比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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信州上田ノスタルジア・・・千曲川の畔・・・半過岩鼻の風景

2015-06-13 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
6月7日、上田の駅のそばでそばを食べてから、上田市の半過岩鼻(はんがいわはな)にやってきました。

岩鼻・・・千曲川左岸の河川敷(標高450m)から垂直に100m、切り立った岩壁です。
コンクリートの構築物は旧県道77号線(長野~上田線)の洞門。
※撮影は2015年6月7日。
5年前、開設したばかりの「うえだ道と川の駅」から岩鼻を見た写真です。
左の岩壁が半過岩鼻、右の岩壁が塩尻岩鼻岩鼻に挟まれて狭くなった山峡を千曲川がこじ開けるように北に向かいます。
岩鼻とは岩は岩、鼻は端(はな)のことでしょうね。両方の岩鼻は山の稜線の終わりから垂直に近く岩肌をむき出しています。
半過岩鼻の上、千曲公園からの大眺望です。

←の写真は千曲川下流、右岸に塩尻岩鼻が見えます。その先は埴科郡坂城町。遠くに善光寺平戸隠連峰が霞んで見えます。

↓の写真は千曲川上流、上田大橋、川を渡ったその先は上田市の市街地、青い山なみは湯の丸山、三方ヶ峰の方面。



山梨県、埼玉県、長野県の境の甲武信岳あたりを源流とする千曲川が佐久平に出て上田盆地から善光寺平に通り抜ける一番狭い川道が、ここ。千曲川の激流が右岸、左岸の岩石をこじ開けたように見えます。
右岸の岩壁は塩尻岩鼻、塩尻の地名由来は、太古のむかし上田盆地は大きな湖で、その湖尻が塩尻と呼ばれるように。左岸の岩壁は半過岩鼻、半過の地名由来は不明。
この岩鼻の間に堰堤のようなものがあったのでしょうか。伝説によれば太古のむかしこのあたりに恐ろしい病気の病原体のツツガムシが生息していて人々を難儀に陥れていたため、鼠によってツツガムシを駆除したといいます。ツツガムシの駆除後に鼠の害によって悩まされ猫が鼠を退治、追い詰められた鼠が自然のダム(堰堤)を食い破ったのが今の半過岩鼻、塩尻岩鼻あたり、そして湖だったところに上田盆地が形成されたという。坂城町に鼠宿という旧宿場があります。鼠伝説唐猫伝説に関係あるのでしょうか。何十万年もむかしの話しで、よくわかりません。
半過岩鼻は火成岩の石英角閃石ひん岩、塩尻岩鼻は火山岩の凝灰岩、火砕岩、異なる岩質であるということはこの間は断層(地層のズレ)であった・・・らしい。

半過岩鼻の下、千曲川の畔の風景です。
千曲川の河川敷内ですが、浦野川が千曲川の河川敷内に入って分流になって流れています。紫色の花の群落はクサフジです。


一人たどれば 草笛の
音色哀しき 千曲川・・・

※1975年 歌詞・山口洋子 作曲・猪俣公章 歌・五木ひろし



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2 コメント

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岩鼻 (meguringoさんへ・・・ヒキノ)
2015-06-14 15:51:15
この風景が好きで、行くたびに写真を撮ります。
このブログの3枚の写真は昔の写真です。
今回の旅行は家内の高校同級会のアッシーです。別所温泉まで送ってから、ここにきて飛んでるものを見ていました。
写真撮ってるかたにメグミさんのことを聞いたら知ってましたよ。有名なんですね。メグミさんに会ったら埼玉のオジサンが宜しくと伝えてくれといいました。
いつも思うのですが、写真上手ですね。
上田市街に住む義兄の写真を私のブログに借りて「上田六文銭の写真帳」で載せています。
http://blog.goo.ne.jp/musshu-yuu/s/%BE%E5%C5%C4%CF%BB%CA%B8%C1%AC
こんなブログも面白いですよ。
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Unknown (めぐりんご)
2015-06-14 20:17:47
ありがとうございます!
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