I will not receive it !
トマサ・サリノグさん・・・・・最近、某新聞にトマサ・サリノグさんのことが載ってました。
恥ずかしいことに私は彼女のことを知りません。新聞やウェブで調べてみました。
愛称ロラ・マシン(マシンおばあちゃん)、フィリピン、バナイ島に住む78歳の方です。4月6日に亡くなられました。
トマサ・サリノグ・・・元日本軍「慰安婦」の一人です。
1942年6月13歳のとき自宅で日本兵に襲われて拉致されます。父親はその場で切り殺されました。
1945年日本軍がフィリピンで敗退するまで慰安所で性奴隷として働かされます。
1945年日本の敗戦で性奴隷から解放されたあと身寄りも財産もなく貧困の生活を続けます。人間の尊厳を踏みにじられた忌まわしい過去がトラウマになって結婚もできませんでした。
1993年日本政府に責任の謝罪と賠償を求める原告の1人となるが98年東京地裁は全面棄却。
2000年最高裁も棄却。
1995年不思議なことに日本政府は財団法人「女性のためのアジア平和国民基金」を設立して一人200万円の「償い金」を渡す事業を始めました。法的責任を認めないまま金でケリをつけるというやり方です。フィリピンで400人といわれる元慰安婦の方は貧困から受け取る方がほとんどだったようです。
2000年東京で日本人の支援者らと食事をしている最中に慣れない英語でサリノグさんは突然こう言いました。母国語でなく英語でこう言ったのは通訳を通さずにおおぜいの人に「気持ちを伝えたかったのでしょう」。
I will not receive it !・・・・・(私は受け取りません!)
「償い金」ではこの恥ずべき犯罪を償うことはできない。サリノグさんはただ一人受け取りを拒否します。・・・その後、ある方からサリノグさんだけではないとのご指摘(コメント)をいただきました。
安倍首相は「慰安婦に日本軍の強制はなかった」と発言、一方で4月末の訪米では議会関係者やブッシュ大統領に従軍慰安婦に対する謝罪の意思を表明しています。ダブルスタンダード(double standard)相手によってコロッと態度を変える、ダブルタング(double tongued)二枚舌、私には分かりません。事情があるのでしょう。
安倍さんへ、・・・If ・・・ 「あなたに13歳の娘さんがいたら、どう考えますか?」
3月 サリノグさんは安倍首相に手紙を書きます。
「真実を認めて」
フィリピンの片田舎のおばあちゃんが「ウソ」をついてるのでしょうか。うそをついても得になることは一つもありません。失うものは何もないのです。13歳のときからすべてを失ってきたのですから。
サリノグさんは支援してくれた日本の人につぶやいたそうです。
「日本はきれい、人もきれい」
享年78歳。「死んで死に切れない」旅立ちです。
(参考)東京地裁での冒頭陳述、安倍首相への手紙が載せてあるブログです。
無断リンクをお詫びします。
このブログに今も訪問してくださる方がいます・・・ありがとうございます。役に立つことがありましたらどうか勝手にリンクして使ってください。
よろしからったらコメントをお願いします。平和ボケの世が続くことを願ってます。
※2008年6月8日山梨県民文化ホール 山梨県民100人がつくる
ミュージカル「ロラ・マシン物語」
・・・見にいきます。コメントをくれた小6の「はるさん」との約束です。(08年5月)
※・・・ミュージカル「ロラ・マシン物語」見ました。(08年6月)
トマサ・サリノグさん・・・・・最近、某新聞にトマサ・サリノグさんのことが載ってました。
恥ずかしいことに私は彼女のことを知りません。新聞やウェブで調べてみました。
愛称ロラ・マシン(マシンおばあちゃん)、フィリピン、バナイ島に住む78歳の方です。4月6日に亡くなられました。
トマサ・サリノグ・・・元日本軍「慰安婦」の一人です。
1942年6月13歳のとき自宅で日本兵に襲われて拉致されます。父親はその場で切り殺されました。
1945年日本軍がフィリピンで敗退するまで慰安所で性奴隷として働かされます。
1945年日本の敗戦で性奴隷から解放されたあと身寄りも財産もなく貧困の生活を続けます。人間の尊厳を踏みにじられた忌まわしい過去がトラウマになって結婚もできませんでした。
1993年日本政府に責任の謝罪と賠償を求める原告の1人となるが98年東京地裁は全面棄却。
2000年最高裁も棄却。
1995年不思議なことに日本政府は財団法人「女性のためのアジア平和国民基金」を設立して一人200万円の「償い金」を渡す事業を始めました。法的責任を認めないまま金でケリをつけるというやり方です。フィリピンで400人といわれる元慰安婦の方は貧困から受け取る方がほとんどだったようです。
2000年東京で日本人の支援者らと食事をしている最中に慣れない英語でサリノグさんは突然こう言いました。母国語でなく英語でこう言ったのは通訳を通さずにおおぜいの人に「気持ちを伝えたかったのでしょう」。
I will not receive it !・・・・・(私は受け取りません!)
「償い金」ではこの恥ずべき犯罪を償うことはできない。サリノグさんはただ一人受け取りを拒否します。・・・その後、ある方からサリノグさんだけではないとのご指摘(コメント)をいただきました。
安倍首相は「慰安婦に日本軍の強制はなかった」と発言、一方で4月末の訪米では議会関係者やブッシュ大統領に従軍慰安婦に対する謝罪の意思を表明しています。ダブルスタンダード(double standard)相手によってコロッと態度を変える、ダブルタング(double tongued)二枚舌、私には分かりません。事情があるのでしょう。
安倍さんへ、・・・If ・・・ 「あなたに13歳の娘さんがいたら、どう考えますか?」
3月 サリノグさんは安倍首相に手紙を書きます。
「真実を認めて」
フィリピンの片田舎のおばあちゃんが「ウソ」をついてるのでしょうか。うそをついても得になることは一つもありません。失うものは何もないのです。13歳のときからすべてを失ってきたのですから。
サリノグさんは支援してくれた日本の人につぶやいたそうです。
「日本はきれい、人もきれい」
享年78歳。「死んで死に切れない」旅立ちです。
(参考)東京地裁での冒頭陳述、安倍首相への手紙が載せてあるブログです。
無断リンクをお詫びします。
このブログに今も訪問してくださる方がいます・・・ありがとうございます。役に立つことがありましたらどうか勝手にリンクして使ってください。
よろしからったらコメントをお願いします。平和ボケの世が続くことを願ってます。
※2008年6月8日山梨県民文化ホール 山梨県民100人がつくる
ミュージカル「ロラ・マシン物語」
・・・見にいきます。コメントをくれた小6の「はるさん」との約束です。(08年5月)
※・・・ミュージカル「ロラ・マシン物語」見ました。(08年6月)
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・URL無記入のコメントは削除します。
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ミュージカルを重く悲しいテーマを決して強く叫ばず静かに人の心に語りかける物語でした。
わたしのブログができましたらまた見てください。
下のトラックバック見ていただけたらと思います。
何か人の心に訴えられたらと1年前ブログを発信しました。
山梨の皆さんの大きな力のメッセージ・・・ありがとう・・・
内容は重い辛いテーマでしたが真摯に考えていかなければならない問題ですね。
私なりに感想をブログに載せましたのでご覧下さるとうれしいです。
こちらのブログもすみませんリンクさせていただきました。
どうもありがとうございました。
子どもに孫に、平和をつなげていくことこそが、戦争体験のある私に残された使命だと思っています。
山梨での公演は、大成功でした!2,000人収容のホールが2回公演ともほぼ満席でした。チケットは4,000枚以上売れ、最後に「もう売らないで」と止められましたが、主催者の所にはそれ以後も申込みがあったり、 県外からも問い合わせがあり、3回公演が出来たのではないかと思うほどだったということでした。
ブログに書かせて頂きましたので、山梨で様子をご覧頂くとうれしく思います。
http://blog.livedoor.jp/leltugo123/archives/50997082.html
関連のなごみさんの記事もご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/huji1119/archives/50997019.html
http://wasshoi-musical.com/02yobikake.html
できるだけ多くの方に知ってもらいたいですね。
TBありがとうございました。
ブログで従軍慰安婦のことを書いておりますが、トマサ・サリノグさんについてはミュージカルやこちらのブログを通して初めて知りました。
沖縄で中学生の少女が米兵に性的暴行されましたが、こちらのエントリーを読んで、これまでの歴史上にはもっともっと悲惨な出来事があったんだなと涙しました。
これからもこちらのブログを読ませていただきます。どうぞ、よろしく。
はるか昔の戦争、深い傷を残しました。語るもおぞましい慰安所、あったことは事実でしょう。軍の命令云々はともかく大きな国の動きがそれを存在させたのでしょう。このことに言及した人は今は心の病です。
サリノグさんは支援してくれた日本の人につぶやいたそうです。
「日本はきれい、人もきれい」
深く考えたことがなかったことだけれど、その人の気持ちをそのまま自分に移してみると、想像でしかないのに苦しくなる。トマサ・サリノグさんの痛みそのものは、ほかの人間には想像の痛みでしか共有はできないけれど、そのこうだったんだろうなくらいでもいいから、考えてあげることが加害者側としての日本人のあり方、なのかな・・・と思ったりもしました。謝っても何かに変えても人の傷は絶対残るから。
戦争を経験してない人間からしたら、まるで物語か何かくらいにふわふわとした話に感じていて。戦争があった時代から離れれば離れるほどイメージでさえかすんでいるかもしれないと思うと、トマサ・サリノグさんのことを他の人にも知ってもらいたいと思います。
長文失礼致しました。
何か訴えたいと思い、あまり多くないウエブやブログの記事からイメージを捉え,自分なりのメッセージにしました。
考え方はいろいろですが「軍国主義」と、それが行った行為を考えるうえで、どんな形でもキッカケになればいいのではないでしょうか。
こういうことがあったとできるだけ多くの人に知ってもらいたいと思います。そして読んだ人に自分で考えてもらいたいのです。
公演については、あとから知ったことです。わたしとは無関係ですが成功してもらいたいと思ってます。
私は、フィリピン人元「日本軍慰安婦」の戦後補償裁判を支援し、多くのロラと交流してきました。
もちろん、ロラ・マシンさんにも何度もお会いしています。
ロラ・マシンの被害状況も直接本人から聞き取りをして知っています。
フィリピンには、多くの被害女性が、ロラ・マシン同様に被害にあい、現在も苦しみ、日本政府に対して正式な謝罪と補償を求めて闘っておられます。
私は、ロラ・マシンさんを特別視(シンボル)するようなことはするべきではないと思います。
「アジア女性基金」を最後まで受け取らずに亡くなったと、報道されていますが、フィリピンでは他にも受け取らずに闘っておられるロラはいます。ロラ・マシンさんだけではありません。日本では、ロラ・マシンを「ヒロイン」的に扱っているようですが、私は、このような見方には問題があると思っています。
こんな拙文が役に立ちましたらと思います。
機会がありましたら拙ブログで再度、サリノグさんのことに触れて見たいと思います。そのときはミュージカルのことも触れてみたいと思います。
ミュージカルの詳細はリンクのホームページをご覧いただければ幸いです。
http://wasshoi-musical.com/02yobikake.html
ご自由にお使いください。
ヒキノさんのこの記事にリンクさせて頂きます。よろしくお願いします。
人間の尊厳を守った顔です。
東京地裁の冒頭地裁、安倍首相へ手紙、リンクしました。
真実だと思います。いい顔してます。
支援くれた日本の人々に感謝して「日本は美しい、人も美しい」と呟いていたそうです。
所詮は宰相の器に非ず、こういうリーダーとしての資質に欠ける男に、これからの日本を託すことはできません。
トマサ・サリノグさんにとって、自分の人生を台無しにした、この従軍慰安婦の事はお金の問題ではないのでしょうね。たとえそれが何億というお金であっても…。
この人は、自分で自分の人間としての尊厳を守ったように感じました。
私達日本人は、どのようにしてこの人達の人間としての尊厳を守る事ができるのでしょう。
従軍慰安婦のことは、正しくは知りませんが、今までの書物の中でも出てきたことの知識では、実際に行われたと思います。
当時の軍部の残虐非道は資料にも残っていますが、中には闇に葬られた事実もあるようです。
日本では家庭の経済的事情で、自らそうなった人もいると聞いています。
五味純平著「人間の条件」という古い小説がありますが、戦時中の日本軍が中国で行った非道な行為がたくさん出てきます。
安倍総理がどう解決するかが注目されますね。
過ぎた時間は取り返せないが、当時の日本にもこのような方が居たと言うことが嬉しいし、ぜひ、今の中国の若者にも知って欲しい事実だと思いませんか?
(いつもコメントありがとうございます。なかなかコメントが付くようなブログではないので嬉しいのですが、毎日は大丈夫です。何とかやってゆきますから、最近申し訳なく思ってます。・・消してください)