ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

極北ユーロヴィジョン10 日本勢初参加

2010-02-15 12:00:00 | ムルマンスク市・街の表情
すみません、ブログ更新が滞ってしまって。
つい今しがた、某専門誌にRポップス&Rロックの評論文を書き終え脱稿しました。筆がなかなか進まなくて大変でした・・・・。



   *   *   *   *   *   *

1月31日(日)に、市中心にあるキーロフ州立文化宮殿で
「極北ユーロヴィジョン2010(Заполярное евровидение 2010)
が開催されました。
文化宮殿からのお誘いを受け、日本チーム初参加をしました。
日本チームの名称は「ヤポーニヤ・ヴ・ムールマンスケ(Япония в Мурманске:ムルマンスクの中の日本、という意味)」。ムルマンスク州に住む親日家に集ってもらうためにロシアの大型SNSに開設したコミュニティ名を、そっくりそのままつけました。

ウクライナ、ベラルーシ、リトアニア、ラトビア、エストニア、ドイツ、ポーランド、アゼルバイジャン、タタール、ダゲスタン等等。ムルマンスクに住む様々な国籍の出場者が、自前の民族衣装を着て、自国の民謡を歌ったり歌にあわせて踊ったり。舞台の袖で見ていないで観客席で見ていたかったくらい。

日本チームは16番目に登場しました。持ち時間は6分。
最初は筆者が自前の和服に自メイクに日本の歌を披露、その後ムルマンスクの剣道道場Мурман кендоの門下生による剣道を実演しました。

この祭典では、出し物の順位を決めることはしません。
全チームに賞状と記念トロフィーが渡されます。

祭典後は別部屋に移り、持ち寄った民族料理を振舞うコーナーが開催されました。日本チームも勿論作りました。文化宮殿の方から最初は寿司を強烈リクエストされましたが、先のコンテスト準備で多忙のためそのような手間のかかる料理は作れないとか、鮮魚を使わなければならないから食中毒が怖いとか言ってお断りし、その代わりに日本のお祭りでよく食べるお好み焼きを作りました。
前日数時間だけ費やしてたくさん作ったんです。助っ人を一人お願いしましたが、それでも大変でした。
寿司じゃなくお好み焼きだったのには文化宮殿の人、面白くなかったみたいですが。いや無理ですよ、歌唱準備&着物準備&日本料理準備をするのは・・・筆者しか知らないんですから。

筆者の教え子や、SNS「ムルマンスクの中の日本」のメンバーやエスペランチストらがたくさん応援に駆けつけてきてくれ、お好み焼きを「美味しいっ!」とほおばって食べてくれました。応援してくれたみなさんに感謝!


出場をお願いされたのが1月の中旬。本番まで日が殆どなかったので、今回本当は観覧希望でした。しかし、宮殿側の強い意向でエントリーをする羽目になり、なんだか要領がよくわからないまま出場したので、出し物としてはなんだか筆者だけぐだぐだな日本チームでした。トホホでも、これで要領つかめましたので、次回以降は二の足を踏まないようにいろいろ対策を講じます。


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