面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

『ドラゴン桜外伝エンゼルバンク2』の紹介

2019-02-15 23:54:35 | 漫画


マンガ図書館Z ドラゴン桜外伝エンゼルバンク2

一人目の転職相談者山口の転職を支援することから始まる。転職先のリストは日本を代表する超一流企業ばかり。しかし応募しても書類審査ではねられ、面接でも失敗してしまう。上司の海老沢は地に足がついていない状態じゃむしろ失敗する方が良い経験になると諭す。

転職、あるいは就職も、際気をつけなければならないのは「美人薄命」だという。答えは教えず調べるようにいう。「時は金なり」ということで井野は同僚の田口に手っ取り早く尋ねる。

田口に教えられる美人薄命の意味それは、学生に人気の就職したいランキング上位20に入る大企業が10年後もそのランキングに残っている可能性は3割でしかない。「B to C」ビジネス→コンシューマー。消費者を直結して商売をする会社は激しい競争で弱っていく企業が多いという。そして「B to B」ビジネス→ビジネス。企業間で取引している会社は堅実で優良な企業が多いという。

10年前も既に没落していたが、日本の家電企業は頂点を極め技術流出や価格競争に敗れ凋落していった。未だにリストラしている報道を聞くとうんざりする。これらの企業に最盛期の人気を頼りに入社した人は苦労しているだろう。もうリストラされたかもしれない。

その後山口は自分が勤める鳥満商事が「良い会社」だと気づき転職を止める。井野は転職をさせられなかったから会社に損害を与えたと思い謝罪するが、海老沢は会社に重要なのは「信用」だから山口を無理に転職させない方が良かったと述べる。一見古くさい考えだが「信用」を大事にする商売こそ永続きするし、信用は無形だから値がつくととんでもない値段になるとそれこそが商売を大成功させるコツなのだと。

次の転職相談者は北川という女性。仕事は抜群にできるのだが、企業に総合職ではなく一般職として入社したから評価されない。そんな現状に怒りを覚えて転職を考えている。しかし海老沢は一般職から総合職へのキャリアアップはかなり難しいし、30歳を過ぎると女性の一般職としての求人は皆無になると告げる。

海老沢は転職相談者の意表を衝ける人が良い転職代理人だと述べ、井野にベンチャー企業の社長秘書を提案させる。北川は怒って帰ってしまうがのちのち思い出す。

そこに次の転職相談者。斉藤は50代のエンジニア。その前に海老沢はサラリーマンを三タイプに分ける。優秀でどこへでも転職できどこでも活躍できる人これがA。優秀だが転職するとその優秀さが発揮できない人これがB。優秀ではないので転職しないほうがいい人これがC。トラブルが持ち上がった時Aの人は自力で解決できる。Bの人は誰にそのトラブルを相談したらいいか知っていて何人かの力を借りて解決する。このような能力を企業内特殊熟練という。

桜木の弁護士事務所に昔の教え子と集まる。井野は海老沢という良いパートナーを得たから良い仕事ができると桜木は断言する。人と同じような発想じゃ成功しない。大勢が右を向けば左を向く。勇気が必要だ。

政治家、マスコミが消費税増税を主張する今こそ消費税減税を主張する野党があればと思うのだ。成功するのではなかろうか。マスコミには袋叩きに合うだろうが。そこを小沢一郎に期待しているのだが、できるだろうか、過剰評価か、わからない。

そして続く。

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