1ヶ月前の6月12日に漬けた、無塩に近い梅を、天日干ししました。今日で3日目になります。
干した後、梅酢の瓶に戻して保存します。
写真のは、
完熟梅2キロ、水に2時間浸けてアク抜き、
ヘタをとり、乾かす。
洗った赤ジソ300gを塩10gで揉んでアク出しする。
赤ジソを塩揉みしたら、水分がかなり出ますから、
梅漬けする時には10gの塩分も半分くらいになっていないかな?と思います。
容器に梅を入れて、上に塩揉みした赤ジソを被せて、
35度以上のアルコール300〜600ccを注ぐ。
なぜたくさんアルコールを入れるかというと、
梅は塩分があって梅酢が上がり、梅酢に浸かるとカビは来ないのですが、
ほぼ無塩なので、アルコールを多く入れて塩分の代わりに
アルコールでカビを防いで、早く梅酢が上がるようにしているわけです。
冷凍した梅を使うと早く梅酢が上がります。
写真のは、ブランデーを使いましたから、
ホワイトリカーよりシソ、梅酢の色が茶色になってます。
梅酢が上がるまで、容器を時々ゆする。
私は重石を使わず、時々、手袋をして漬けた梅を上から押しています。
梅酢が上がれば、1ヶ月浸けておき、
写真のように天日干しする。
必ず1ヶ月浸けること。
天日干ししなくても食べられるが、
間の抜けた味がするので、
天日干しはした方が、梅干しらしく、おいしく食べられます。
保存は、赤ジソを被せる。
赤ジソも塩分がほとんどないので、
このまま食べられるから、
おにぎりに入れたり、
和物、イカ、タコの味噌和えに入れられます。
子どもでも食べられる塩分と酸っぱさです。
アルコールは天日干しで飛んでいます。
天日干ししない場合は、梅と梅酢を分けて、
梅酢を煮立てて冷まし、
また梅を漬けたらいいと思います。
こちらは、さらに腎活梅干しです。
梅を漬ける前に、茹でこぼしをしています。
腎臓の弱い方は野菜など必ず一度茹でてから調理します。
生より茹でると、カリウムやリンが減るのです。
梅も同じように、茹でこぼしをしてから漬けます。
茹でこぼしは湯が沸騰したら
梅を入れて30秒経ったら火を消して、30秒そのまま待つ。
それをザルに開けて冷ます。
後は普通に梅を漬けたらいいんです。
こんな腎活梅干しは販売されていませんから、ぜひ作ってね。
簡単で身体にいいから。
こちらは8月入ってから天日干しをします。
天日干し3日目と言っても、
連続3日目ではなく、
間に雨が降りましたから、
バラバラと3日目になります。
干す前、干した後、と味をみましたが、
やっぱり、干すと味がぐんとよくなります。
無塩に近い梅干しなんて、どうかな?と思いましたが、
天日干しをしたら、おいしくなります。
ほぼ無塩でも食べられます。
今年は、ほぼ無塩、3%、5%、10%の4種類の塩分で作ってみましたが、
ほぼ無塩でも、赤ジソと天日干しをすれば、
塩気がないだけで
充分おいしい梅干しができることがわかりました。
人間どうしても高齢になると
腎臓に負担を抱えますので、
私もほぼ無塩梅干しは必要かな?
季節によって、食べる梅干しの塩分濃度を変えられたら便利だなと考えていましたので、
これで、また来年も作れるなと思います。
コツは、
完熟梅を使うこと、
抗菌のために、必ず赤ジソを入れる、
35度以上のアルコールを使う、
天日干しをすること
ですね。
後は普通の梅干し作り方と同じです。
もう北の地方も、梅も終わりますね。
年に一度の梅仕事もおしまいになります。
忙しくしましたが、
梅やシソのおかげさまで、
酷暑でも、身体がしゃんとしています。
先人方の知恵って、ありがたいね。
ちなみに、毎日毎日、
発酵玄米から作った甘酒を飲んでいますが、
顔のシミが薄くなりましたし、
化粧のりがよくなりました。
女優さんが甘酒を飲む美容液と言って、
毎日飲むのを実行していましたが、
本当に効くんだと思いました。
発酵玄米は毎日食べてるし、
甘酒メーカーで甘酒は簡単にできます。
私は玄米麹を使っています。
甘酒、試してみてください。
毎日飲むこと。
梅干しも甘酒も、すごいね。
日本人の知恵って、素晴らしいですね。