ベトナムハノイの「コロナ事情」・・・とほほな状況
ここのところベトナムでも「コロナが増えている」又
「ベトナム種」と言われかねない「インド+イギリスのハイブリッド型」も発見され
にわかに「危ない」という意識が一層強くなっている。
しかし一方、感染状況を見ると
・6月1日で市中感染者数161名
・感染経路98%掌握
・延べ人数≒7500名
・死者:47名
人口は≒9000万人 と考えると、欧米から見て優等生である「日本」と比較しても
格段に少ない。
それでも行っている対策は「日本以上に厳しい」のである。
又、日本との最大の「違い」は人々の「コロナに対する認知度(良い意味で怖がる)」の差であろう。
ベトナムも「経済状態は大きな打撃を受けていることは確かだ」
これを耐え忍んでいるのは「単に社会主義だから」という理由だけではない気がする。
歴史上「多くの我慢をしてきたベトナム」は「打たれ強い」これは確かだ。
しかも対策は「非常に厳しい」
というわけで、製造業に「デジタルデータを供給している弊社」も大きな影響を受けている
先日「やっとの思いで営業して取引になりそうな」日本の製造業様の役員が「ベトナムに隔離覚悟」で来られた。
しかし
① 当初14日間の隔離だったが途中で21日間になった。
(くしくも私と同じホテルで隔離、あそこの食事や環境で21日間はつらい)
②この会社の「事務所はHUEというところにある」ハノイからは国内線でHUE空港に行くか、
ダナンという国際空港まで行ってそこから車で2時間ほど走るかである。
そして やっとも思いで21日間が過ぎようとしていたその矢先
③このHUEというところは「日本の京都のような場所でベトナム最後の王朝の首都があり
市内に王宮跡が残る地方都市」である。 むろん地方なので「コロナ感染者」はいなかった
これが災いし、
★ ハノイからの訪問者は「HUE 省」(日本で言えばHUE県)に入る際は「21日間の隔離が必要」
というお達しが出てしまった。
★さすがにTOYOTA TEAR 1メーカの役員である。14日間、いや21日間の無駄な隔離日数も大問題なのに
加えて「国内移動の21日間隔離」のお達しにはさすがにもう対応できなかったらしい。
★というわけで「この役員」ベトナムに入国し「専用車でホテル隔離」そして21日間、部屋以外どこにも出ずに
籠ったあげく、そのホテルから「専用車でノイバイ空港へ」そのまま「飛行機に乗り、日本へ帰った」そうである。
「なんという【とほほ・・・】な状況だったのだろう」
大変貴重な体験である。