春馬のドラマが最終回になりました。
前回のブログ「
揺れ動く」を書いてから、やっぱり私は春馬のことを、朝も昼も夜も考えていて。
前は悲しみしかなくて、いなくなってしまったことにばかりとらわれていたのだけど…
少しずつ、好きだったドラマや映画のシーンとか、支えてもらった時のこととか、思い出して、温かい気持ちになっています。
新しいドラマも、楽しみにしていた矢先の訃報で、絶対観れない、って思っていたけど、少しずつ気持ちを立て直してきたので、最終回を迎えてから一気に観ました。
「おカネの切れ目が恋の始まり」
純粋な、まっさらな気持ちで観ることができなかったのがすごく悲しいけれど。
春馬の最後の演技を、噛み締めながら堪能しました。
ドラマの内容云々は…
きっと本来はこういう形で届けることになるわけではなかったし、脚本も改変して、なんとかまとめようとしてくれたスタッフの人たちと、最後まで演じ切ってくれた出演者の皆さんのおかげで出来上がったドラマだということを考えれば、気になる部分があっても仕方ないなって思うので、ここでは触れずに。
ただ観ながら思ったのは、明るくて天真爛漫な「猿渡慶太」という役が、あまりにも春馬がいなくなってしまった事実とかけ離れていて、悲しいというか、やっぱりなんでなの?って思ってしまって…振り出しに戻る時があった。
そして、3話の最後の方のシーン。
松岡茉優ちゃん演じる玲子が、泣きながら早乙女さんのことをいかに好きだったか語るシーン。
春馬は圧倒されつつ聞いてるんだけど…そこでポロリと涙を流す場面があった。
基本コメディタッチなドラマだったから、松岡茉優ちゃんもシリアスに泣いてるわけではなく、叫びつつ?セリフを言い続けてるのだけど…受け手側の春馬、泣いたのが不思議だなって思って。
素に戻っちゃった瞬間だったのかな。
ずっとずっと張り詰めている状態だったのかな…って思った。
そのあとキスシーンがあって、久しぶりに春馬のラブシーンを見て「きゃあー♡」ってなったんだけどね。
もしかして、これ最後の撮影だったのかなって思ったりして…。
でも、どんな内容であれ、春馬が途中までしか録れていなかったドラマを私たちが観ることができたことは、本当に尊いことで、幸せだった。
今まで、彼が残してきてくれた作品や、言葉や姿はたくさんあって、どれも魂がこもっていて、温かくて。
俳優、三浦春馬としての最後の最後の姿もずっと忘れたくないって思った。
まだまだ彼の姿を見たり、声を聞いたりすると涙が溢れる時が多いんだけど…それでも春馬が好きで、春馬が演じた役が愛おしくて…私はずっと大切にしていきたい。
正直で、真面目で、努力家で。
何事にも真摯に取り組んだ彼だからこそ、たくさんの人に愛されていて。
春馬が、どんな思いを抱えていたか
そんなことはわからないけど
生きている私は、当たり前に時が流れて当たり前に生きていかなければいけない。
いつかもう一度会いたいという夢は叶わないけれど…春馬のことはずっと忘れずにいたい。
少しずつ、可能な限り昔の作品を見直したいなって思っています。
今はそれのために、ちょっとずつ前向きになりたいって思う。
私の今の気持ちも、書き残したいと思って書きました。