母が入院しました。飲食をしなくなってきたので、
脱水と軽い誤嚥性肺炎があったからです。
かと言って血液検査でも、
どこが悪いというのがなくて、
つまり、自然に死が近づいてきた状態だそうです。
父も最期はそうでしたから、
私としては母を見送る理想的な死です。
担当医とも、話し合い、
自宅に帰って自然な死を迎えられるように
また、母に関わる方々が集まって話し合いをするのです。
私は悲しいというより、
母が楽に死を迎えられるよう祈っているだけです。
今は、ものすごく大変だった最近の母の介護が
入院で介護をしなくてよくなり、
身体も休まり、やれやれと言った感じです。
と言っても、母が退院してきたら、
本当の看取りがいつ来るか?
全くわからないわけですから、
また、大変になるんです。
ただ、介護の終わりは、そう遠いことではないんですね。
心境を正直に話しますと、
ウクライナ、ロシアとか
パレスチナ、イスラエルの
市井の方々を思えば、
母の迎える死は平和であるんです。
この死を悲しむことはないと思ってます。
母の今回の入院は、
訪問看護の看護士さんが母の微妙な発熱に気づいて
訪問診療の医師に連絡してくれました。
訪ねてきた医師が、入院または自宅でみるか私に選ばせて
私は入院させることにしました。
救急車を呼ぶ前に医師が病院に連絡を入れたり、
病院に渡す資料を印刷したりする間に、
私は子猫のホッカちゃんに医師たちの目の前でミルクを飲ませました。
母のベッドの隣です。
医師や看護士さんたちはホッカちゃんをかわいい😍と言ってくれ、
本当は緊急事態なのに、
ホッカちゃんがいて、笑顔で救急車に乗りました。
最近の病院のERが激コミなのを私は知ってましたから、
最低3時間は待たされるだろうと予測して、
ホッカちゃんにもミルクだけはあげて救急車に乗ろうと思いました。
つまり、私も救急車、ER慣れしているんです。
父も母も何回、救急車に乗ったか?忘れてしまいました。
覚えているのは17回までです。
ERでは案の定、激コミで
「4時から3時間待たされているんです‼️」と怒っていた家族の方がいました。
私が帰宅できたのは、17時にERに入り、帰宅したのが22時ですから、5時間、ふらふらでした。
でも、9月始めからずっと家だけでみていましたから、
入院して、ほっとしましたし、身体が楽になりました。
母のまわりの大量の洗濯物をして、片づけをしました。
担当医からも連絡があり、母の延命をするかどうか聞かれましたが、
「自然死というか、枯れるような死を望みます。」と答えましたら、
ホッとされた様子でした。
まだ若い医師ですが、すごく優秀な方で、人の気持ちがよくわかる。
彼が母の担当医というのは
看護士だった母としては最高です。
訪問診療医もいい方なので、
母は医師や看護士さんには恵まれています。
それだけでも私のストレスはないです。
枯れるような死、
枯れるって悪いことじゃないですね。
枯れた次には必ず、再生、復活がありますから。
死にゆく母と生命力いっぱいのホッカちゃん。
ホッカちゃんは神様が私に遣わしてくれたと思います。
ホッカちゃんのおかげで母の死を乗り越えられそうです。
他の大人の猫たちは異変を感じていて、私を気遣ってくれています。
ちゃんとわかってます。
本当に猫は助けてくれますね。
感謝しています。