日本がインドに傾斜することは危険なのだ。インドはこちらの期待通り動くことはないからである。

インドは他国とは決定的な対立を避け、その間に国力、経済力を伸ばす方針なのだろう。もちろん軍事力もだ。それが国益に繋がるからだ。

支那包囲網にさえ満足に加わらないのに勝手な期待をして援助、投資を繰り返す。その日本の外交は間違いだ。インドは先進民主主義国家とは異質な國なのだ。

インドへの幻想を捨てよう - 面白く、そして下らない

インドがこちらの期待通りに動かないのであれば、日本も遠慮することはない。パキスタンと関係を強化すれば良い。パキスタンも地域大国であり、核保有国だ。まあ親日国家ともいえる。何より支那との関係が深い親支那国家だが。

そのパキスタンと関係を強化して支那が台湾か尖閣諸島ないし沖縄県を侵略した際に出来うる限り支那とパキスタンを引き離したい。支那の侵略に加勢してパキスタンが兵を派遣することはないだろうが、連合国安保理や総会で支持するかもしれない。それを棄権、できれば侵略非難に賛成させたい。

パキスタンは日本がインドばかりを重視することに苛立っているそうだ。首相は無理でも外相か防衛相を派遣して関係を深めたい。インドにも支那包囲網に加わらないならこちらもパキスタンと関係を強化するぞと脅しになる。いくらか日本の期待通りの動きをするようになるのではないか。





この歴史のようにパキスタンを利用してインドを動かし、支那包囲網に積極的に参加させる。それが外交というものだ。

インドとパキスタンが対立すればロシアと支那はそれぞれインドとパキスタンに付くだろう。しかし日本と米国はどちらの側にもつけない。それがわかっているからインドもパキスタンも日本には経済しか期待しないのだろう。できるだけ金を出させようということになるのではないか。

だが外国に援助と投資をすることは下の下策だ。日本国内に使う金が減り、国力、経済力は衰えるが、友好関係は金では買えないからだ。外務省や自民党の外交好きの議員はODAを増やしたがっているが、援助ほど無駄なことはない。高齢者には5000円しか配らないのに、インドには3000億円の円借款と5兆円投資だ。あまりにも莫迦げている。

インドに限らず外国への援助、投資は金をドブに捨てるようなものだ。止めるべし。

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