「マスコミが愚かな國は国民も愚かになる」は事実か

ウォーレン・バフェットは「マスコミが愚かな国は国民も愚かになる。国民の情報源はマスコミしかないから」と言っていたそうだ。それは事実かもしれないが、少し考えたい。

古人の箴言としては「その国の政治を見ればその国の国民の頭の程度が分かる」というものがある。恐らくこちらも事実だろう。

そうすると結局政治はマスコミ次第なのかと暗澹とした気持ちになる。日本のマスコミは愚かだからだ。ふたつその理由を挙げる。

マスコミは朴槿恵を親日政治家と評したり、尹錫悦が徴用工解決策を出すと韓国は親日になると報じたり、定見がない。朴槿恵は反日だったし、今まで反日だった韓国人が一夜にして変わることなどない。

また経済では財務省の犬となって財政破綻すると繰り返し報道して国民を洗脳している。そのせいで経済は1997年から名目GDPは2%しか成長せず完全に停滞している。

国民はずっと経済を何とかしてくれと政治に望んでいるが、歳出を増やすことは「バラマキ」だとマスコミが批判するのでそれに賛成することも難しい。国民は洗脳されていると感じる。

やはりマスコミが愚かだと国民も愚かになるのか。国民の情報源はマスコミしかないから。

ネットがあると反論する人もいるだろう。しかしネットも情報源はマスコミであることが多いのだ。5ちゃんねる（2ちゃんねる）もニュース速報のソースはマスコミだ。信憑性不明のネット発の発言はソースとは見なされない。

ネットはマスコミを情報源にして議論や解釈をするのであってネットそのものは情報源にはならない。

指導者層はマスコミ意外に情報源を持っているだろう。しかし一般国民の情報源はマスコミしかないのだ。そのマスコミが財務省の犬となって緊縮財政プロパガンダをしているので抵抗しているのだが、バフェットにそうした事実を突き付けられることはなかなかキツい。

ネットで新聞不買とテレビの不視聴を呼び掛けることが無意味とは思わないが、国民の情報源はマスコミしかないとバフェットに言われると、どうしたものかと思えてくる。

新聞、マスコミの大マスコミはジャニー喜多川の性的虐待をどこも報道しない。しかし雑誌や辞めジャニの暴露で「公然の秘密」になっている。そこに光明を見出だすべきなのか。

マスコミにネットで抵抗することは無意味なのだろうか。いや元々徒手空拳で立ち向かうと分かっていたことだ。やるだけやる。それだけだ。


（参考記事）

ノージャパンからイエスジャパンの韓国