比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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信州小諸駅あたり逍遥・・・信州教育の灯・・・小諸義塾・・・島崎藤村もここで教鞭を

2018-03-09 | 信濃の国は 上田・佐久・東信濃
信州上田の・・・六文銭の写真帳
1月18日・・・厳冬の小諸散策・・・小諸城址懐古園あたりにやってきました。
懐古園のそばに・・・小諸義塾記念館(明治・大正・昭和の時代を生きた文豪島崎藤村が教鞭をとった学校)があります。
1893年アメリカ留学で近代教育を学んだ教育者、宣教師の木村熊二が小諸町の青年たちの要請に応えて小諸市耳取で開校、1894年小諸城大手門に教室移転、1896年現在の地に、1899年私立旧制中学校認定、1901年女子学舎併設、4棟の校舎を増設するほどに。しかしながら日清・日露戦争と続く時代の流れはその自由闊達な教育理念と相反するようになり、わずか13年、1906年閉校になりました。跡地には小諸町立小諸商工学校(現県立小諸高等学校、小諸商業高等学校)が。教育の灯は消えることなく続きました。
小諸人の熊二に対する思いは深くいまも熊二の命日には熊二、藤村ゆかりの中棚荘で「蓮峰忌」が毎年行われています。

島崎藤村と小諸・・・藤村は恩師木村熊二の招きにより1899年から1905年まで教鞭をとりました。すでに詩集「若菜集」で名声を得ていましたが、散文の世界に脱皮すべく「千曲川のスケッチ」を綴り、小説「破戒」を完成させ自費出版に漕ぎ着けます。




※撮影日は1月18日。


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