ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ソチ市(3) ソチのカフェ紹介

2008-07-25 00:30:41 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
ソチには至るところにカフェがたくさんあります。ここでは「Кружка(クルーシカ)」を紹介します。

黒海に注ぎ込むソチ川の川岸にあります。浜辺からそう遠くありません。

天気が良かったので川岸の席をGET。ボルシチ、シャシリク(豚肉の串焼き)、カプチーノを注文しました。300ルーブルくらい。

お値段は若干高いかもしれませんが、透明なソチ川の畔で食べるロシア料理は格別です。

ソチ市(2) ソチはネコの町

2008-07-24 06:45:13 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
 ソチの町を歩いていると頻繁に遭遇するのが、ネコ。あちこちでネコがのんびり寛いでいます

ムルマンスクでは野良犬たちと出会う回数の方が多かったですが、ここソチでは暖かい陽気のせいでしょうか、野良猫たちと出会う方が多かったです。試しにカウントしてみました。

だいたい一日平均20匹のニャン子たちと遭遇します。筆者のようなネコFANにはたまらない町です。

ソチ市(1) 黒海の浜辺

2008-07-22 02:21:46 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
さざ波の様子を動画でお届けします。

黒海の水は本当にどこまでも澄んでいます。さざ波の下に見えているのは浜辺の小石です。

日本では浜辺といったら砂地ですが、ソチでは砂利or小石です。砂地に慣れている日本人はたぶん足が痛くなると思うので、来ソチの際は、ビーチサンダルをお忘れにならぬよう(現地購入可能)。

※ファイル変換・加工をしたため画像が少し悪くなっています。頑張ったんだけどゴメンナサイxxx。
※ソチ市のことは、地球の歩き方08-09版の326-327頁に掲載されています。

列車内で生活<四日目>

2008-07-21 05:11:50 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
 21駅停車。
 15分以上停車する駅は以下のとおりでした。
 レソステピ(15)、カフカスカヤ(26)、アルマヴィル・トゥアプシンスキー(16)、ベロレチェンスカヤ(25)、プシェフスカヤ(16)、ロー(20)

 トアプセ駅に着くと、待望の黒海が見えてきます。エメラルド色の眩く美しい海が一面に広がっています。

 黒海沿岸は駅周辺を除き、単線です。ロー駅では上り列車を待つため長く停車しました。

 ソチ駅に到着した頃には夕方になっていました。まだ高めの西日が強く照りつけました。

写真(1ページ目上から):
1)車内レストランの様子。レストランは高額なので利用しませんでした。
2)ベロレチェンスカヤ駅の駅舎。石造作りでした。
3)トアプセ駅の看板。ここから黒海沿岸を進みます。
4)ロー駅の看板。

写真(2ページ目上から):
1)黒海の沿岸。エメラルド色の海が広がっていました。
2)コンパートメント内の様子。本人は気づかないものですが、少々匂ってきた頃かもしれません。
3)ソチ駅のホーム(左)。ソチ駅のギリシャ宮殿みたいな美しい駅舎(右)。

列車内で生活<三日目>

2008-07-20 04:22:06 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
 25駅停車。
 15分以上停車する駅は以下のとおりでした。
 ミチュリンスク・ウラリスキー(30)、グラフスカヤ(26)、リスキ(27)、サグニ(19)、ロスソシ(15)、ミレロヴォ(28)、リーハヤ(23)

 モスクワを過ぎると、景色は春から夏へと変わっていきます。緑は一層濃くなり、日差しも一層眩しく感じられます。

 ミチュリンスク・ウラリスキー駅のこ狭いホームで売り子がしきりに往来していました。

 苺売りが目にとまったので、他の乗客と一緒に下車、購入してみました。苺といえば日本では春の到来を告げる果物ですが、ロシアでは夏の到来を告げる果物です。
500mlカップいっぱいに入った苺とゼムリャニーカと呼ばれる野苺を夫々購入(各40ルーブル)。野苺の方が芳香が強く、酸味が少ないので食べやすく美味しかったです。

 またロシアの食べ物といえばピロシキ。さっぱり味の焼きピロシキを購入しました(20ルーブル)。

 リスキ駅のホームでも売り子がしきりに販売合戦しています。ピロシキ、アイスクリーム、ビール、燻製ルィバ、茹でミニロブスターなどなど・・・。列車の旅が面白いと感じられる一面です。

****

 そうそう、それから必要なものといえば、身の回り品。

-身の回り消耗品-
 紙ナプキン/ウエットティッシュ/トイレットペーパー/生理用品/
 歯磨き粉/水道水入りペットボトル/ウオッカ(小瓶)


 紙ナプキンの用途は拭くだけでなく、お皿代わりにも、ラップ代わりにもなるので便利。

 車内は綺麗ではないので、食事前やトイレに行くときなどにはウエットティッシュは必需品。これで身体も拭けて、一時的に風呂に入った感じになる。

 また車内で3泊4日しますが、上着下着など持参するのに限界があります。なので生理用品(軽い日用)を1日に数回付け替えて、下着の清潔さをなるべくキープ。昔の女性は旅行も大変だったろうに、今では便利グッズがいっぱいありますね。

 水入りペットボトルは、歯磨きの際にうがいするために使います。

 ウォッカは消毒用です。持参はナイショ。係員に見つかると没収されてしまいます。車内はアルコール持参禁止です。

 あとは、車内での暇つぶし道具。
 筆者が持参したのは、るるわら本、料理雑誌、メモ帳、筆記具、カメラ等。スラング読んで笑ってたり、おしゃべりしたり、ブログの挿絵に掲載するためにお絵かきしたり、写真撮影したり。退屈しませんでした。

写真(1ページ目上から):
1)コンパートメント内の様子。車内にはユニットバスはありません。当然お風呂に入れません。
2)売り子がホームで販売していました。写真は苺とゼムリャニーカと呼ばれる野苺。野苺の方が香り高く甘かったです。
3)ホームで購入したピロシキ(具はサクランボジャム)。ピロシキには揚げタイプと焼きタイプがあります。

写真(2ページ目上から):
1)リスキ駅の駅舎。煉瓦色の美しい駅舎でした。
2)リスキ駅ホームで販売していた茹でミニロブスター。ビールの肴にどうぞ。
3)ミレロヴォ駅の駅舎。新築したばかりなのでしょうか、シンプルで美しいです。
4)車内のトイレ脇に設置してある鏡。ロシア基準で設置されているため、チビの筆者には不向き。

列車内で生活<二日目>

2008-07-19 01:39:45 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
 12駅停車。ナドヴォイツィからモスクワ(クルスカヤ)まで進みました

 15分以上停車する駅は以下のとおりでした。
 ルチェヴォイ(21)、ペトロザヴォーツク(25)、スヴィリ(35)、リホスラーヴリ(57)、モスクワ・カランチェフスカヤ(42)、モスクワ・クールスカヤ(25)

 ペトロザヴォーツク駅などでは下車して、ホームを散策することが出来ます。ホームではキオスクや売り子が食料などを販売していますので、荷物をあまり持参したくなければここである程度買えます。でも若干高いです。

 途中、世界遺産の木造教会・ブレオブラジェンスキー教会の最寄り駅である、ペトロザボーツク駅も停車しました。モスクワ・カラチェフスカヤ駅に長いこと止まりましたが、技術理由によるものです。

***

 前回のモスクワ旅行復路では食事付でしたが、今回はなし。なので出発前に食料を買いだめしておきました。

-食料(4日分)
 カップラーメン/サラミ/トマト/キュウリ/オレンジ/
 リンゴ/粉末マッシュポテト/お菓子/紅茶 
など。

 ロシア人はこのような列車での長旅の際には、トマト&キュウリを必ず持参するようです。ラーメンやお茶のために、各車両には大型湯沸かし器が設置されています。コップや食器もが無ければ貸してくれるところもあります。

写真(1ページ目上から):
1)ナドヴォイツィ出発後すぐにある湖。
2)コンパートメント内の様子。シーツ等が配布され、自分でセットして過ごします。
3)セゲジャ駅の看板。
4)ペトロザヴォーツク駅の駅舎。スターリン様式で建てられた大きくて立派な駅舎です。

写真(2ページ目上から):
1)スヴェリ駅(左)。車内で離し飼いされていた乗客の飼い犬(右)。
2)モスクワのオスタンキノテレビ塔。現在でも一般客利用禁止のようです。
3)モスクワ駅ホームから。夏なので0時近くになっても完全に暗くならない。メガロポリスの街明かりが眩い。

列車内で生活<初日目>

2008-07-17 06:31:37 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
 絵は、列車内外の様子と停車駅(右側)を紹介しています。
 停車駅の順に、初日目(淡ピンク色)、二日目(淡黄色)、三日目(淡緑色)、四日目(淡水色)で色分けしてみました。

 13駅停車。ムルマンスクからカンダラクシャ経由でイデリまで進みました。カレリア自治共和国の真ん中まででしょうかね。途中、15分以上停車する駅は以下のとおりでした;カンダラクシャ(15)、ケミ(15)。※カッコ内は停車時間、単位は分。
始発駅のムルマンスクではまだ薄手のダウンジャケットを着ないと肌寒かったです。

 しかし、カレリアの入口・カンダラクシャに着いたときは春真っ盛りの暖かい陽気と晴天に恵まれました。

 車内はまあ狭かったですが、ほどほどに暖房がかけられ過ごしやすくなっています。4人部屋コンパートメントで過ごしました。男性専用でも女性専用でもなく、クラス内では最も安価の共用コンパートメントです。
 コンパートメントには上下2台合計4台の簡易ベッドが設置されています。筆者は下段をチョイス。
 一般に下段は天井が低いので、チビちゃん向き。上段は天井が高いので、ノッポさん向き。
 下段は、重いベッドを持ち上げると下に収納スペースがあり、そこにトランクなどを納めます。
 上段は、廊下天井の上にあたるところに収納スペースがあり、そこにトランクなどを納めます。

 この頃はまだ昼も夜も明るく眩しかったです。さすが北極圏。

写真(上から):
1)ムル駅にて列車の様子。「アドレル-ムルマンスク」と行先表示がされています。
2)カンダラクシャ駅の駅舎。駅舎は小ぶりだけど煉瓦色で美しく、まわりは春の緑に溢れていました。
3)カンダラクシャ駅のタンポポです。当時ムルのタンポポはまだ蕾でした。
4)陸橋から見たケミ川。

往路は長距離列車で

2008-07-15 06:45:51 | ムルマンスク⇔ソチ 3866kmの旅
6月14日(土)。10:56発、255系統急行アドレル行の長距離列車に乗り、出発しました。

移動距離3866km、所要時間76時間58分。車内で3泊4日しました。絵にピンク色の線で描かれているのがその順路。随分移動しました。モスクワやロストフ・ナ・ダヌーには停車しましたが、サンクトは通過しませんでした。

乗り換えや途中下車して町散策なんてのは一切無し。ずーっと同じ車内で過ごしました

(続く)