ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

宿泊先は☆☆☆のAnnabella Garden Hotel

2010-07-07 00:00:00 | ムル⇔トルコ・アンタルヤ5000kmの旅
ムルマンスクとトルコ・アンタルヤの時差は1時間。ムル⇔日本とは違い、楽勝でした。

アンタルヤ(英Antalya、露Анталья)はトルコ南部にある東西に長い県。姿はまるで静岡県とか高知県。地中海に面しており、「トルコのリビエラ」と称されるほどの美しくゆったりした風景が広がっています。

昔からドイツ人の保養地として栄えていて、後に欧州人が続々と訪れるようになりました。ドイツ人のためのカフェなどが点在しています。ロシア人は90年代に入ってから訪れるようになったとか。ロシア人の方が多く滞在しているのじゃないかと思うくらい、あちこちでロシア語を聞きました。

筆者が甲羅干しに滞在したホテルは、三ツ星ホテルのAnnabella Garden Hotel。国道400号線沿いにあり山側に建っています。その国道を挟んで反対側に姉妹ホテルのAnnabella Beach Hotelがあります。海水浴や食事するときは国道下を横切る地下道をくぐり、更にこのBeach Hotelを通過して行きます。それほど遠くありません。

今、ロシアの旅行社がトルコにツアー客を招致するのに力を入れているので、パック料金がかなり安くなっています。
ツイン料金(20日間滞在、3食&往復航空機込)でお一人様33,000ルーブル。日本円に換算すると、約100,000円です。下手すりゃ、ソチ旅行よりも安く、より長く滞在できます。価格の内訳がどうなっているんだかわかりませんが、嬉しいことです。

ただ、少々ムッとすることがありました。
それはツアーを申し込む際、筆者が日本人であることを告げると、「旅行会社の規定(トルコの地元旅行会社coral)で日本人は通常の 3倍 の料金を戴くことになります」と言われました。
筆者はサービスの無い国として世界的に知られているロシアに永住資格があり、理不尽なロシアの労働条件で働き、雀の涙ほどの給料を得て暮らしている。殆どロシア人と同じように生きているんだ、と抗議したところ、ロシア人料金で旅行できるようになりました。

日本は早朝から夜遅くまで自殺するかもしれないスレスレで働いてるから、豊かになったのだ。今日どれだけ犠牲になってることか。
日本は、ロシアのように50数日間の休暇なんて、ありえない。
サービス残業は普通。
日本と友好国のトルコならもっと安くて然りである。
高額な日本人料金を設定するなんて全くけしからん話である。
金づる扱いしてもらいたくない。
・・・・・・どれだけ心中で爆発したことか。

(続く)

ブログランキング【くつろぐ】
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村 旅行ブログへ


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エンジェルru)
2010-07-07 11:20:21
以前ロシア関係の仕事をしてました。確かに前からロシアは外人料金設定ホテルなどありますね。日本もやってるのかな?聞いたことないけれど。しかしトルコーロシアそんなに安くて何日も滞在できるなんて素晴らしい~!!でも私は何をしていいのかわからなくなりそうです。(笑)
返信する
外人料金・・・・orz (MOPAchka)
2010-07-07 22:56:25
エンジェルruさんカキコありがとうございます。

トルコだけでなく、現在のロシアでも外人料金が設定されています。
例えば各旅行会社で企画している「ムル滞在6日間」の類のツアーは、お一人様530,000円くらいです。
実は普通のムル6日間滞在は、20万円前後で済みんですよ。

この差は一体なんでしょう?

それはロシア側がボッタくっているのです。彼らはホテルすら4つ星以上のホテルのビジネスクラス以上しか斡旋しません。我々が予約したいエコノミー&スタンダードクラスなどは斡旋してくれないのが現状です。
それに日本側の旅行会社がマージンとして少量取っているだけです。

だから日本人はバックパッカーになったり、裏口あの手この手使ったり、ウルトラCを使ったりして、外国旅行しちゃうのですね。

ロシア人料金で楽しみたいならば、フィギュアの川口選手のようにロシア国籍になっちゃうか、筆者のようにロシア人並で暮らしていることを提示しなくてはなりません。

他のイタイケな日本の皆さんはホントどうしたらいいんでしょう?
トルコ政府&ロシア政府に抗議かな?
返信する
自分の場合は (北伝兵衛)
2010-07-11 10:49:36
4年前の皆既日食のときに、アンタルヤの宿泊施設は、どこもやはり観測者達で満杯だったので、コンヤという街に移動して、そこのバスステーションで一夜を明かしたことがあります。トルコがロシアと違っていいのは、野宿をしていても咎められないことですね(日本人はもちろんビザ不要)。
返信する
料金格差 (北伝兵衛)
2010-07-11 10:54:41
自分が思うに、日本人(外国人)向けに3倍高いというのが正規料金で、ロシア人向けの料金の方が格安特価ということかもしれません。3週間滞在で航空旅費、食事つきで100000円は、日本人にとっては安すぎるような気がしますね。
返信する
伝兵衛さんカキコどうも。 (MOPAchka)
2010-10-22 02:55:19
そうそう。日本人にとってラッキーなのはビザ不要なこと!同行者(ロシア人)はビザを買うため行列に並んでいましたが、筆者はスルスルスルーで気持ちよく通過しました。

コンヤといえば、真白いロングコートに身を包んだ男たちが剣を持ち、星降る夜の下、松明の明かりに照らされながら披露する舞踊が印象的とか(名前思い出せません)。

料金格差については、確かにあまりに安いと「ワケありツアー」「ミステリーツアー」を感じ、躊躇いますよね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。