~~引用ここから~~
【サンパウロ時事】中南米4カ国と米国を歴訪中の林芳正外相は8日、外務省内に「中南米日系社会連携推進室」を設置することを明らかにした。ブラジル・サンパウロで行われた日系人主要団体との会合で語った。外務省によると、中南米の日系人は約230万人を数える。
林氏は「中南米には日本を必ずしもよく知らない世代、若い世代の日系人の方々が増えている」と指摘。各国との友好の礎となっている日系社会との絆をより強固にする意向を示した。
~~引用ここまで~~
中南米に移民した日本人一世は苦労した。もともと日本では食わせられないから中南米に放り込んだ「棄民」の意味合いが強かった。
しかし日系人というか支那人、韓国人もそうだが、東アジアの伝統として子女への教育に力を入れる。そのおかげで中南米諸国で閣僚や軍の参謀総長など出世する日系人が現れている。失脚してしまったがペルーのフジモリ大統領などは國のトップにまで登り詰めたのだ。
だが日系人が日本という國にどれくらい親近感を覚えているかは心許ない。若い世代の日系人は日本語を喋れない人も少なくないのではないだろうか。それはもったいない。せっかく中南米に230万人もの日系人がいるのだ。日本と中南米諸国の架け橋になって貰いたい。
外務省も後れ馳せながらようやく「中南米日系社会連携推進室」を設置したようだが、日系人に日本語教育を施したり、日本の文化、伝統文化からサブカルチャー、アニメ、漫画までをどんどん体験して貰い日本という國に親近感を持って貰いたい。それにより日本外交がやりやすくなるはずなのだ。
それだけではない。日系人は日本人の子孫だから日本人の次に大事にしたい。資金援助はあまりできないが、文化的な交流を活発化させることで祖国日本をもっと身近に感じて欲しいのだ。
世界中に華僑がいる支那はネットワークがあるはずだ。支那人は個人主義、家族主義なので支那にあまり国益をもたらさないかもしれないが、それもやり方次第だろう。
皇族方に中南米諸国を御訪問してもらうことで日系人に祖国日本を感じてもらうのは最善ではないだろうか。あまり頻繁に御訪問すると「ありがたみ」がなくなるので頻度に関しては外務省と宮内庁に委ねたい。10年に1度くらいが良いのではないか。
他には例えば演歌歌手を中南米諸国に行かせてコンサートをさせるなどだ。もちろんある程度以上の中高年向けだが、日系人の若者が演歌を聴いて悪いことはない。
他にもアイドルやアニソンの歌手などに中南米ツアーをさせて日本に親近感を覚えてもらうのだ。今日本の漫画やアニメは大人気だから漫画家や声優などにトークショーをさせることも良いだろう。中南米諸国からあまり高くは金を受け取れないが円安だから儲けは出るはずだ。コロナ禍でイベントをさせるのは少し躊躇いもあるが。
これらは日系人を対象にしたいが、日系人だけに限ることもない。日本が好き、あるいは興味があればどんどん参加して貰えば良いだろう。ソフトパワーだ。日本好きが増えれば日本の財やサービスが売れるし、外交もやりやすくなる。
日系人を対象にするのは日本語教育だ。日常で日本語を使わなければ日本語は喋れなくなっていく。そうなっては日本への親近感どころか日系人という意識さえ薄くなってしまう。現地の大使館、領事館を拠点に日本語教育を施したい。漫画やアニメをオリジナルで見たり読んだりするためでも構わない。日本語が喋れない日系人は日系人という意識さえなくなるからだ。それは避けなければならない。
外務省が中心に中南米諸国の日系人とのつながりを保ちたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます