イコンのもとに


在宅介護16年が終了後、やっと自分のために生きられる。イコンも描いてます。ブログは書いたり書かなかったり、気分で。

美術の中のパワーハラスメント

2013年07月31日 | イコン
金沢21世紀美術館の害虫問題。

館長の職員へのパワーハラスメントも出て、
普通にしていたらパワーハラスメントの問題も
害虫の問題もないわけで
何かあったから問題が出てきたのでしょう。

あの館長は岡山でご近所に住んでいて、
奥様も一度パーティでお会いしたりして、
普通の日常では穏やかな方でした。

でも、ここでも書いている通り
「私が今までやってきた仕事はすばらしいんだ。
何にも知らないお前らに何がわかる?」というような
長年、芸術家という職業の
特に男性の
「俺様はすばらしい。お前らとは違うんだよ」
という横暴さがあるのであれば、
表面に自然と出てきても仕方がないものであると思いました。

また、そのような「芸術家」に感化された妻の
「うちの主人はすばらしい。みんなすばらしさがわかってないのよ」という奇妙な思い込みも多くて
普通の感覚というのはないのか?
実に滑稽な夫婦、とまわりは思っているわけで
最後には「あんな人たち、どうでもいいや」になって
おかしな芸術家たちということで終わりです。

芸術だけでなく、どの世界にもあるのだろうと思いますが、
必ず、何かあるから問題が起きるわけで
つまり、
何か不自然な非常識な出来事があったのでしょうね。

岡山の芸術家夫婦の言う「低脳な岡山県民」の私は
日常の生活の中での美術をみつけて、
表現したり鑑賞する楽しみを続けたいと思っていますよ。



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罵り

2013年07月30日 | イコン
画家夫妻が若い作家たちが作品を展示しているギャラリーに
ふたりでやってきて、
展示作品を「これはダメだ」と罵りだすのは有名でした。
何人もやられていて、
私もいつかはあるだろうと思っていました。

自分たちは東京で大きな仕事をしてきた、だから経験があるんだ、
岡山の作家連中は何もわからないバカだ、と言います。
画家の妻は「夫は大学教授にもなれる人なのに、岡山の人はそうしない。
全く見る目がないのね」と言います。

私は初めてこれを聞いたときに、
このふたり、頭おかしいのか?と思いましたが、
仕事の結果もあり、私よりひとまわり以上年上の人たちですから黙っていました。

岡山の悪口を言って、若い作家を罵って、岡山の大学教授にしなさいと妻が言うわけですから、
おかしいんじゃないの?とみんな言いました。
「あれだけの仕事を東京でしてきているのに、
なぜ岡山ではとりあげられないの?」と私に質問をしてきた人がいました。
その人は、いろいろと聞くうちに、
その理由がわかったみたいでした。

この夫唱婦随の罵りスタイルが、
この芸術家夫婦の表現方法なので
それでいいのだと思います。
私たち低脳でバカな岡山の人間が、
とても口出しできるものではありません。

私はこの夫婦とのおつきあいの上で、
岡山への罵りはある程度放っておきました。
もちろん、岡山も悪いところもあり、直さなければならないこともあるからです。

ギャラリーへ夫婦でドカドカやってきて、
罵りこきおろすのはどんどん有名になりました。
ギャラリーオーナーからも
岡山に住んでいるくせに、なぜ悪口ばかり言うのか?と聞きました。
悪口言われて、作品を買うわけないじゃないか、と言います。

私の母は東京生まれの東京育ちで、結婚して岡山にきましたが、
母から岡山の悪口は一度も聞いたことがないので、
母にこの質問をしますと
「悪口なんか言うはずないでしょ、岡山という土地で生活させてもらってるのよ」と言いました。
両親も芸術家夫婦の言動をまわりの友人たちからずっと聞いており、
母は「私がいつか会って、どういう人間たちなのか、
いつまで岡山を罵るのか確かめる」と父と話していました。
後に、画家は母のイコンを違う聖人で描いてきました。
その聖人は違うと何度言っても聞きませんでした。
自分が正しくて、人の言うことを素直に聞きません。
そういうやり方なのだと思います。
そのイコンは昨年末、母から画家にお返ししました。

「私たちは東京ですばらしい仕事をしてきた夫婦で
岡山の人たちは私たちの美術館を作ってもいいくらいだ」と言うのですから、
どういう芸術家夫婦なのか?
私の両親や高齢の方々も知りたいわけでした。

私は夫婦の罵りスタイルを黙ってずっと聞いてきましたが、
嫌になった人はどんどん離れていきました。

私の作品を展示したギャラリーにやってきて、
お定りの口癖の「これじゃ、ダメだ。こんな絵じゃダメ。なっていない。
日本画の癖が抜けていないのね。
たいした絵じゃないわね」と言うのを聞いたときには
すごく悲しい気分になりました。
私はたくさんの日本画家の先輩たちに指導も受けたり、
人生経験を聞いてきましたが、
それらを全て否定された気分になりました。
まだ、妻の方だから罵りも生ぬるく、
夫だと凄まじい罵りでした。

あれらは、作品へのアドバイスではなくて、言葉の暴力に近いのではないかと思います。
今なら、パワハラでしょう。

私は、この夫婦はこのスタイルで岡山で暮らしていくんだなと思いました。
それでいいのだと思います。

人間、40にして惑わず、という言葉がありますが、
40過ぎれば、その人の生き方も決まります。
60や70にもなって、まだ罵りを辞めないのであれば
そういう生き方なのです。
岡山や岡山の人々を罵って生きて死ぬ一生です。
あの夫婦を私はそう解釈しました。
ですので、私はもう近寄りません。
おつきあいなさる方は、
そういう生き方の夫婦だと思って、
おつきあいなさればいいのです。

お茶の水と柳井原の教会にも事実をお伝えしました。
夫婦の娘さんにも知らせました。
オリエント美術館のイコン教室へ紹介したのも私ですから、
学芸員に知らせました。

私は岡山は好きだし、
住んでいる土地や人々を罵るなんて
とても恐ろしくてできません。
そんな傲慢なことは、神様に叱られます。
自然や先人が築いてきた昔から在るものを、
最近生まれた人間が罵るなんて
怖くて、恐ろしいです。












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その後

2013年07月29日 | イコン
修道院にしたいと計画されていましたが、
私は利用される前に離れました。

十年以上に及ぶ「岡山の人間は無能なバカだらけだ」という夫妻の罵りが
広く社会に知られ、
私の両親やまわりの人々が
「信仰とは別のところ、個人的な問題がある」とわかってきたので
私に離れるように促してきました。

修道院を作る作らないは教会の判断なので、私はノータッチです。

画家に「私はイコンを描くから、あなた手伝いなさい」と言われ
「修道院にして、イコン工房を作るから、手伝いなさい」と言われ

母が「岡山をバカにするくせに、自分勝手なことばかり言って!
娘は私たちの介護でくたびれているのに、これ以上自分たちのために利用するつもりか!」と怒りました。
父は洗礼は受けていませんが、
「おかしいから離れなさい。イコンの先生としては、あまりにも個人の欲が入りすぎる」と言いました。
父は若いときには、仏画家や仏師との交流があり
宗教画、宗教の美術の在り方を知っています。

人間は完璧な人間などいないのだからと思って、おつきあいをしていましたが、
自分が一度も会ったことのない人を紹介したり、
奇妙な行動が続いたり
金のトラブルは次々おきたり
まして、自宅を寄付して修道院を作るなんて
家族は洗礼を受けていないのですから
そこに他人が入ると、
さらに金の問題が起こるのは想像できました。

他人様の家の後始末に、私や教室の生徒が巻き込まれていくわけで
これは、まっぴらゴメンでした。

家が売れないから修道院にしようということもありますから、
それならば、金銭も出し、
自分たちで働き、修道院の形を作ればいいのに、と多くの人の意見でした。

私は個人の理想の修道院建設より、
被災地のサポートの方が先だろうと思っていました。
私は「イコン描けるなら、イコン描いて被災地に贈ればいいのに。
イコンが高くて買えないから、欲しいと思っている方々は多いから」と思いましたが
「イコンって、そんな簡単なものではないのよ。
私たちのイコンは高いから、きちんと描かないと恥ずかしいの」と言いました。

その考えからして、もう決定的に違います。
幼い子どもが一生懸命描いた下手くそなイコンでも、私はイコンだと思います。
神父様に「なぜ、イコンを売るのか?」と聞いたら
「画家がイコンを売るのは生活の糧だからでしょう」と言われました。

生活の糧にイコンを売ってはならないとされているのだから
もう、そこで私は信仰など無視していて、
土産物屋のイコンと同じだなあと思いました。

画家を責める気はないけど
仏画でも、こういう問題はただの一度もなかったので
画家の信仰の在り方が、こうなのだから
両親が怒り、私はつきあわないと決めました。

岡山の芸術の賞がイコンで欲しかったようで、
「あの人、私に賞をくれるって言ったのに、なぜくれないのかしら?」といろんな人に言っていました。
これは、おそらく研究者が阻止してくれたものと思います。

仏画で、何か個人的な賞をもらったなんて聞いたことがない。
イコンで個人的な賞をもらって、
自分を誉めたたえて欲しいなんて
奇妙だと多くの人が思いました。

でも、そのやり方がイコン画家のスタイルなのでしょうから
私はそのスタイルにはとてもついてはいけない。
夫妻でギャラリーにやってきて
そこで展示している作家をけなしまくるスタイルにもとてもついていけません。
私もやられたひとりです。
岡山の作家たちに嫌われるのは当然でしょう。
人の嫌がることをする作家のアシスタントなんてうんざり!
(でも、他の作家を罵り、自分たちが素晴らしい作家だ、という表現スタイルの夫婦だと思えばいいわけです。
私や両親はそう思うことにしました。)

それに、画家夫妻が亡くなるまで
岡山や岡山の人たちへの罵りを聞かされるなんて
もう、嫌で嫌でうんざりです。
そんなに岡山が嫌なら住む必要はない。
なぜ、いつまでも岡山に住んで、岡山の悪口を言い続けるのでしょうか?
出ていけばいいのに。

東京に帰れば、イコンだってたくさん売れるだろうし、
個人的な賞も誰かくれると思います。

修道院は教会の判断におまかせすればよし。
仏画をたくさん描いていた祖母が
「画家は絵だけ描いていればいい」と何度も言っていました。
私も祖母が言う通りだと思います。
絵を描く以外の欲は持つ必要はないのです。

私は今日するべきことをするだけです。

岡山の悪口を今後言わないでください。
ま~だ言ってるのか?とみなさん思うと思います。
何か病気であれば、家族が黙らしてください。
本当に無礼な夫婦でした。










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サンティアゴ デ コンポステーラ

2013年07月25日 | イコン
今日は息子の25歳の誕生日なのですが、
今朝のニュースを見てショック!

スペインのサンティアゴ デ コンポステーラの近郊で、
電車の脱線事故があったそうです。

巡礼に参加される方々が被害にあわれたのではないでしょうか?
日本人の方は⁈

聖ヤコブのお祝いに、こんな事故がサンティアゴ デ コンポステーラであるなんて。
現地の方々はもっとショックだと思います。

被害の少ないことをお祈りします。

我が家の25歳のヤコブに朝ご飯を作ります。




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水まんじゅう

2013年07月24日 | 岡山
ご近所の華宵庵(かしょうあん)というお菓子屋さんの水まんじゅう。





これは、ご近所の素戔嗚神社の名水の素戔嗚尊(すさのお)、天然水を使用して作ったお菓子です。
カップに天然水が口まで張ってあり、
その中に水まんじゅうが浮いています。
水を汲みにいって、作られています。

私は開け方がへたくそで、いつも天然水をこぼすので
お椀の上で開けるようにしています。
息子は上手に天然水をこぼさずに開けます。
水ごと、つるりっ!と飲み込むように食べるとおいしいと息子が言っております。

関東の方では、水に浮かんだ水まんじゅうがあるそうですが、
こちら、西日本では、このスタイルは初めて見ました。
まず、水がよくないとできないお菓子ですもんね。
1個、150円です。
とてもおいしいです。
家族みんなが気に入りました。

その季節にしかないお菓子って、大好きなのです。

岡山って、お茶文化の発達した場所なので
おいしい和菓子がたくさんあるのですよ。

華宵庵本店 電話 086~275~2282
けやき通り店 電話 086~273~5855
しみず店 電話 086~273~8616


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花時計