比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

台湾・・・撮り鉄の旅・・・阿里山森林鐵路の歴史を語る・・・車庫園区のSLの風景③で終わり

2020-06-11 | 鉄道と駅 海外
・・・彩風人の写真帳・・・

台北からはじまる台湾乗り鉄の旅は・・・台南、そして嘉義に。

世界の三大山岳鉄道といわれる阿里山森林鐵路に乗って阿里山に行く前に、「阿里山森林鐵路車庫園区」を訪ねました。
ここはかつて阿里山森林鐵路で使われたSLからDLの静態保存、動態保存、新旧車両の車庫、操車、修理工廠・・・



1910年開業と同時にアメリカRIMA社から導入された蒸気機関車です。
動輪が2輪、シリンダーが縦になっていて動力をピストンではなく回転軸で傘歯車に伝える非常に珍しいSLです。
10番台は2シリンダー、18㌧級、20~30番台は3シリンダー、28トン級、動態保存のものは軽油仕様に改造。

SL13・・・1911年導入のもの。2シリンダー、1970年代退役。静態保存。

転車台(ターンテーブル)・・・手動式、1978年設営、1989年運用停止。


SL23・・・1912年導入。3シリンダー。1970年代退役。静態保存。

SL25・・・1913年導入、3シリンダー。1970年代退役。動態保存。
シリンダーは右側最後方に。動力軸によって右側から傘歯車によって伝えられる。
※撮影日は2月23日。

世界の三大登山鉄道・・・インドのダージリン鉄道、チリ・アルゼンチン間のアンデス横断鉄道とここ。
修理工廠・・・1910年北門機関区、1912年修理工場、現在は修理工廠、SLの復元。修理などはすべてここで行っている。最盛期はエンジニア、職人は200人を超え、鉄道関係の修理だけでなく。木材、工業の工作機械の製作も行った。木材の木目を生かした工芸品のような檜木車両は工廠の技術の結晶といわれます。日本でいえば旧国鉄大宮工場(現JR東日本大宮総合車両センター)にあたる技術集団です。

 ※コメント欄オープン。
  ・発信人のURL無記入のコメントは削除します。
  ・当該ブログに関連のないコメントは削除します。
>


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お伺いします・・・? (縄文人)
2020-06-11 18:18:32

凄い鉄道を見せて貰いました。
そこでお伺いします。

①ヒキノサんは、旅の時はツワーでなく単独で行かれるのですね。
・・・・もし、単独に手の場合は、それ相当の計画、旅の見ておくべきか所のチェック、予め旅の計画書を独自で作るのですか。
その辺のノウハウを・・・・。

②阿里山林業鉄道は森林資源を開発するために、台湾の日本統治時代に設置した産業鉄道であるようですが、八田紘一氏や日本人警察官の話ように、何か特別な表示は…?

③≫阿里山森林鐵路に乗って阿里山に行く前に・・・・の文脈がありました。
阿里山森林鐵路のこんな素晴らしい鉄路を構築したのですから、「森林資源・阿里山」はどんな山であろうと感心を抱きました。
その辺の森林資源はどのような山の資源なのでしょうか❓

座して、この様な旅が出来ました有難うございました。感謝

返信する
旅に行く前に、後に (縄文人さんへ・・・)
2020-06-11 20:56:02
信州生まれは理屈っぽいと嫌われました。
何かにつけ5W1Hを考えるのです。

日本の江戸の町、この町はどうして今があるのか・・・きれいな風景だけではなく、そこまで考えるので・・・情緒がないですね。

旅の前の仕込み、外国ならダイヤモンド社「地球の歩き方○○」。この本は長い間ベストセラーで、その国の観光案内、政治、経済、地理、歴史、すべてにわたって書いてます。八田與一はあまりにも有名で司馬遼太郎も「街道をゆく」で書いてますが、巡査の話しは、この書で知りました。
国内ならいろんなガイドブックもありますが「街道をゆく」も読んでおいていい本です。
ネットのWikipediaも参考になります。
どの国も歴史があって今日がある、台湾はほとんどの時代、外国による支配の国です。李登輝から民主化が見えてきましたが、この先どうなるでしょう。
日本の統治は封建時代から一挙に日本と同時進行で近代工業、農業、林業が進み、教育、交通、治水、法治が浸透しました。蒋介石国民党が一挙にそれを踏みにじったのですが、それを台湾の人はどう見てるのでしょう。日本の植民地政策を肯定するものではありませんが。

阿里山林業鉄道・・・日本の林業技術者、鉄道技術者が考え、それを推進した。伐採しては植林する、それが日本の林業。鉄道を支える、それが鉄道マンの誇りです。
教育、共通語を持たなかった人々の共通語になったようです。優秀な人材を育てました。李登輝は京都大学です。

1931年の甲子園の準優勝校嘉義農林の話を載せます。

チョット長くなりましたので・・・これにて。

返信する

コメントを投稿