人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

ソロスに逮捕状 - ロシア

2022-03-24 | 日記

     https://twitter.com/hii29227409/status/1506903839190167554?cxt=HHwWhMDR2dnDzOkpAAAA


方剤:加味逍遙散

2022-03-24 | 日記



次が加味逍遙散です。
これは丹梔逍遙散(たんし逍遙散)です。
他のものが加わっているものも逍遙散にはあるものですから、
これは牡丹皮と山梔子が加わった逍遙散ですよという意味で
丹梔逍遙散とも言われます。

加味と付いているのは加味逍遙散と加味帰脾湯とがあるのですが、
何度かこの話はしました。加味帰脾湯の元の処方は帰脾湯ですね。
その帰脾湯は何かといったら、文字通りを補う薬です。
それは四君子湯等と同じで、六君子湯のときもこの話をしました。

要するに胃腸の弱い人が社会生活をする中で、
緊張してくると柴胡が必要になってきます。

それで柴胡が加わったのが加味帰脾湯であると言いました。
例えば六君子湯のとき、柴芍六君子湯と加味帰脾湯は
非常に近い処方なのだという話をしました。

加味逍遙散の元の処方は逍遙散です。 
逍遙散は逆にもともと柴胡が入っています。
加味帰脾湯は、基本は太陰の人の薬ですね。
逍遙散は、基本は本来、厥陰の人の薬です。
それに、牡丹皮山梔子が入っています。

山梔子が加わっているのは、
これも先程言ったように要注意ではあるのです。
こういう人もちょっと神経過敏になっていて、
この山梔子というのは脳に働くと言いましたが、
それが必要になるのです。

逍遙散は神経過敏なのです。加味逍遙散は、
さらにちょっとヒステリックになって、脳の症状まで出てきます。
脳の症状が出てくるというのはどういうことかと言うと、
周りの人などがちょっと理解できないような、
どこからそういう発想が出てくるのだろうというような状態が出てきます。

から出発しますから、辻褄が合わないのですね。
から出発するものはセンサーですから、よく聞けば分かるのです。
ところが、脳からいきなり出発してくるものというのは、
理解できないことが場合によってはあります。

加味逍遙散の人というのは、肝だけじやなくて腎、心、
要するに少陰の症状が加わってきて、
それとちょっと血の道の異常も加わって症状が悪化するので、
山梔子と牡丹皮を加えてやるのです
つまり逍遙という意味は、逍遙の歌でいうそぞろ歩きの意味なのです。

加味帰脾湯加味逍遙散も並んで、加味と2つだけ付いているのですが 
面白いことに帯帽感があるというのはこの2つの処方の特徴なのです。

柴胡桂枝乾姜湯は帯帽感ではないのです。
この付近(側頸部の頭の付け根)が重いとか訴えます。
苓桂朮甘湯は頭全体がぼうっとするとか、
桂枝茯苓丸でも頭全体がのぼせると訴えます。

帯帽感というのは、本当に後ろから帽子をかぶせられているような感じです。
これを訴えるのはこの加味帰脾湯と加味逍遙散だけなのです。
加味逍遙散や加味帰脾湯の人に、必ずあるというわけではないですよ。
でもそれがある人はたいていこのどちらかなのです。
そして非常に分かりやすいのは、一服飲んで20~30分もしないうちに、
長年かぶっていた帽子を脱いだようだと言うぐらい劇的に改善されます。

でもこの二方は、見た目はその帯帽感以外はだいぶ違います。
加味帰脾湯の人は、基本がうつです。
太陰の人ですからうつで静かな人です。
それが一所懸命頑張って、ストレスから具合が悪くなりますから、
なかなか訴えはあまりしません。
ずっと聞いているとだんだん沈んだことを言ってきて、
ああ、疲れているのだ、ああ、大変なのだというような感じなのです。

加味逍遙散の人は、ある意味、外来で診るのは大変な人なのです。
しゃべらせておけば、30分でもとりとめなくしゃべっています。
もう1つ特徴的なのは、加味逍遙散の人は初診のとき、
たいていたくさんメモをしてきています。
初診だけではなく2度目、3度目と来るときもたくさん書いてきます。
それで、どうですかなんて言ったらもう延々と話し始めます。
まとまっていれば良いのですがそうではないのです。
逍遙ですからとりとめがなく、あっちへ飛びこっちへ飛び、
もう全然まとまりがないのです。

どこから来るのだろうと思ったら、やはりから勝手に出てくるというような、
簡単には理解できないようなことを言います。
じっと聞いていたら、ああ、この人は加味逍遙散だと分かりますね。

加味逍遙散は、他に非常に分かりやすいのは舌です。
舌を見ると、非常にきれいなピンクの舌質に、
薄い緑あるいは黄色の苔があることが多いです。
きれいな舌に苔が乗っているという感じです。
でも少陰がかっているので、よく見るとちょっと黒ずんでいることもあります。

これがまったく色が薄くて、もっと鮮やかになると香蘇散の舌になりますね。
そしてさらにそれから苔がなくなってくると、葛根加朮附湯等の舌になって来ます。
パターン認識で、とりとめのないことをいっぱい言う人で、こういう舌を見たら、
もうそれだけでこの人は加味逍遙散だと分かってしまいます。
結果としてそれで脈を取ると、だいたい加味逍遙散の人の7~8割はですね。
でも、2~3割はが主の人がいます。
だから加味帰脾湯と加味逍遙散は似ているようで出発が逆です。

加味逍遙散は四物湯や桂枝茯苓丸等の話をしたときも言いましたように、
三大婦人薬の1つですね。

四物湯当帰芍薬散血虚の、
桂枝茯苓丸桃核承気湯大黄牡丹皮湯通導散等が血瘀の薬ですね。
そのどちらでもない薬の代表加味逍遙散です。

前にも言ったように、血虚の方は最近少なくなってきたのですね。
血瘀があって結構元気でさわやかに生きている人が多くなってきました。
でも加味逍遙散タイプは今でもいますね。
もちろん男性ではほとんどいません。何か別の処方を作ろうと思って、
混ぜた結果として加味逍遙散ということになって、
柴胡を含む製剤としてちょっと使ったことがあるかもしれません。
まずめったにないですね。

普通は加味逍遙散のタイプというのは
先程言ったとりとめのないことを言うのもそうですが、
見た感じが本当に夢二の絵の少女のような、
それこそ50、60に なっても夢見る乙女チックな、
そういう印象があるので。しゃべることも年齢より常に幼いのです。
醜いことはあまり言わないのです。
本当に物のとらえ方もすごくひたむきで、一所懸命話します。
本人は必死なのです。医療の側としては大変な患者なのですが、
別の意味ですごくかわいい患者さんでもあるのですね。

もう一所懸命で、時間がこちらに無限にあれば、
いくらでもお相手してあげても嫌でないのですが、
やはり診療の時間に制限があるので、何とかどこで話を切ろうかと、
いつも苦労する患者さんです。非常に特徴的です。

このタイプで、もう1つあるのは女神散です。
加味逍遙散は中間証くらいですね。
より実証で症状が強いのが女神散の状態です。
でも女神散の人はかなり少ないです。
女神散になるともうちょっと頑固になってきます。

加味逍遙散かわいいけど、女神散はあまりかわいくないですね。
ちょっと頑固なオバタリアンという雰囲気になってきます。
そして非常に訴えが多いです。
本当に不定愁訴ばかりを言う女性というのはこれ(加味逍遙散)が非常に多いです。
これに関してはそのくらいですね。

第18回「さっぽろ下田塾」講義録
http://potato.hokkai.net/~acorn/sa_shimoda18.htm


https://www.kigusuri.com/kampo/kampo-care/039-5.html


問題と不問の狭間

2022-03-24 | 日記

     ※春夏秋冬

「非友好国」へのガス販売 - ルーブル建てに

2022-03-24 | 日記

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方剤:五苓散

2022-03-23 | 日記



次は五苓散です。
五苓散の薬味は先程全部話してしまったので、
薬味に関してはもう話すことはないのですが、
ただとにかく、この五苓散は非常に大事な薬です。
水の病証だと判断したら、目をつぶってこれを出せば
どんな病気にも一定の効き目は必ずあるはずなのです

要するに先程言った、水のトライアングル全てに効く薬で構成されていて、
それ以外の余計な薬は入っていないのです。
だから細かな調節は出来なくても、これは水の病証だと判断してしまったら、
黙って五苓散を投与してみて下さい。それだけで効きます。

水だけの病証というのは無いのですが、
水が非常に大きな役割を果たしているという病証というのが多いのです。
そういう病証だと判断するための所見にいくつかのポイントがあります。
一番はっきりするのは舌です。本当に舌が白くてポッテリと膨らんでいて、
水々しいならば間違いなく水の病証であると考えて差し支えないのです

他に意外とあるのは心下の水気です。
これは脾がちゃんと水を処理できていない徴候です。
これらの徴候があれば異常なのです。
体の浮腫は必ずしもそれだけで水の病証とは言えません。
例えば下半身の浮腫はそれだけで水の病証と言って良いかというと、
それは非常に難しいのです。

稀に張れてテカテカになっていて、針を刺したら血が出ないで水が出てくる
というそれぐらいになれば、間違いなく水の病証があると言えます。
気や血の滞りで水が滞ります
水を意識しないでも、気に働くだけの薬でも、
また血に働くだけの薬でも引いてくる水の病証というのがあります。
最初の時にスライドで見せた、全身浮腫の女の方の水が引いたのは、
桃紅四物湯によってですね。
全く水の薬を使わないで血の薬だけで軽快しているのです。

あとこういうところ(右図)に振水音というのがあるのも、
水と考えて良いのでしょうか。
逆に非常に口が渇くのが水の病証のこともあります。

でもやはり一番分かりやすいのは舌と心下の水気です。
他に局所の水で、変な所にポコツと水腫をつくるのがあります。
下半身は重力の法則で溜まってしまうので、
下半身の水は必ずしも水の病証とは言えないのです。

局所に明らかに水があるなと言われるものでは、
代表的なものは膝関節だけか単独で腫れて、しかも熱を持たない病証です。
これは局所の水なのです。これは間違いなく水の病証です。
意外と気が付かれていないけれども四十肩、五十肩もこれは局所の水なのです。

最近分かってきて西洋医学でもメニエールは内耳の水腫であると言っています。
まさに局所の水です、二日酔いがそうです。
乗り物酔いも、あれは振動で内耳に水腫をおこした状態です。
まあ二日酔いと乗り物酔いは似たようなものです。

それから苓桂朮甘湯の時に話しましたが本態性高血圧もそうです。
水が溢れてきてしまうのです。
それからご婦人に多い全身の浮腫です。
下半身は重力の法則で来ます。全身に来るというのは変なのですね 
要するに特発性浮腫の事です。それからまぶただけポッコリ腫れる
これも水の病証です。
黙って五苓散を出せば効かないということは無いのです。
あとは一つ一つの病証に応じて微調節すれば良いのです。

もちろん水だけで異常を来たしているとは限りません。
本来は気か血の方に異常があるはずなのです。
ところが臨床的に現実に水の病証に出会うと分かるのですが、
血の病証はあまり水の強い病証を出さないのです。

血の病証の時は意外と血を中心に病態を作り、
水も少し調節するぐらいの時が多いです。
気がやられていて、あまり血が表に出ない時のほうが
水の病証と言うのが強く現れることが多いのです。

そうすると血があまり絡まないとなると水のトライアングル(右図参照)で
これのどこに問題があるか考えて弱いところを補ってあげれば良いのです。
脾に問題があればを加えて脾一肺に問題があれば茯苓を加えるのです
肺一腎に問題があれば桂枝ということになるのですが、
桂枝を増やしてもあまり変化はおきないようです

桂枝は気の上衝には効果がありますが、水の病証の場合あまり変わりないのです。
ここ(肺一腎)に作用するのが、一番は麻黄です

肺から腎に最も粛降を促すのは麻黄です。
西洋医学で一番有名なのはテオフイリンです。カフェインですね。
元々生薬です。カフェインを飲むと尿が沢山出て呼吸も楽になります。
テオフイリンはまさにここ(肺の粛降)に作用します。

それと、後で又お話しますけれども、
脾と肺は太陰ですが、腑で言えば陽明です。
陽明の主薬をここに足してあげると非常に良いのです 
陽明病の主薬は葛根です。
これは覚えておいてください。

陽明で使う薬はいっぱいあります。
今までで石膏がありますし、 大黄も出てきました。
ここ(下図)を賦活する一番の中心の薬は、
要するに大腸や胃を賦活して
肺や脾の動きを活発にする主薬は葛根です。
だから五苓散葛根湯(麻黄も葛根も入っている)を加えると、
非常に強い利尿剤になります

本来は利尿剤だったらここ(腎)だけの問題に思えるのですが、
代表的利尿剤である五苓散は、朮も茯苓も桂枝も沢瀉も猪苓も入っており、
麻黄は肺一腎を、葛根は脾一肺を賦活して利尿するのです。
しかし、あくまでも水は腎から排泄するのですから、
五苓散と葛根湯はあまり多くはいりません。
五苓散3.0、葛根湯2.0ぐらいで充分です。
脾一肺、肺一腎が主ではないのです。
最終的に重要なのは腎からの排泄です。

ほとんどの水の病証は、五苓散と葛根湯の組合せを使うと
何もいらない場合もあるぐらい良く効きます

現実にはいろいろなことをやります。
例えばメニエール病の時など、半夏白朮天麻湯を主処方にして、
頓服で五苓散葛根湯の組合せを出しておいて、
ひどい発作の時にはこれを飲みなさいと言っておきます。
二日酔いのときもこの組合せが一番です。
五苓散、黄連解毒湯というのはあまり良い飲み方とは思いません。
二日酔いというのはそういう事ですからね。

要するに普通の時は人間と言うのはそんなに水分を取れないのです。
お酒の肴というのは随分塩分が多いのです。
塩分と一緒に水とアルコールを飲んだら、ものすごい量の、
人間が処理できないほどの水分が入ってしまいます。
それはどこかに一時ストックしておくのですが、
それが後から痰になってくるのです。
だから五苓散と葛根湯の組合せを出すと、そこを処理します。


本態性高血圧なら、五苓散でなくても苓桂朮甘湯でだいたい良いですね。
婦人の特発性浮腫というのも大抵この五苓散葛根湯でおさまります。
それから膝関節症は本来は防已黄耆湯が主役ですが、
分からなかったら、とにかく五苓散をやってみて下さい。
水の病証であればそれで全然効かないということはないはずです。
五苓散は水を動かす一番基本の処方ですから。

薬で治すのではないのです
薬がさっき言った水のトライアングルに働きかければ、
後は体が勝手に治って行ってくれるはずなのです。
より親切な治療をするにはそこにターゲットを絞ったほうが良いのです。

肩関節周囲炎なら、水を動かす薬に鎮痛剤が入っているニ朮湯の方が良いです。
ニ朮湯は消炎剤は入っておらず、鎮痛剤だけが入っています。
肩関節周囲炎は炎症ではないのですね。ニ朮湯は特効薬なのですが。
でも水の病証を理解するためには、これはニ朮湯だなと思ったら
まず五苓散でやってみる事です。そうしたら分かります。

あと五苓散で問題になるのは小児の自家中毒に使うときです。
実は小児の自家中毒にもこの五苓散というのは特効薬なのです。
でも使い方を間違って、うまく使えない場合が非常に多いのです。
小児の場合、飲めないこともあるので、
坐薬として使っても効くという報告もあります。
でも僕は経験的にやってみて分かったのですが、
ゲーゲー吐いてきても五苓散なら飲める正しい方法があるのです。

要するに自家中毒になりかかっているときの嘔吐と言うのは、
水逆の嘔吐といって、心下に水が溢れていてもう処理できなくなつています。
これはもちろん陽明に傷寒が入って、心下が焼かれてしまって働かなくなって、
心下に水が溢れてしまった状態です。陽明だけが焼かれているのか、
太陽の影響で心から焼かれているのかも分からないのですが、
要するに心下に水が溢れているのです。

胃の中に水がいっぱいある状態なのに、お母さんも、
中途半端に理解した小児科のお医者さんなどもよくやる間違いは、
風邪薬と五苓散を大量の水などで一緒に飲ませてしまうことなのです。
水分が不足しているから何とか飲ませようとするのです。
心下に水が溢れているのですが、体全体が脱水状態になっていて
何も食べていないから食べさせようとするのです。そんなことをしたら
いくら飲ませたって吐くに決まっていますね。

五苓散を飲ませる時はまず絶食にして、そして
粉のまま舌に乗せてあげるのです
脱水状態になっていて心下に水が溢れている時は、
ほとんどの子供は五苓散を飲めます。

私は今まで飲ませられなかったというのはほとんど経験ないのです。
飲ませられなかったのは、ほとんどの場合、お母さんが良く理解できなくて、
ちょっとでも嫌がったら怖がって飲ませられないという様に、
親のほうに問題があった様な気がします。

皆さん二日酔いの時にお飲みになったら分かります。
水と一緒に飲もうとしたら飲めません。
粉のままか、最小限の水、それも氷水ぐらいで飲みます。

あるいは子供の場合だったら氷のかけらでも良いですね。
そうすると、ロの中で溶けてだんだん飲み込んでいってしまうのです。
まず吐かないですね。そういう心下に水が溢れている人には、
五苓散はおいしいのです。非常にさわやかでおいしい味がします。
しばらくすると何が起こるかというと、心下の水がなくなってきます
と同時にそれまで脱水だったのに尿が出たりします。
尿が出たら心下の水はなくなっています。
尿が出たら薬を飲ませないで水分を補給します。
この場合はポカリスエツトなど冷たくてよいですね。

これで大丈夫だったらごはんを食べさせるのです。
物を食べて吐かなかったら、初めてその時の薬を飲ませれば良いのです。
やたらと吐いている状態に、風邪薬から、食べ物から、水から、
五苓散から一緒に飲ませようとしても飲める訳がないのです。

ゆっくり順番に飲ませるようにすると、後で聞いてみると
「一日でほとんど治りました。」と 言います。
一日目は五苓散を飲ませて、二日目から風邪薬を飲ませるようにしたら、
ほとんど治まります。これだけを間違えないで下さい。

あと五苓散はいろいろなものと合方されています。 
小柴胡湯と合わせると柴苓湯です。二陳湯と合わせても使います。
あとは五苓散に人参だけを加えて、肝硬変の末期に使ったりします

これはいろいろな使い方が出来るのですが、最初に言ったように、
水の病証かなと思ったら黙ってこれを使うようにしてトレーニングしたら、
水の病証というのが感覚的に捉えられるようになります。

多少不備があっても、まず使ってみて下さい。
全く何の反応もなかったら、「診断が間違っていました。ごめんなさい。」
と言って別の処方に変えてください。
水の病証であってこれが全く無効ということは決してないのです。

第7回「さっぽろ下田塾」講義録
http://potato.hokkai.net/~acorn/sa_shimoda07.htm

五苓散