面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

基礎的財政収支の黒字化は有害なだけだぞ財務省の犬日経新聞

2025-01-24 18:24:50 | 新聞社説批判
通常国会が召集された。少数与党でどうなるか愉しみだ。予算も法律も成立させるには野党の協力が必要なのである。どこを譲って協力を取り付けるのか。維新が高校無償化と引き換えに賛成したら興醒めなのだが。フジテレビの性上納問題もどうなるか目が離せない。

アクセスされたページを見ると令和6年11月の新聞のABC部数を知りたい人が多いようなのだが、大元のABC協会が発表してそれを5ちゃんねるに転載してくれないと私としても知りようがないのだ。私も早く知りたいのだが。11月分が遅いと12月分と重なってしまう。

だから今日は性懲りもなく基礎的財政収支の黒字化を求める日経新聞社説批判だ。基礎的財政収支の黒字化は無意味かつ有害なだけで達成しても何か得られるものがあるわけでもないのだが、財務省の犬は異常に拘っている。早くこの有害な目標を破棄する必要がある。そのために賛同者を増やすために批判を繰り返しているわけだ。

~~引用ここから~~
[社説]財政目標の実現に首相は責任を持て - 日本経済新聞

[社説]財政目標の実現に首相は責任を持て - 日本経済新聞

財政収支を黒字にする目標は、またもや絵に描いた餅で終わりそうだ。このままでは財政への信頼が崩れ、社会保障の持続性も防衛力の強化もおぼつかなくなる。石破茂首相は安...

日本経済新聞

 


財政収支を黒字にする目標は、またもや絵に描いた餅で終わりそうだ。このままでは財政への信頼が崩れ、社会保障の持続性も防衛力の強化もおぼつかなくなる。石破茂首相は安易に目標を先送りせず、もっと危機感を持って財政の健全化に取り組むべきだ。

内閣府は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)が2025年度に4.5兆円程度の赤字になるとの見通しを明らかにした。PBは政策を実施するために必要な経費を、国債の発行など借金に頼らず、どれだけ税収で賄えているかを示す指標だ。政府は01年度からこれを黒字にする目標を掲げてきた。

しかし、まだ一度も実現していない。24年6月の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)では、新型コロナウイルス禍で膨らんだ歳出構造を「平時」に戻し、PBを25年度に黒字化する目標を改めて明示していた。

昨夏の試算では、好調な税収を背景に25年度のPBは8000億円ほどの黒字になるはずだった。

それが一転して赤字の見通しとなったのは、経済対策の裏付けである24年度の補正予算が13.9兆円と、前年度を上回る規模になったからだ。実際の執行は25年度にまたがる項目も多く、PBの黒字化を妨げる大きな要因になる。

残念なのは、補正予算の編成で首相自身が「規模ありき」を主導したことだ。24年10月の衆院選で「昨年を上回る大きな補正予算」を成立させると明言した。中身を吟味する前に規模だけ約束したのは、選挙目当ての無責任なやり方だったと断じざるをえない。

無駄の多いバラマキ型の予算を続けている余裕はないはずだ。高齢化で医療や介護にかかる費用は膨らみ続ける。一方で、少子化への対応も欠かせない。厳しさを増す安全保障の環境に対処するには防衛予算の増額も必要だ。

日銀の追加利上げが予想され、金利の上昇で国債の利払い費はこれから一段と膨らむ。税収が好調なうちに借金をできるだけ減らす努力をしなければならないのに、それも十分とはいえない。

24日召集の通常国会では、少数与党のもとで25年度の予算案を審議する。与野党が夏の参院選などをにらんで歳出増を競い合う場にしてはならない。

大切なのは経済成長と財政健全化の両立だ。首相はその実現に向け、指導力を発揮すべきだ。

令和7年1月20日(21日朝刊)日経新聞社説
~~引用ここまで~~


>財政収支を黒字にする目標は、またもや絵に描いた餅で終わりそうだ。このままでは財政への信頼が崩れ、社会保障の持続性も防衛力の強化もおぼつかなくなる。石破茂首相は安易に目標を先送りせず、もっと危機感を持って財政の健全化に取り組むべきだ。
>内閣府は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)が2025年度に4.5兆円程度の赤字になるとの見通しを明らかにした。PBは政策を実施するために必要な経費を、国債の発行など借金に頼らず、どれだけ税収で賄えているかを示す指標だ。政府は01年度からこれを黒字にする目標を掲げてきた。
>しかし、まだ一度も実現していない。24年6月の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)では、新型コロナウイルス禍で膨らんだ歳出構造を「平時」に戻し、PBを25年度に黒字化する目標を改めて明示していた。

基礎的財政収支の黒字化は無意味かつ有害なだけで達成しても何か得られるものがあるわけでもない。そのために増税と歳出削減の緊縮財政を強いられれば経済は悪化し、ますます国民生活は苦しくなる。まず基礎的財政収支の黒字化は無意味かつ有害なだけで達成しても何か得られるものがあるわけでもない破棄すべき指標だと理解するべきだ。

>昨夏の試算では、好調な税収を背景に25年度のPBは8000億円ほどの黒字になるはずだった。
>それが一転して赤字の見通しとなったのは、経済対策の裏付けである24年度の補正予算が13.9兆円と、前年度を上回る規模になったからだ。実際の執行は25年度にまたがる項目も多く、PBの黒字化を妨げる大きな要因になる。

基礎的財政収支の黒字化を無理に達成しようとすればGDP3~4%縮小するだろう。ズル賢い財務省はそれがわかっているから基礎的財政収支の黒字化目標は掲げて緊縮財政をしつつも達成するよう無理はしないのだ。

>残念なのは、補正予算の編成で首相自身が「規模ありき」を主導したことだ。24年10月の衆院選で「昨年を上回る大きな補正予算」を成立させると明言した。中身を吟味する前に規模だけ約束したのは、選挙目当ての無責任なやり方だったと断じざるをえない。

国債の増発により大規模減税か財政出動をしない限り経済が破綻するほど縮小してしまうのだ。規模ありきでそれなりの規模の減税か財政出動が必要なのである。選挙目当てだけではないのだ。

>無駄の多いバラマキ型の予算を続けている余裕はないはずだ。高齢化で医療や介護にかかる費用は膨らみ続ける。一方で、少子化への対応も欠かせない。厳しさを増す安全保障の環境に対処するには防衛予算の増額も必要だ。

「無駄」な予算もそれなりにあるが、必要な予算を削りすぎた。医療現場は回らなくなっているし、薬価を引き下げすぎて薬が足りなくなっている。大学予算も削りすぎて研究に金が回らず科学技術力が落ちている。これ以上予算は削れないのだ。

>日銀の追加利上げが予想され、金利の上昇で国債の利払い費はこれから一段と膨らむ。税収が好調なうちに借金をできるだけ減らす努力をしなければならないのに、それも十分とはいえない。

国債の債務は今まで1円も返済したことはない。全て借り換えだ。債務残高を減らすなど狂気の沙汰だ。そんなことをすればそれこそ経済が破綻してしまう。考えてみるが良い。毎年1兆円ずつ1000年掛けて返済するのか。ナンセンスだ。実質GDPは30年増えていない。まずは経済を成長させて実質GDPを増やすことだ。

>24日召集の通常国会では、少数与党のもとで25年度の予算案を審議する。与野党が夏の参院選などをにらんで歳出増を競い合う場にしてはならない。

日経新聞社説の逆だ。大規模減税か歳出増を競い会合わねばならないのだ。そうしなければ経済が成長しない。国民生活は苦しいままだ。

>大切なのは経済成長と財政健全化の両立だ。首相はその実現に向け、指導力を発揮すべきだ。

減税で経済を成長させ、さらには税収増も目指すべきだ。

高橋洋一は

「簡単な計算をしてみよう。6兆円を減税した場合、減税乗数が仮に3なら名目国内総生産(GDP)は18兆円増える。これは名目GDP成長率にすると3%である。その上で税収弾性値を仮に3とすると、税収は9%伸びることになる。年約70兆円の税収の9%といえば6兆円余りで、減税した6兆円がほとんど返ってくる計算だ。数値を変えても、減税で大幅減収になるわけではないことが分かる。」

【日本の解き方】「減税で税収増」はウソなのか 簡単な計算でわかる経済効果 マクロ経済への好影響は事実だが…税制改革で考慮されぬ不可解(1/2ページ)

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 先日、経済紙に興味深い匿名コラムが掲載された。「年収103万円の壁」撤廃を主張する国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)らの発信が耳目を集めるなかで、「『…

zakzak:夕刊フジ公式サイト

 


と夕刊フジに書いている。経済成長と財政再建には大規模減税が必要なのではないか。


新聞社説批判は全国紙5紙全て批判すると5日もかかってしまう。今回は毎日新聞社説はないが。それにブログを休むことがあるのでますます普通のブログを更新できなくなってしまう。それは良くないとわかっているのだが。新聞が本当に財務省の犬で腹が立つから批判しないわけにはいかないのだ。

全く誤った経済・財政政策で日本経済を30年も停滞させてきたくせにそのことに反省もなく、性懲りもなくいつまでも緊縮財政を強いるつもりなのだ。財務省に言いなりの政治家、政党に投票してはならない。自民党と立憲民主党だ。この2党に投票することは自殺行為なのだ。

新聞を購読することは誤った経済・財政の主張を広めることで自傷行為なのだが、私の父が古い人間で毎日隅々まで読んでいる。我が家からして止められないのだ。だがそれでも1部でも減らす必要があるので不買・解約をして欲しい。

フジテレビの性上納問題からマスコミ不信にまで至り押し紙問題が取り上げられれば良いのだが。押し紙を止めさせない限り新聞の正常化はない。押し紙を止めさせれば新聞社が潰れるかもしれないが。

マスコミが腐っていることが日本の政治・経済がおかしくなった理由のひとつだ。マスコミが世論を操作し、政治を操作するのだ。そのマスコミが財務省の犬だから経済が低迷し続けたのだ。

フジテレビはスポンサーがCMを差し替えを要求し、広告料の返金まで要求するかもしれないという。また4月からのCMにスポンサーがつかない可能性もあるという。フジテレビが倒産するとは思えないが、日枝久の引責辞任までいくかもしれない。そうすればテレビ局も少しは正常化するかもしれないのだ。

まあワイドショーは財務省の犬のプロジェクトだから見ないで欲しいが。見て批判しても良いが、視聴率を上げたくないのだ。視聴率は測定器を置いていないと計られないが。

参院選は視聴率が下がってしまうが、自民党と立憲民主党に拒否を突きつけたい。今のところは国民民主党が良いと思うのだ。周囲の人にも投票を呼び掛けて欲しい。

最後にランキングボタンを押してくれるようお願いする。ランキングが上がればより多くの人に読まれるし私の命も繋がるからだ。


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