絵本・・・チチブの武甲さん・・・に木を植えよう

ある日の新聞記事。
絵本「チチブの武甲さん」のことです。内容については下記のサイトをご覧ください。
http://www.daikokuza.jp/
絵本「チチブの武甲さん」のシネマ(9分35秒)などがあります。

素晴らしい絵本だと思います。

(1月26日朝日新聞埼玉西部版切り抜きより)

わたしの武甲山・・
私はこの地の人ではないがここ北埼玉に長く住んで、ときおりは峠を越えて秩父に。そこで見る武甲山はふるさとの山ではないので秩父人のような思い入れはなかったのですが・・・。ある年のことです。春の山野草を見に秩父・横瀬の芦ヶ久保「山の花道公園」へ。そこで見た武甲山の痛々しさに強いショックを受けました。
　　　　　　

2003年3月芦ヶ久保の日向山「あしがくぼ山の花道」からのイラスト。

2009年12月、外秩父山地の丸山(960m)から見た武甲山・・・

武甲山の標高・・・1977年三角点1336m、1977年三角点1296m、2002年測量により最高点は三角点以外の1304m。
古来、山は神の依り代であり明治以前は横瀬村の村社として蔵王権現社、明治期に一村一社の神社合祀により武甲山御嶽神社に。
石灰岩の山・・・古くより漆喰の原料として採掘、明治期以後にセメント原料として採掘が始まり1940年本格的に操業開始。日本屈指の石灰岩鉱床で可採量４億㌧。

絵本「チチブの武甲さん」ではこの痛々しい武甲山は「わが身を削って家や橋や道やダムを作って人々を豊かにし、そして秩父の人を元気にした」・・・今度は人々が「みんなで木を植えて武甲山にお礼をしよう」といっています。

わたしもそう思います。このことは秩父の山だけではありません。日本中、世界中の問題です。
たぶん自費出版で厳しい状況だと思いますが、日本中の子供たちに読んでもらえるような供給ルートに提供され、やがては世界の子供たちに読んでもらえる本になって欲しいな。