~~引用ここから~~
肉や魚、総菜の食品容器や文房具など、家庭から出る様々なプラスチックごみ(プラごみ)について、政府は新たに「プラスチック資源」(プラ資源)の区分を設けて一括回収するよう全国の市区町村に要請する方針を固めた。家庭プラごみは「可燃ごみ」「不燃ごみ」など、自治体ごとに回収区分がまちまちのため、プラごみ専用の区分を新設してリサイクルを促進する狙いがある。
リサイクルへ 政府検討
環境省と経済産業省は、21日に開かれる有識者らの審議会で制度変更の原案を示す。その後、審議会などで制度の整備案を年度内にとりまとめ、2022年度以降の一括回収を目指す。
家庭から出るプラごみは、食品容器や菓子袋、文房具、レジ袋など多岐にわたる。ごみ回収は市区町村単位で行われるが、ペットボトル以外のプラごみの回収区分は、「燃える(可燃)ごみ」や「燃えない(不燃)ごみ」、プラスチック製マーク(プラマーク)の付いた「プラスチック製容器包装」とまちまちで、全国的に統一されていない。
環境省によると、全国の自治体のうち、1336市区町村(77%)は既にプラ製容器包装としてプラごみを分別回収している。ただ、容器包装以外の玩具や文房具といったプラごみは対象とならない。こうしたごみは可燃ごみ、不燃ごみとして焼却・埋め立て処分され、リサイクルされないことになる。東京23区の11区では、プラごみを可燃ごみとして焼却している。
このため、政府は今後、プラごみをまとめて「プラ資源」とする区分を設けることにした。全国の自治体に一括回収を求め、リサイクルしやすい環境を整える。
プラごみのリサイクルは低迷している。一般社団法人「プラスチック循環利用協会」(東京)によると、18年の国内プラごみ計891万トンのうち、新製品に再生する「マテリアル・リサイクル」が208万トン(23%)など、リサイクル率は3割に満たない。プラごみを選別する必要などから手間とコストがかかるのが低調の理由とされる。
こうした背景を踏まえ、新制度では、回収後のプラごみを自治体から直接施設に運び込む体制づくりを目指し、リサイクル施設内でじかに選別できる設備を強化する。現在は、プラ製容器包装ごみであっても、自治体が委託する選別業者たちの選別を経てリサイクル施設に運ばれているため、工程を簡素化することで、自治体の財政負担の軽減を図るという。
~~引用ここまで~~
プラごみをプラスチック資源としてリサイクルできるならそれに越したことはない。現在のリサイクル率は3割に満たない。残りは焼却か埋め立てだ。「サーマルリサイクル」としてもリサイクルされていないのではないか。
プラごみを途上国に輸出していたこともリサイクルの費用の問題からだろう。確かに途上国は人件費は安いが、ごみ処理能力も低い。ごみが海に溢れ出てしまうだろう。途上国をごみ箱扱いするのは好ましくないとのことで輸出は禁止された。
しかし
>プラごみを選別する必要などから手間とコストがかかるのが低調の理由とされる。
についての目処は立ったのだろうか。「マテリアルリサイクル」に掛かる手間と費用が新しくプラスチック製品を作るより掛かるならサーマルリサイクルで燃料にしてしまった方が効率的なのだ。
~~引用ここから~~
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%ABサーマルリサイクル
(略)
マテリアル/ケミカルリサイクルで(他の処理方法に比べ余計に)かかる石油の量、環境コスト>それらによる削減できる石油の量、環境コスト
このような状況が発生するのであれば、サーマルリサイクルの方が適していると言える。
例えば、新たに石油から1本のペットボトルを作るのに必要な資源を1とした場合に
ペットボトルをマテリアルリサイクルして再生ボトルを作る場合の資源量が1を下回る場合はマテリアルリサイクルするべきである。
アルミ製品のマテリアルリサイクルが積極的に推し進められるのはこのためである。
逆に1以上掛かってしまう場合、マテリアルリサイクルは本末転倒なので1本新造して使用済みボトルはサーマルリサイクルすべきある。
この場合、サーマルの方が1の資源で新しいボトル1本+燃料(になりうる廃材)を得ることができるので効率がいい。
ということである。
(略)
~~引用ここまで~~
マテリアルリサイクルが非効率だとわかってしまうと既存のリサイクル業者が廃業に追い込まれるかもしれない。全体としてはそれで良いはずだが、既得権にズブズブでは効率的なサーマルリサイクルを選択できまい。
またサーマルリサイクルを問題があるリサイクルの仕方だと捉える向きもある。以前の毎日新聞の社説はそうだった。
リサイクルは手段であって目的ではないのだ。合理性、効率性、経済性を重視したい。日本人はとかく非合理なことをしたがる悪癖があるので、環境問題に限らずそれは重要だ。
肉や魚、総菜の食品容器や文房具など、家庭から出る様々なプラスチックごみ(プラごみ)について、政府は新たに「プラスチック資源」(プラ資源)の区分を設けて一括回収するよう全国の市区町村に要請する方針を固めた。家庭プラごみは「可燃ごみ」「不燃ごみ」など、自治体ごとに回収区分がまちまちのため、プラごみ専用の区分を新設してリサイクルを促進する狙いがある。
リサイクルへ 政府検討
環境省と経済産業省は、21日に開かれる有識者らの審議会で制度変更の原案を示す。その後、審議会などで制度の整備案を年度内にとりまとめ、2022年度以降の一括回収を目指す。
家庭から出るプラごみは、食品容器や菓子袋、文房具、レジ袋など多岐にわたる。ごみ回収は市区町村単位で行われるが、ペットボトル以外のプラごみの回収区分は、「燃える(可燃)ごみ」や「燃えない(不燃)ごみ」、プラスチック製マーク(プラマーク)の付いた「プラスチック製容器包装」とまちまちで、全国的に統一されていない。
環境省によると、全国の自治体のうち、1336市区町村(77%)は既にプラ製容器包装としてプラごみを分別回収している。ただ、容器包装以外の玩具や文房具といったプラごみは対象とならない。こうしたごみは可燃ごみ、不燃ごみとして焼却・埋め立て処分され、リサイクルされないことになる。東京23区の11区では、プラごみを可燃ごみとして焼却している。
このため、政府は今後、プラごみをまとめて「プラ資源」とする区分を設けることにした。全国の自治体に一括回収を求め、リサイクルしやすい環境を整える。
プラごみのリサイクルは低迷している。一般社団法人「プラスチック循環利用協会」(東京)によると、18年の国内プラごみ計891万トンのうち、新製品に再生する「マテリアル・リサイクル」が208万トン(23%)など、リサイクル率は3割に満たない。プラごみを選別する必要などから手間とコストがかかるのが低調の理由とされる。
こうした背景を踏まえ、新制度では、回収後のプラごみを自治体から直接施設に運び込む体制づくりを目指し、リサイクル施設内でじかに選別できる設備を強化する。現在は、プラ製容器包装ごみであっても、自治体が委託する選別業者たちの選別を経てリサイクル施設に運ばれているため、工程を簡素化することで、自治体の財政負担の軽減を図るという。
~~引用ここまで~~
プラごみをプラスチック資源としてリサイクルできるならそれに越したことはない。現在のリサイクル率は3割に満たない。残りは焼却か埋め立てだ。「サーマルリサイクル」としてもリサイクルされていないのではないか。
プラごみを途上国に輸出していたこともリサイクルの費用の問題からだろう。確かに途上国は人件費は安いが、ごみ処理能力も低い。ごみが海に溢れ出てしまうだろう。途上国をごみ箱扱いするのは好ましくないとのことで輸出は禁止された。
しかし
>プラごみを選別する必要などから手間とコストがかかるのが低調の理由とされる。
についての目処は立ったのだろうか。「マテリアルリサイクル」に掛かる手間と費用が新しくプラスチック製品を作るより掛かるならサーマルリサイクルで燃料にしてしまった方が効率的なのだ。
~~引用ここから~~
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%ABサーマルリサイクル
(略)
マテリアル/ケミカルリサイクルで(他の処理方法に比べ余計に)かかる石油の量、環境コスト>それらによる削減できる石油の量、環境コスト
このような状況が発生するのであれば、サーマルリサイクルの方が適していると言える。
例えば、新たに石油から1本のペットボトルを作るのに必要な資源を1とした場合に
ペットボトルをマテリアルリサイクルして再生ボトルを作る場合の資源量が1を下回る場合はマテリアルリサイクルするべきである。
アルミ製品のマテリアルリサイクルが積極的に推し進められるのはこのためである。
逆に1以上掛かってしまう場合、マテリアルリサイクルは本末転倒なので1本新造して使用済みボトルはサーマルリサイクルすべきある。
この場合、サーマルの方が1の資源で新しいボトル1本+燃料(になりうる廃材)を得ることができるので効率がいい。
ということである。
(略)
~~引用ここまで~~
マテリアルリサイクルが非効率だとわかってしまうと既存のリサイクル業者が廃業に追い込まれるかもしれない。全体としてはそれで良いはずだが、既得権にズブズブでは効率的なサーマルリサイクルを選択できまい。
またサーマルリサイクルを問題があるリサイクルの仕方だと捉える向きもある。以前の毎日新聞の社説はそうだった。
リサイクルは手段であって目的ではないのだ。合理性、効率性、経済性を重視したい。日本人はとかく非合理なことをしたがる悪癖があるので、環境問題に限らずそれは重要だ。
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