ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(20)

2008-02-10 02:30:54 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
想い出探し・技術館巡り(2)。

ВВЦのすぐ近くには宇宙開発技術博物館なんてのもあります。ここには名前の通り、ソ連国家が威信をかけて築き上げた宇宙開発の偉業を観ることができます。
この建屋の外壁はチタン。オールチタンらしいんですが、本当でしょうかね。

★年前に訪れたときは館内は薄暗かったけど、宇宙服やら、宇宙食やら記念バッチやら・・・宇宙関連のオブジェがいっぱいありました。

現在は・・・・・・閉館中&改装工事中です。

写真の通り、博物館の周りにフェンスが建てられています。
工事の方曰く、「1年後おいで~。」それを聞いていた別の工事の方「いや、完成は3年後だよ。」・・・・・・かなりいい加減です。
どっちにしても、今は拝観することができません。

ВВЦの宇宙館にあった展示物が、3年後ここでお目にかかれることを切に祈りつつ・・・・・・。
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(19)

2008-02-07 03:28:44 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
1月11日(金)。想い出探し・技術館巡り(1)。

★年ぶりにモスクワ市北部にある全ロシア博覧センター「ベーベーツェー」(Всероссийский Выставочный центр「ВВЦ」)に脚を運びました。

★年前といえば旧体制が崩壊していて、西側資本がどんどん進出し、物価はどんどん高くなり、ルーブル価値がどんどん下がって所謂ハイパーインフレ状態にあり、犯罪が多発し、ロシア国民の生活が困窮を極めていたときでした。

ВВЦの大きな門をくぐり中に入ると、印象的な金星の装飾が屋根にある、ソ連時代の夢の址を髣髴させるパビリオンが正面に現れます。そのパビリオンの背後に円陣を組むように様々なパビリオンが建てられています。パビリオンの円陣の中央にある大噴水と、噴水の周りに囲うように置かれている金像がとても眩しい。

健康館、キルギスタン館、ソ連科学アカデミー館、電気館、カレリア館・・・施設は70館近くあるようです。全部行ってたら夜が明けてしまいそうなくらい。でもその多くは閉館しているか、商店がギッシリ設置されているかという状態。このような状態は★年前から変わっていませんでしたね。

ВВЦ訪問の1番の目的である「宇宙館」へ行ってみました。宇宙館の目の前にはボストーク1号ロケットの大型モデルやアエロフロートと書かれたツポレフ機が置かれているので、とてもよく目立ちます。★年前に訪れたときは、建屋の半分が外車の展示会場で占拠されていて、残りのスペースに人工衛星のプロトタイプ大気圏突入カプセルなどが所狭しと置かれていました。

★年経った今どのようになっているのだろう。宇宙館の前面に「サートсад」「ヤールマルカярмарка」の文字が書いてある横断幕がかかってました・・・嫌な予感がします。

中に入ってみると、宇宙に関係する展示物が1つもありませんでした。建屋に沿うように商店が並んでしました。各商店では球根や種、土や肥料などが販売されていました。

ソビエト連邦が誇る宇宙開発展示場は、「大園芸市」に変貌してしまったのでした・・・。表にヤールマルカと書いてあったので、期間過ぎれば別の「のみの市」が開催されるのでしょう。

大園芸市・・・園芸は嫌いではないけど、予想外の変貌ぶりに落胆を隠せませんでした・・・。

★年前にであったあの展示物たちはいずこへ・・・。

ラスカルさんとツーショットで撮ったカプセルはいずこへ・・・。
(つづく)

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7日から来週火曜日くらいまで、またノルウェー・キルケネスに行ってまいります。パスポ更新とビザ期限切れのためです。帰ってきたらまた紀行blog続けます。それまで待っててくださいな。

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(18)

2008-02-06 05:35:56 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
ねこネタを書いたらアクセス数が通常の15割り増しになった。ねこフェチのみなさま、ご訪問ありがとうございました♪

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1月10日(木)。この日は、待ちに待ったパスポ受領の日でした。この旅シリーズの(3)(4)に書いた日本大使館に急ぎました。前出のとおり、地下鉄や地上駅が集中するコムソモーリスカヤ駅(Комсомольская)近くに移転したので、大変便利になりました。

更新が面倒なので青→赤タイプに変更して申請しました。最近パスポートがIC内蔵のタイプに変わったとのことで、早速中を拝見。何か厚紙のようなものが入っています。この中にICが入っているようです。スキャンしてもらうと個人情報が表示されました。日本のハイテクノロジーを駆使して作成されたパスポ。
ス、スゴイグレイト!


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その後はすぐ移民局(ОВИРオビール)に行って、ビザの再発行をしてもらいに行きました。移民センターは地下鉄タガンスカヤ駅(Таганская)近くにあります。

中に入りましたが、守衛さんは扱いがぞんざいでした。
「貴様何用で来た!」
とでも言いたげな表情&口調。こちらが部屋を訪ねると「105号室だ!」と怒鳴られました。これから独房に入りに行くのではないか、と錯覚してしまいそうでした。

窓口がある105号室に入りましたが、UVF(ビザ更新)窓口担当者(女性)も扱いがぞんざいでした。
もの凄い速さで捲くし立てられました。
しかも移民用法律用語で。

もう少しゆっくり話してもらうようにお願いしたり、手続きの最後に確認のために訊いてみると、
「はぁ~?」
というような馬鹿にした表情をしたり、思い切り溜息をついたりして悪態をつかれました。

日が悪かったのでしょうか?ソ連時代の悪しき風習がここだけ残っているのでしょうか?前にタチの悪い移民でも押し寄せてきたのでしょうか?私は犯罪者じゃないぞ!

結局、この場でビザの再発行はされませんでした。ここではパスポ情報をPCに少し打ち込んだだけ。スタンプやスプラーフカ(照会書)などは貰えませんでした。訊けば、ムルマンスクの移民局でやりなさいとのこと。新旧パスポは必ず携行しなさいと言われました。

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復路は、穴が開いて無効になった旧パスポと、記述やスタンプなどが全く無い新パスポ、これだけで移動しなくてはなりません。「滞在許可がまだあるんだぞ、いま手続継続中なんだぞ」という目に見える「証拠」がないまま。途中で性悪警官などに遭って難癖つけられたら太刀打ちできるかな、不安でした。

空気の悪い移民局をサッサと後にしました。
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(17)

2008-02-05 03:40:56 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
超常現象ネタを書いたら、アクセス数が5割増になった。アンタも好きねぇ(加トちゃん風)。

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ネコ好きの皆様、必見です!!

コスモポイスクの後は、地下鉄クトゥーゾフスカヤ(Кутузовская)駅へ。15分ほど歩いたところに、世界でたった一つのネコ劇場「ククラチョフ猫劇場(Театр кошек Куклачева)」というのがあります。劇場の名の通り、ネコがメインの劇場。ここではウン十匹の芸達者なネコ達と出逢えます。

綱渡りをしたり、手押し車したり、ボールの上に上手に乗ったり、ちょっと出演者におイタしたり・・・。主に子供向けに作られていますが、大人の方や外国人でも飽きないように演出されています。

この猫劇場の創始者ユーリー・ククラチョフ氏は、一度見たら忘れられない特長溢れる獅子顔。彼は「厳しい試練」ではなく「たっぷりの愛」で芸をネコ達に教えるのがモットーらしい。心温かいではありませんか!それにククラチョフ氏は30匹ほどのネコ達を連れて国内だけでなく、海外遠征もするなど精力的に活動しています。6年ぐらい前には日本にも一度巡業に訪れたことがあります。

今回の舞台では彼はサンタ役として最後に登場。それまでは彼の息子ドミトリー氏らとネコ達が楽しい劇を披露してくれました。

途中で芸達者なネコに触れる時間があったり、観客と共に大玉送りを楽しんだり。でも私は12列目の端(250ルーブル)に座ってたので、そのいずれにも参加できませんでした。券代ケチっちゃだめでしたね。ネコに触りたい人は前の方の座席をGETしてね!最前列は700ルーブルで高額だけど、凄い目前で見ることができたり触れたりできますよ!

売店ではククラチョフ&ネコたちの楽しいDVD「マイ・リュビームィェ・コーシュキ(Мои любимые кошки)」が販売されていた(200ルーブル)ので、迷うことなく購入しました(写真右下がDVDラベル)。もう既に観ましたが、あれだけたくさんのネコがいるといろいろ個性が出てきます。キュウリを食べるネコを見たときはびっくりしましたが。

観たい方はどうぞお買い上げを。

(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(16)

2008-02-04 15:02:16 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
前回のお話に続くようでくどいかもしれませんが、UFOや超常現象を、日本人の皆様は信じますか?ウン年前は空前絶後の大ブームでしたが、今はウンと下火になってしまいました。

しかしロシアでは結構根強く(?)続いています。
DTVテレビ(ДТВ)では、毎週こういった不思議現象を紹介する番組があります。

そしてロシアには不思議現象に取り組む大きな団体があります。それがコスモポイスク(КОСМОПОИСК)です。ロシア全土だけでなく世界各地にも支部があります。

モスクワのナガーチンスカヤ通り(ул. Нагатинская)沿いに本部があります。写真の髭を蓄えたエキセントリックな風貌の紳士が、会長のチェルノブローフ氏。

この日、友人に頼まれたCDを手渡しに本部を訪れました。本部、とはいってもまるで部活動の部室みたいな感じです。チェルノブローフ氏はコスモポイスクの活動の様子を語ってくれました。夏場を中心に自然探検をして、興味深い不思議現象があれば調査研究します。キスティームで発見された矮小人のミイラとか、上空で見かけたUFOとか、ツングースで起きた大森林災害・・・・・・など。

また彼は、日本から取材に来た出口昌男プロデューサーとの付き合いが長く、彼が出版したという不思議現象を紹介した最新本を見せてもらいました。

あの日にかえって空前絶後の大ブームを懐かしみたい方、書店かインターネットでお買い求めください。

注釈)
写真左上:コスモポイスク、チェルノブローフ会長
写真右上:出口昌男氏が執筆した最新本「極北ロシアの超常事件ファイル」
写真中央:ロシア・キスティームで発見された矮小人のミイラ。日本のテレ朝で放映されたもの。

(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(15)

2008-02-03 20:39:10 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
空を見よ!
アレは何だ?!
鳥だ!
飛行機だ!!
いや、UFO だっ!!!

・・・・・・というキャッチフレーズはもう古いですね。

前出の銀の森の南側の、ジヴォピースヌィ・モスト(Живописный мост)という大きな橋が新設されたのですが、橋の真ん中辺りに放物線状のアーチが建設され、その頂付近になんと円盤型のオブジェクトが増設されました。

新聞によれば、UFOの中はレストランになっているらしい。調査しませんでしたが、どんな料理を出すのでしょうか。近くまでたどり着いたのが夕方遅くだったので辺りは暗く、橋上のアーチにはマゼンタ色のライトが、実にUFOの襲来に相応しく怪しげに灯っていました

水曜スペシャル、木曜スペシャルなどでUFO&超常現象&超能力特番を頻繁に放送していた頃が懐かしいです。あの頃は本当に空前絶後の大ブームでした。

モスクワの新名所「UFOレストラン」にどうぞお越しください。

アクセス:地下鉄「シューキンスカヤ(Щукинская)」から路面電車28番で終点下車、徒歩10分。
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(14)

2008-02-02 18:37:54 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
先月30日からビジターが若干減少気味なのは、китайские пельмени の仕業か??

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1月8日(火)。この日はモスクワ北西部にあるガルブーシュカ(Гарбушка)
というところに行ってきました。ガルブーシュカとは、モスクビッチ曰く「ロシアのアキハバラorニッポンバシ」らしい。そこまで言うなら、行ってみて評価してやろうではないか!・・・と日本人なら誰しもそう思うに違いありません。

外観は大きなデパート。中に入ると、家電やらPCやらデジカメやら携帯電話やら・・・。

2階にはリャーリャーパルク(Ля-ля-парк)と呼ばれる広場には、パビリオンと呼ばれる小店がぎっしり立ち並び、各パビリオンには邦楽・洋楽・映画・アニメ・PCソフトなどの格安CDやDVDがこれまた所狭しと並んでいます。中には海賊版CDやDVDもあったりするので、注意。

この広場の中に唯一「アニヲタ御用達ショップ」があります。
店の壁面には「あぁ女神さま!」に出てくるヒロイン・ベルダンディーの絵がそのお店の目印。写真が店内の様子です。ラックには日本のアニメ雑誌が並び、ショーケースには妖艶な肢体を見せているフィギュアや、アニメキャラのTシャツやら・・・・・・。

店の中には沢山のアニヲタが押し寄せていました。

日本のアニメ文化が、欧米だけでなくロシアでも浸透し崇拝されてしまっている証ですね。

アクセス:地下鉄バグラチオーノフスカヤ駅(Багратионовская)下車徒歩5分。
(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(13)

2008-02-01 23:07:18 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
地下鉄駅見物の後は、プロスペクト・ヴェルナーツカヴァ(проспект Вернадского)沿いにある映画館「ズヴェズダー(Звезда)」に寄りました。夕方から、映画「イロニヤ・スジブィ・プラダルジェーニエ(Ирония судьбы продолжение)」が公開されていたからです。

イロニヤ・スジブィは日本でも「運命の皮肉(1975年制作)」という作品名で紹介されかなり有名。その続編ということもあって、以前から話題作として挙げられていました。

「運命の皮肉」では、監督はE.リャザノフ、登場人物はルカーシン(A.ミフコフ)、ナジェージダ(B.ブリリスカ)、イポリット(Y.ヤコブレフ)といった、今では大御所の役者ぞろい。

「続・運命の皮肉」では、監督は「ナイト・ウォッチ」で有名なT.ベクマンベトフが指揮を執り、俳優に、上記3名の他、コースチャ(K.ハベンスキー「ナイト・ウォッチ」主演で有名)、ナージャ(E.バヤールスカヤ)ら豪華メンバー。前編の監督リャザノフは、飛行機の乗客役で登場しています。

音楽では、A.プガチョワやK.オルバカイテなど有名アーティストが参加しています。

T.ベクマンベトフ氏の作品といえば、フンダンに採用する特撮シーンや、彼方此方にメーカーのトレードマークや広告を見せる手法が有名ですが、ここではスポンサーとして携帯電話製造メーカーのNokiaや携帯電話通信会社のBeeline、世界の自動車メーカーのTOYOTAが協力していますので、それもしっかり見てくださいね。

前編では、大晦日の晩に仲間によってベロベロの酩酊状態になるまで呑まされた上に、飛行機でモスクワからレニングラード(現サンクトペテルブルク)に送り出されてしまったルカーシンが、イポリットとの婚約を控えていたナジェージダの家に転がり込んでしまったために起きた大逆転ラブコメディーである。

後編つまり「続・運命の皮肉」では、ルカーシンの息子コースチャが酩酊状態になるまで呑まされて、ナジェージダの娘でありイラクリとの婚約を控えたナージャの家に転がりこんでしまったために起きた大逆転ラブコメディーとなっている。

転がり込んでしまった理由は、住所が市名以外同一であったため。ルカーシンはモスクワ市第3ストロイーチェレイ通り25番12号、ナジェージダはレニングラード市第3ストロイーチェレイ通り25番12号。
つまり、ルカーシンが自分の家だと思って千鳥足で辿りづいたところが、別人の家だったわけです。

そして続編では自分達の子供が住むようになったために、ハプニングまた起きてしまったのである。

このほかにもロシアの通りは、レーニン大通り、カールマルクス通りなど、各市に同一名の通りを配したところが多いところにヒントを得て、映画が誕生したのでしょうね。

ハラショー!!!GOOOOOOOOD!!!とっても面白かったです!!!

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(12)

2008-01-31 22:54:26 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
今朝I先生から、地下鉄フィリョーフスカヤ線(Филёвская линия)に駅が新設されたという情報を得ていました。観劇後はそれを見にいきました。
駅の名前はストロギノー(Строгино)」駅

森深い大公園銀の森(Серебляный бор)の近くですが、この辺りは先生の親類友人知人を含め住んでいる人は多く、この新駅誕生に「便利になった」と大喜びとか。モスクワの地下鉄駅構内といえば、帝政ロシア時代のアート感を前面に出しながらも、ソ連時代のイデオロギーを感じさせるような部分も含み、大変荘厳な作りが大半です。

しかし、このストロギノー駅構内は、灯りとアルミ色が印象的なモダンメタリックな作りですっきりとしています。
私が訪れたときは、電車のひっきりなしの往来にホームは埃が立ちこめスモーキー。
ホームには記念に納めようとカメラを向けるモスクビッチ(一部鉄ちゃん有)でごった返していました。

(つづく)

モスクワ⇔ムルマンスク1965kmの旅(11)

2008-01-30 18:40:34 | ムルマンスク⇔モスクワ 1965kmの旅
1月7日(月)。この日は、I先生やヴァーシュ・ダスークと相談して、ボリショイ劇場に行くことにしました。演目名は「イオランタ」。芸術に詳しい人やバレエ、歌劇をやっていた人はこの演目にピンと来るかもしれません。午後からの開演でした。早めに駆け込みチケットをGETするも、この日は「ロシアのクリスマス料金」だったようで、どの席も400ルーブルでした。高っ!

「イオランタ」とは、美しく盲目の姫が主人公の歌劇。あらすじは以下のとおり。

生後周囲の細やかな配慮によって、自分が「盲目」という病であることを知らずに「幸福」に育った姫イオランタ。世界凄腕の眼科医の存在を知り、娘の病を治療してもらおうと一旦決意するが、娘に「病」を告げられないでいた。その後、姫は森の中を彷徨っていた貴公子と出逢い彼にみそめられるが、そこで自分が盲目であり「不幸」であることを初めて気づかされ、悲嘆に暮れる。それを知った姫の父は、盲目であることを教えた貴公子を処刑しようとするが、貴公子の姫への愛の深さや姫の必死の懇願に心を動かされ、世界凄腕の眼科医の手術を施すことを決意。ほどなく医師の手により光と「幸福」を得たイオランタは、みなと共に歓喜の歌声で熱唱する。
・・・・・・ハッピーエンドである!

役者さんたちのメロディーの豊かさや声量に驚きました。
また主要登場人物は、ソロで4~5分くらい熱唱する「見せ場」部分が必ずあるのですが、良くぞココまで沢山暗記しているな~、と感心。歌声に美しさと迫力があります。観客の皆さんも拍手喝さい。観劇してヨカッタヨカッタ。満足です。

演目は歌劇にしては短めの2時間でした。観劇後は地下鉄に乗って観光し続けました。

(つづく)