信州上田の・・・六文銭の写真帳
長野県安曇野市、常念岳を水源とする烏川が安曇野に顔を出して烏川扇状地(東西16㎞、南北6㎞)を形成、その扇頭にあたる堀金烏川、穂高柏原、穂高牧之地籍に跨る国設アルプスあずみの公園(里山文化ゾーン)を尋ねました。2004年開園、約100㌶。あずみの公園は大町、松川地区に自然体験ゾーン253㌶があります。
あずみの公園の中を流れる「烏川幹線水路」です。昭和28年(1953年)竣工。
戦後間もない工事なので自然石を使った手造りです。土木遺産になるべき疎水です。
☆烏川水路・・・常念岳を水源とする烏川の水流、須佐渡を抜けると扇状地の安曇野に、河道以外は伏流水となって地下深く滲みこんで扇端で泉となって地上に出ます。扇状地の中は全く水がありません。そのため人々は古来より扇頭地で取水し水路を作り農業用水として使ってきました。烏川から取水した堰(せぎ、用水路)は・・・倉田堰、上川五ヶ村堰、下川堰、牧堰の4ヶ所。昭和のあの戦争のあとの1953年県営事業として4つの堰を一つにまとめて作られたのが須佐渡頭首工から取水された烏川水路です。幹線水路の一部が国設アルプスあずみの公園内を流れています。
※撮影日は5月17日。
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