面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

日本はもう韓国に歴史問題で謝罪も賠償もしない

2022-07-20 21:35:47 | 北朝鮮・韓国
韓国の朴外相が訪日し、林外相と戦後最悪とも云われる日韓関係改善について会談したわけだが、お土産なしの手ぶらだった。

韓国大法院が日韓基本条約で完全かつ最終的に解決したはずの徴用工(実際は「徴用」されたわけではないようだ)に賠償するよう判決を出したせいで冷え込んでいた日韓関係は打開不可能になった。もう日本企業の在韓資産は「差し押さえ」されているのだが、それが売却され「現金化」された際には日本は取りうる限りの報復措置を取ると宣言している。そうなれば日韓関係は破綻だろう。

韓国に繰り返し「警告」してきたはずだが、韓国政府高官ですら「現金化」がレッドラインだと気づいていなかったようだ。尹錫悦大統領ですら反日の文在寅政権から政権交代すれば日本は謝罪と賠償をするだろうと楽観視していたようだ。

今まで日本は韓国が求めるままに謝罪と賠償に応じてきたからだ。それで解決するわけではなく、謝罪すれば、「心から謝罪しろ」と要求され、「心から謝罪する」と言っても「真正性がない」と言って納得しない。韓国には外交上歴史問題が解決されては優位に立てなくなり困るから解決するつもりがないのである。

日本人も戦後世代交代が進んだこともあるし、韓国に対して「いつまで謝罪すれば良いのか」と政府も国民も「謝罪疲れ」に陥った。ほとほとうんざりなのだ。

朴外相はそれでも日本に「誠意ある行動」を求めてきた。韓国の誠意ある行動とはつまり謝罪と賠償に応じろということだ。結局「日本も譲歩しろ」ということで受け入れられるはずがない。ここでまた謝罪と賠償を繰り返せば元の木阿弥だ。

安倍晋三は慰安婦問題で謝罪と「賠償」したため私の評価は低いが、「もうこれ以上日本は韓国に歴史問題で謝罪も賠償もしない」と決めた。それだけは評価できよう。

岸田文雄は朴外相との会談に応じるべきではなかった。岸田文雄自身も乗り気ではなかったのだし、「お土産」を何も持ってこないで「日本も誠意ある行動を」と譲歩を要求する韓国には冷や水を浴びせる必要があった。首相が会談に応じないくらいの対応を取ることでようやく韓国は日本が本当に怒っているとわかるし、もう謝罪も賠償もするつもりはないのだなとわかるのだ。岸田文雄には外交センスがない。

韓国は徴用工問題で官民協議会を発足させたが、早くも当事者の一部は不参加を表明している。尹錫悦に反日で凝り固まっている韓国人をまとめることは不可能だ。これ以上日本が譲歩することもない。時間切れで「現金化」がなされるかもしれない。だがそれはそれで良いとも思っている。

また日本が謝罪と賠償するよりは断然良い。報復措置をどのくらい取るのかは正直よくわからないが、「制裁」でさえない輸出優遇措置の撤廃で韓国はあれだけ騒ぎになったのだ。本気で報復するなら韓国は傾くだろう。今でさえ米国が利上げしてウォン安にならないよう韓国も利上げせざるを得ないのだから。

大きな声では言えないが安倍晋三が死んだことはむしろ良かったかもしれない。保守派は領袖を喪ったかのように思えるが、「保守を抑えることができるのは保守だけ」という通り、安倍晋三は保守派の抑え役でもあった。しかし安倍晋三はもういない。第五派閥の岸田文雄は保守派に配慮した政権運営をせざるを得ない。安倍晋三に泣きつけばなんとかなるということももうない。

いつも弱腰売国の外務省も徴用工問題では韓国に譲歩すべきとの声はない。その上自民党の保守派が目を光らせているのだ。岸田文雄が謝罪と賠償に応じることはあるまい。

日本はもう韓国に歴史問題で謝罪も賠償もしない。

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