ベトナムハノイの「バイク事情」
自分はバイクが好きである。日本でも中型免許を保有している。
ちょっと出かけるのに「HONDA クレア」という50CCバイクを乗っていた。
ベトナムに出張のたびにホテルで「レンタルバイク」を借りて取引先に
通った(先方はびっくりである。出張者がバイクで来るのであるから)
かれこれ20年前である。(最近このクレアをハノイでよく見かける、事情を調べると
このクレア、ベトナムローカルのTACO MOTERがこのバイクをライセンス生産し
5万円という安価で売り出していた。50CCのバイクだから免許はいらないし、何よりおしゃれなバイクだ
これを選んだTACO MOTERは大正解だと思った。しかもカラーが黄色やピンクといった
おしゃれなカラーリングになっている。見事である)
それくらい自分はベトナムのバイク事情には早くからなじんだ。バイクは多いとは思ったが「怖さは無かった」
日本人をはじめ、社員からも「普通じゃない」と言われる。
既に「ハノイでバイクに乗って20年近くである」社員はハノイでバイクに乗ったのは
たかが長くても7-8年。当然「ハノイの道を自分のほうが知っている」
生活し始めたころ、休みの日は決まって早起きをし、用もないのに「ハノイの道を走り回った」
それでハノイの道を覚えたのである。
現在は信号待ちしていると「よく道を聞かれる」やっとこたえられる言語力が身につき
教えてやれるようになった。
自分のバイクを所有して11年目である。(10年前16万円で新車のYAMAHA NOZZAというバイクを購入した)
既に≒本日現在55000km乗ったバイクである。それでも「メンテナンスをしっかりやっているので、調子はいい」
それでも、さすがに10年を超えて乗っているので、新しいバイクを探していた。
しかし、なかなか「乗りたいバイク」に出会えなかった。HONDA,YAMAHA,SUZUKI確かに日本製バイク
は堅実で丈夫だ、しかし車もそうであるが「決定的に乗りたいとは思わない」
VESPAというイタリア製のバイクは確かに魅力的ではあるが、私のような年齢も高く、脚が短い
日本人にはちょっときつい。
そんな中、先日、アパートのエレベータ内で「液晶画面の広告」にプジョーのバイクが
写っていた。「プジョーと言えばフランスの雄」車では確固たる地位を築いている
前々職の時、フランス本社にも2回ほど出張したことがある。
しかし確か「インドのマヒンドラマヒンドラ」に買収されたと聞いたが?
ネットで調べると「プジョーは世界でバイクを古くから作ったメーカだった」
昨年で210年だそうだ。そのバイクが、ベトナムのTACO MOTERでライセンス生産されていた。
早速実車をプジョーのディラーに見に行った。「一目ぼれ」である。
フランスらしいデザイニング、そして何よりもその「レトロなデザイン」が気に入った
前のブロブでも書いたが、自分は「デザイン優先で物を選ぶ癖がある」性能や、能力は
二の次と言ってもいい。その琴線に触れるバイクにベトナムで巡り合った。
「翌日に契約してしまった」総額78000000VND(およそ40万円)だった。
昨日、外国人も登録ができると「登録に行ってきた」ここで、初めて外国人のバイク登録について
色んなことを知った。
ナンバーは
29⇒これは「ハノイ」のナンバー30と29がある
NN⇒これは「外国人所有」という意味
446⇒このナンバーは日本人という意味
***⇒この最後の1-3桁の数が固有のナンバーである。
しかも決め方が面白い。カウンターに赤いボタンがあり、「押してください」と言われ、
このボタンを押した。するとルーレットのようにこの1-3桁の数字が決まり
プリントアウトされるのである。(つまり選ぶことはできない、ボタンのタイミングでナンバーが決まる)
しかし「バイクのカラーリングで悩んだ、最近では一番悩んだ事かもしれない?」
ツートンがあって気に入ったがいずれも「白部分が多く、経年劣化したらきれいではなくなると思った」
勝手に思っている「私のイメージカラーのブルー」はもちろん第一候補だったが、「光沢のある青で、少し気になった」
そんな中、実車で「赤」を見た。「普通の赤とは違う色だ」スポーティなデザイニングがされており
かっこいい。「悩んだ挙句、赤いちゃんちゃんこ」ではなく「年甲斐もなくこのチェリーレッド」を選択した。
オプションでバイク前方につける「金属製のラック」と「短い風防」をつけた。
インターネットで「足を載せる部分のプジョーのロゴの入ったマット」
バイクを立てるときの「足につけるプジョー製のサポートプレート」
そして収納スペースのカバー、そしてこのバイクに合いそうなヘルメット、それにつける
プジョーマークのステッカー等、バイクを買う前から日本のアマゾンに発注し
息子にEMSでベトナムに送るように指示した。久々に「楽しい時間だった」
これで人生で自分のバイクは「新車はハミング⇒ヤマハノザ⇒プジョーのディンゴ」と3台目である。
(乗ったバイクは HONDA DAX⇒YAMAHA MR ⇒HONDA ハミング⇒HONDA CREA⇒YAMAHA NOZZA【VN】
⇒プジョー ジャンゴ【VN】6代目である。