比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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旅の終わりは・・・伊那の谷のソウル・フード・・・五平餅

2010-11-02 | 美味しいブログ ソト飯、弁当、駅弁
南信州、木曾、東美濃、奥三河のソウル・フード・・・五平餅(吾平餅、御幣餅とも)
伊那の谷を通過るとき、お昼に入ったお蕎麦屋さんのサイドメニュー。
ウマイ・・・ウマスギル 」
五平餅、ごんごう(五合)」・・・といってただヒタスラに食の原点・・・米と味噌を大量に平らげるハレの食です。


素材はお米味噌木の実(クルミ、ゴマ)、木の芽(山椒の若芽)・・・すべてまわりにあるものです。砂糖を使うようになったのはいつごろからでしょう。家庭によってレシピが違うようです。飛騨地方ではクルミにかわってエゴマを使ったアブラエ味噌が使われます(このごろは五平餅といいますがむかしは五平餅といったかどうか知りません)。エゴマ味噌は会津地方ではジュウネン味噌といって盛んに使われるようです。

ヨソの国の人にとっては単なる味噌のオニギリです。でも馬鹿にしちゃいけません。スイスのチーズフォンデュだって素材はパンとチーズとワインだけです。琵琶湖の鮒寿司や日本海の地方に多いヘシコもヨソの国の人にとってチョッと抵抗があるかもしれません。南信州ではカイコの蛹(ヒビ)の佃煮、川虫(ザザムシ)の佃煮なんていうスゴイものがあります。ある国では訪問者が出されたご馳走を食べなかったことで尊厳を傷つけられたと殺された例があるそうです。

五平餅・・・いまはハレの食ではなくドライブインの定番ファーストフードになりました。これはイマイチだなんてボヤキながら食べています。
近いうちにホームメイドの五平餅をブログアップします。





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