岸田文雄による外国援助の批判の話ばかりで飽きられそうなのだが、大事なことだと思うし、岸田があまりにも外国にバラマキばかり繰り返すから批判せざるを得ないのだ。
立憲民主党の原口一博が岸田文雄のインド太平洋地域へのバラマキ9.8兆円をツイッターで批判した。それを産経新聞が取り上げたことでツイッターは炎上した。ようやく有力政治家が内閣総理大臣の外国援助を批判したのだ。原口一博を絶賛したい。
原口一博の批判は正当なのだが、自民党信者は「投資だから」「外貨準備高だから」「貸すだけだから」などと岸田文雄の外国援助を擁護するのである。
カルト信者も怖いが、自民党の狂信者、盲信者(ネトウヨ、ネトサポ)も恐ろしい。自民党がやることなら何でも正しく擁護するのだから。私が批判すると「国士」扱いだ。自分達は現実主義者らしい。一人でも目を覚まして欲しいが、付ける薬がない。
「投資だから」というのは国内に投資するべきだろう。外国に投資しても投資額の毎年数%の収益を得られるに過ぎない。国内に投資すればまず投資額のGDPが増える。そして税収、雇用が生まれる。外国投資にはどれもない。資本の自由な移動を禁止するわけにはいかないが、日本企業には外国に投資せず全額国内に投資して欲しいくらいなのだ。
海外への援助、投資を止めて豊かになろう - 面白く、そして下らない
「外貨準備高だから」というのはドルだとそのままでは国内には使えないから外国に援助・投資して有効活用しようということらしい。それならドルを売って円にすれば良いと言うとそれは為替介入だと言ってくる。
だがドルのままでは途上国でも使えまい。現地通貨に両替するはずでそれは為替介入ではないのか。外貨準備高がドルなら米国企業を買収して技術を貰う方がよほど有益だ。途上国への援助は全く国益に繋がらない。
「融資だから」というのも論破できる。インドへの融資は返済期間が50年で利率は0.1%などという破格の条件だ。50年も経てばインフレで通貨価値が減損している。日本はデフレだから通貨価値はあまり変化がないが、それでも50年前とは円の価値が違う。
融資の実体はほぼ贈与だ。後発発展途上国の場合は債権放棄をすることも少なくない。その場合は完全に贈与ではないか。国民がこれほど苦しんでいるのだから国民に国内に使うべきだ。
日本はずっとゼロ金利だが利益が見込めないから企業は借りようとしない。こういう場合は政府が国債を発行して、歳出を増やすしかない。減税でも良い。消費税を廃止すれば日本経済は高度経済成長するだろう。
そしてこれも繰り返しだが、「外交は金で買えない」のだ。日本が途上国をいくら援助しても援助された途上国は日本の言うことを聞かない。戦後日本はさんざん途上国に援助してきたが、日本の言うことを聞かせられた例はほとんどない。
インドに莫大な援助をするわけだが、インドはロシアと手を切らないではないか。それどころか連合国(国連)総会で北朝鮮非難決議にさえ賛成しないのだ。棄権だ。あれだけ援助してもこの態度。「外交は金で買えない」ということが証明されただろう。
光文社のフラッシュは度々内閣総理大臣の外国援助を批判している。これは高く評価している。インドは全く言質を取らせなかったのだ。何度でも繰り返そう。「外交は金で買えない」。
外交は軍事力を背景にして行うものだ。軍事に偏るな?莫迦を言ってはいけない。軍事力なくして外交はできない。そのこと国民もマスコミも知識人も何より自民党と外務省が理解する必要がある。
立憲民主党の原口一博が岸田文雄のインド太平洋地域へのバラマキ9.8兆円をツイッターで批判した。それを産経新聞が取り上げたことでツイッターは炎上した。ようやく有力政治家が内閣総理大臣の外国援助を批判したのだ。原口一博を絶賛したい。
岸田氏、ウクライナ訪問へ。インドで8兆円約束してきた岸田氏。ウクライナで幾ら約束してくるのか?中国の和平案に賛成するなとでも言うのか?ウクライナの人々にもっと戦いなさいと言うのか?無事に帰ってきて欲しいが帰ってきたら総辞職してほしい。
— 原口 一博 (@kharaguchi) March 21, 2023
~~引用ここから~~
立憲民主党の原口一博元総務相は21日、ツイッターで、岸田文雄首相のウクライナ電撃訪問について、「無事に帰ってきてほしいが帰ってきたら(内閣)総辞職してほしい」と投稿した。
「インドで8兆円約束してきた岸田氏。ウクライナでいくら約束してくるのか? 中国の和平案に賛成するなとでも言うのか? ウクライナの人々にもっと戦いなさいと言うのか?」とも書き込んだ。
8兆円とは、首相が20日にインドで2030年まで官民合わせて750億ドル(約9兆8000億円)以上をインド太平洋地域に投じると表明したことを踏まえたとみられる。
~~引用ここまで~~
原口一博の批判は正当なのだが、自民党信者は「投資だから」「外貨準備高だから」「貸すだけだから」などと岸田文雄の外国援助を擁護するのである。
カルト信者も怖いが、自民党の狂信者、盲信者(ネトウヨ、ネトサポ)も恐ろしい。自民党がやることなら何でも正しく擁護するのだから。私が批判すると「国士」扱いだ。自分達は現実主義者らしい。一人でも目を覚まして欲しいが、付ける薬がない。
「投資だから」というのは国内に投資するべきだろう。外国に投資しても投資額の毎年数%の収益を得られるに過ぎない。国内に投資すればまず投資額のGDPが増える。そして税収、雇用が生まれる。外国投資にはどれもない。資本の自由な移動を禁止するわけにはいかないが、日本企業には外国に投資せず全額国内に投資して欲しいくらいなのだ。
海外への援助、投資を止めて豊かになろう - 面白く、そして下らない
「外貨準備高だから」というのはドルだとそのままでは国内には使えないから外国に援助・投資して有効活用しようということらしい。それならドルを売って円にすれば良いと言うとそれは為替介入だと言ってくる。
だがドルのままでは途上国でも使えまい。現地通貨に両替するはずでそれは為替介入ではないのか。外貨準備高がドルなら米国企業を買収して技術を貰う方がよほど有益だ。途上国への援助は全く国益に繋がらない。
「融資だから」というのも論破できる。インドへの融資は返済期間が50年で利率は0.1%などという破格の条件だ。50年も経てばインフレで通貨価値が減損している。日本はデフレだから通貨価値はあまり変化がないが、それでも50年前とは円の価値が違う。
融資の実体はほぼ贈与だ。後発発展途上国の場合は債権放棄をすることも少なくない。その場合は完全に贈与ではないか。国民がこれほど苦しんでいるのだから国民に国内に使うべきだ。
日本はずっとゼロ金利だが利益が見込めないから企業は借りようとしない。こういう場合は政府が国債を発行して、歳出を増やすしかない。減税でも良い。消費税を廃止すれば日本経済は高度経済成長するだろう。
そしてこれも繰り返しだが、「外交は金で買えない」のだ。日本が途上国をいくら援助しても援助された途上国は日本の言うことを聞かない。戦後日本はさんざん途上国に援助してきたが、日本の言うことを聞かせられた例はほとんどない。
インドに莫大な援助をするわけだが、インドはロシアと手を切らないではないか。それどころか連合国(国連)総会で北朝鮮非難決議にさえ賛成しないのだ。棄権だ。あれだけ援助してもこの態度。「外交は金で買えない」ということが証明されただろう。
~~引用ここから~~
3月20日、岸田文雄首相は訪問先のインドで演説し、「自由で開かれたインド太平洋」の新たな推進計画を発表した。グローバルサウスと呼ばれる途上国のインフラ支援として、日本が2030年までに官民で750億ドル(約9兆8000億円)以上の資金を投じると明かした。
具体策として、政府開発援助(ODA)の拡充や、同志国の軍への安全保障面での無償支援も進めるとし、「日ASEAN統合基金」に1億ドル(約131億円)を拠出するとも表明した。
演説を終えた岸田首相は、モディ首相とニューデリーの「ブッダ生誕記念公園」を45分間ほど散策。モディ氏は岸田首相を「Excellency(閣下)」と呼び、公園内の花や鳥などの話題で談笑した。モディ首相が、岸田首相を「歓待したい」と誘ったという。
「モディ首相との会談では、G7広島サミットと9月にニューデリーで開かれるG20首脳会議の成功に向け、緊密に連携することで一致。G7サミットに招待すると伝えると、モディ首相も快諾しています」(政治担当記者)
2022年3月、岸田首相は、首相就任後初の2国間訪問としてインドを選んだ。モディ首相と会談し、向こう5年間でインドへ5兆円投資するとの目標を掲げた。それからちょうど1年たち、順調に実績が重ねられていることを両首脳とも歓迎したという。
「外務省のサイトでは、今回の首脳会談の成果がアピールされています。たとえば、インドの高速鉄道の進展に向け、日本が3000億円を限度とする円借款を供与することで合意したなどと書かれています。
気になるのは、ワーキングランチの成果として、『力を背景とした東・南シナ海の現状変更は許容しないことを確認』『北朝鮮への対応で引き続き連携』『スリランカについて緊密に連携』『安保理改革に向け引き続き緊密に連携』と、“確認” や “連携を継続” としか書かれていないことです。
5兆円に続き、今回も9.8兆円超を支援しながら、日本が得るものは、インドとの『緊密な連携』と『モディ首相の訪日』のみ。日本が15兆円投じただけのメリットはなにがあるのかと、疑問の声も出ています」(同)
実際、SNSでは、岸田首相の新たな対外支援策に対し、批判的な声が上がっている。
《やはりまた支援金などをばらまいてきました。このお金どこにあるんでしょう》
《その金そのまま、少子化対策、貧困対策に使え!日本は最早途上国だわ!》
《そのお金はどうするの?増税ですか?まずは今のインフレをどうにかして下さい。支援より支援される方になりますよ。未来が心配です》
インド訪問後、ウクライナの首都キーウを電撃訪問する岸田首相。ゼレンスキー大統領には、どれほどの支援を約束するのか。
~~引用ここまで~~
光文社のフラッシュは度々内閣総理大臣の外国援助を批判している。これは高く評価している。インドは全く言質を取らせなかったのだ。何度でも繰り返そう。「外交は金で買えない」。
外交は軍事力を背景にして行うものだ。軍事に偏るな?莫迦を言ってはいけない。軍事力なくして外交はできない。そのこと国民もマスコミも知識人も何より自民党と外務省が理解する必要がある。
日本としては、「ウクライナ戦争を我が事として捉え、軍事大国の侵略が成功したと言う事例を残してはならない」という意思を強くアピールできたと思います。グロテスクな巨悪な国「支那」に対しての強力な抑止力にもなったはずです。
日本は、憲法上軍事支援は難しいとしても、難民への生活支援、都市の再建、農地の再生、地雷除去などを積極的にやるべきでしょう。
戦争が終わりウクライナが復興を果たしたら、日本はウクライナから多くの利益を得ることができるはずです。理由は、日本にとって最重要である小麦や
大麦、トウモロコシ、ヒマワリ油、馬鈴薯などの穀物資源は豊富であること。(生産量は全て世界5位以内に入っている?)。さらに石炭や鉄鉱石、マンガンなどの地下資源も豊富だからです。
原口さんは、「中国の和平案に賛成するなとでも言うのか?」言ってましたが、わたくし的には、「賛成する奴はマヌケなピエロ野郎」だと思ってます!(笑) 中国の和平案は、全くのデタラメ、茶番です。
支那とロシアの首脳会談にぶつかったのは大きかったですね。しかしするなら軍事支援をするべきでした。10式戦車を1個中隊14両。憲法上の問題も岸田文雄が決断すればできるのですから。その方がウクライナの復興支援で世界のATMにならずに済みます。
原口一博は外国援助は無駄だと批判したのは良いんですが、どこかズレています。その辺り支持が増えない理由でしょう。