イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

岡山芸術交流、チラ見で、今のところの感想

2016年10月30日 | 岡山
岡山芸術交流というアートイベントが開催されている。

私は前売券は買わなかったし、
世界的なアーティストだと言われても
「そうですが、知りませんでした」としか思いませんでした。

開催前に、前売券が700枚しか売れていない、という
地元のニュースを聞いて
「そうだろうなぁ、たぶん役所関係、
アパレル関係が買わされたんだろうなぁ」と思いました。

私は母の介護のために動いていて、
合い間に好きな絵を描いたりしているので、
地元開催のアートイベントだから
心躍るかしら?とか思いましたが、
実際に、以前、17年ほど住んでいた出石町の近所に
アスファルトを破壊して落っこってきたような銀の塊を
何回か見ても、
「あぁ、そうですか」としか思わなかったのです。

現代アートに慣れっこになったのかな?
現代アートよりシュールな現実の出来事は
毎日のニュースを見ても起きているし、
「あぁ、そうですか」という感想しか出てこない。

私は絵を描いたりするから
それより、絵画の展覧会、ダリや御舟や基一の方が興味があるし、
岡山県民の公金が使われたアートイベントにしては
私のまわりの岡山県民は開催されていることさえ知らないし
岡山県民が世界的な現代アーティストの作品を観たかったのかな?
岡山県立美術館なんかにダリや御舟や基一が来た方が
(あんまり、平面作家を知らないので、
県民も喜ぶだろう有名所を例に並べてみました)
観たい観たいと喜ぶのではないかな?と単純に思いました。
「えー‼️またかよ〜」と言われても
岡山県民が喜び、
岡山県立美術館や天神山文化プラザに
入場料が入る展示も希望します。(芸術交流でも展示してるんだね)

岡山芸術交流、公金を使って赤字かしら?

観る機会があれば、観に行こうかと思います。

息子の出身高校の跡地にある展示
新しい自転車置場ができたのかな?とバスから見て思いました。
美術系の私でさえ、
そのくらいの認識なので、
美術と無関係の方は興味ない県民が多いと思いました。
「あぁ、あるなぁ」という感じ。









それより、草間彌生さんが文化勲章もらったのには盛り上がりました❣️
がんばって長生きされたかいがありましたし、
女性のアーティストとして、喜ばしいです。
彌生チャン自身が、すでに現代アートだから。

昨日、岡山後楽園で観た能舞台の方が
はるかに現代アートだったなぁ。
見馴れると、古いものが最先端に見えます。

追記 11月26日土曜日
結局、岡山芸術交流は金を払って観る気は全くありませんでした。
東京に行き、山種美術館の速水御舟や根津美術館の円山応挙、
目黒区美術館の色の博物誌、
サントリー美術館の小田野直武、
国立新美術館のダリと日展を観てきました。
東京の知人が岡山にきて、芸術交流を観たのですが
岡山の作家の作品を期待していたこと、
岡山県民が岡山のメディアが騒ぐほど盛り上がってないこと、
アパレル社長ばかり目立ちすぎ、
1800円の当日券はダリより高い、、
など、感想を話してくれました。
アパレル会社が入場料を出せばいいのに。
私も東京のいろんな展示を観て、
1800円、高すぎる、と真っ先に思いました。
メディアが騒ぐほど、岡山県民、知らないのよ。
じいちゃん、ばあちゃん、知らないの。
一部の人の宣伝と金儲けに、岡山県や企業が動いた展示のように思います。
東京の人からも同じ感想を聞きました。
自画自賛じゃ、恥ずかしいよ。

天王洲アイルの寺田倉庫のアート部門をいろいろ観たあとだから
企業がアートに手を出しての失敗例も、岡山芸術交流で見た。

アートが置かれる場所も、アートの良し悪しを決める。
作品が置かれるふさわしい場所がある。

天王洲アイル T.Y.HARBOR近辺






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ポンペイの壁画展

2016年10月16日 | イコン
こちらは2016年に書いた記事です。


兵庫県立美術館にて開催中の ポンペイの壁画展 を観てきました。

灘 で電車を降ります。



駅からまっすぐ歩くだけで兵庫県立美術館です。



まっすぐな道はミュージアムロードと呼ばれています。



逆光でした。安藤忠雄さん設計の美術館です。



美術館のエントランス



チケットを買い、ロッカールームに入る前に
神さまになろう コーナーがありました。



みなさん、かわいい神さまに変身していました。



ロッカーに手荷物を預けて、
エレベーターで3階に上がると会場です。



会場の中は撮影禁止ですが、
金曜日、土曜日の夕方5時〜6時に
限られた壁画のみ、
一般の方でも写真撮影できるのだそうです。
確かなことは、兵庫県立美術館にお問い合わせください。

私は全く知らなかったのですが、
今日はヤマザキマリさんととり・みきさんの講演会か14時からあり、
幸いにも参加することができました。

講演会の会場へ入るフロアから海側を見た写真です。



私みたいな壁画展を観にきた人だけではなく、
ヤマザキマリさんととり・みきさんのファンの方々や
漫画やアニメ、映画、出版の関係者の方々がたくさんいらしていました。
知っている先生もいたりして、ご挨拶。

ヤマザキマリさんのすごく楽しい古代ローマの話や
とり・みきさんの編集マニアぶりがわかり、
楽しい講演会でしたよ❣️
またお聞きしたいくらいです。

講演会の後も、展覧会の半券があれば再入場できるとお聞きしたのですが、
お腹がすきすぎて、
美術館のレストランで遅いランチをとりました。
神戸ポークをいただきました。









ランチの後に、すぐに再び会場へ。









6時が閉場なのですが、図録も買いたいし
ギリギリまで会場で壁画を拝見しました。

外に出たら暗かったですが、
また、夕方の美術館の景色も見れました。











近くでしたら、何回も通っていると思いました。

古代ローマはギリシャ人の植民地だったそうで
元からいる土着の人々以外はギリシャ人の国でした。

ギリシャイコンというけれど、
実はイコンの原型は古代ローマにあると思いました。

「ポンペイの壁画展」の図録より
酸化鉄の赤土の顔料で描かれた「赤い建築を描いた壁画装飾」
ヴェスヴィオ山周辺地域
フレスコ 前1世紀後半、第2様式



キリストの出現で聖なる角柱が聖人に変わっていきます。

京都ハリストス正教会のイコノスタス



実際にポンペイの壁画を観ると
後々のイコンによく似たというか、
古代ローマのフレスコ画から
イコンが描かれていったことがよくわかりました。

日本でポンペイの壁画が観れるなんて
すごいことなんですよ。

兵庫県立美術館の後は、来年、山口で展示だそうですが、
兵庫県立美術館の展示中に、
またもう一度観に行きたいなと考えています。
美術館自体が天井が高く、
壁画を観るには適した場所だと思いました。

どうしようかな?観に行こうかな?と思っているかたは
必ず観た方がいいですよ。
すばらしい展示でした‼️

チケットを買う前に、
兵庫県立美術館のホームページに割引券がありますから
その割引券の画面をチケット売場で見せたら100円引きになります。

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片づけ

2016年10月15日 | イコン
片づけをしていたら出てきました。
2011年ごろに日本画絵具にアクリルメディウムで
イコンを描こうと思って色見本を作ってみたのでした。
カビてます。



イコンにはお祈りの時にキスをするので、
水溶性絵具はニスを塗らないと難しいです。
やっぱり、テンペラ、油彩かな?

その他、キリストの変容のイコン、



百均の楕円キャンバス、



和紙やレースを貼って描こうとしたアクリル画。



両親の同時介護で中断しました。
また続きを描きたいです。

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ツリーのイコン

2016年10月11日 | イコン
赤いローブがだるまさんみたいだなと思いながら、聖母子を描いています。

これは、福島から避難されているお母さんと子供たちへの
クリスマスプレゼントに描いています。



金箔を光背に貼るべきですが、
クリスマスツリーの形は、
お祈りに使うイコンとは違って
子どもたちが触りますから、
金箔でなく絵具で塗ることにしました。
塗り直しがたやすいためです。
金箔だとおそらく親が触らないように言うと思います。触っていいイコンを描きます。

額縁の修復に使うデーラーラウニーのゴールドフィンガーは、金ピカが一発で描けます。
これは便利。色も4色あります。
が、今回はリキテックスのゴールドを使うことに。



私は、日本で販売されていないリキテックスのヘビーボディを使っています。
日本で市販されているアクリル絵具より顔料が倍近く多く、
扱いにくい絵具ではあるのですが、
重ね塗りの回数が少なく、
顔料が多いので、アクリルのテカりが少ないのです。
アメリカやカナダで教会にイコンを描いている工房は、このヘビーボディを使用しています。


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自分で描いたイコン

2016年10月11日 | イコン
イコンには決まりがあり、
画家が勝手に決まりをくずすことはできません。

でも、形を守りながら、
画家のイコンを描くことはできます。

いつも、イコンの本からトレースしていましたが、
自分で本を見ながら描いてみました。



たくさん描くので、形はくずさずに、
衣服などを、単純化しています。

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花時計