日本近代史を学び直したい

黒船来航辺りから大東亜戦争の敗戦まで日本近代史を学び直したい。学び直すといっても大学で講義を受けるなどという大層なことではない。日本近代史について書かれた歴史書を読み直すくらいだ。

以前も書いたが、高校では日本史を選択しなかったので高校の日本史は習っていない。大学でも歴史の講義は修めなかった。だから中学までで習った歴史の知識しかない。

中学時代の社会科、歴史、の担当教師は左翼教師ではなかったが、近代史はあまり取り扱わないおそらく標準的な教師だった。だから近代史の知識が欠けている。歴史の成績は良かったが、何分20年前のこと。よく覚えていない。探せばノートが見つかるかもしれないが。

もういちど読む 山川日本近代史 | 山川出版社

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歴史と教科書の山川出版社

 

それには『もういちど読む 山川日本近代史』が良いだろうか。山川の歴史書は大学入試には日本史も世界史も山川一冊で東大も早慶も合格できると言われるくらい信頼の一冊だ。批判もあるが。

今まで色々な歴史書を読んできたが、教科書程度の知識がないと何を言っているのかわからないことが少なくない。通説に異議を唱えるための歴史書なので通説を知っていないと話にならないのだ。そして大抵の歴史書で通説までは詳説しない。

支那や韓国に反日左翼が侵略戦争だ、虐殺だ、残虐な植民地支配だなどと難癖をつけてきても歴史を知らねば反論しようがない。

部分的には教科書以上の知識を身に付けているが、近代史としては心許ない。とくに第一次世界大戦終結後からがあやふやだ。

幣原軟弱外交や「第一次南京事件」については詳説を知りたい。幣原が英米と協調して支那に報復していれば大東亜戦争は避けられたのではあるまいか。

イスラエルが世界から「やり過ぎ」と非難を浴びても報復を止めないのは侮られることが自国民のさらなる被害に繋がり、ひいては亡国になると考えているからだ。国家は侮りを放置してはならない。あるいは個人もだ。だがまあいじめられている子供に自分の尊厳を守るために闘えというのは酷だ。

大東亜戦争についてはさらに詳細に学び直す必要があると考えている。レイテ沖会戦で聯合艦隊が破れるまではギリギリ勝つ可能性があった。あとは一方的に蹂躙されるだけだ。戦死者も最後の1年に9割が集中している。

それまでにできることなかったのか。様々な歴史書、コラムがあるがある程度前提となる知識がないとなんのことだがわからない。もちろん全てがわからないわけではないが、全てがわかるわけでもない。

大東亜戦争は現代の安全保障論、自衛隊の組織のあり方や訓練の仕方、兵器の導入方法まで学ぶものが多いと考えている。

大東亜戦争や支那事変が侵略戦争であったのか、自衛戦争であったのかなど敗戦のせいで近代史は学びにくい。日教組の左翼教師に当たってしまった生徒は気の毒だ。しかしそれでも古代や中世のことを学ぶより黒船来航辺りから大東亜戦争の敗戦までの日本近代史を中学、高校で学んだ方が子供のためになるはずだ。

今は本を読むことができないくらい頭が働かないのだが。