
剣岳がより迫って見えてきます。写真集などもある剣岳はこの角度の逆サイド東側からのほうが多いようです。
それはそれとして剣岳はほかの山々と違い花崗岩の白い砂や這松など緑のベールをまったくまとわない岩峰です。
角度を少し変えてズームで。

帰りのバスの中から、天狗原のあたりで。


帰りのバスの中から、天狗原のあたりで。

ところで剣岳の岩峰にはいろんな呼び名があります。ジャンダルム、チムニー、チンネ、窓・・・フランス語、英語、ドイツ語なんでもありです。そしてこの言葉の意味を90%以上の人が知りません。穂高岳でもそういう名前があります。中央アルプスや南アルプス(北岳のバットレスを除いて)にはありません。
これはスポーツ登山の黎明期には一部の有産階級の人しか山で遊ぶことができなかったからです。彼らはとうぜん知識階級で外国語に長けていましたから日本語で表現できない岩峰などを外国語で呼んだのですね。仲間内しか理解できないタメ口というのです。別にかまいませんが変な気がします。南アルプス市と同じ発想ですね。
明治40年人跡未踏とされた剣山岳頂上に柴崎万太郎ら一行が初登頂したときその山頂に青銅の錫杖があったといいます。青銅は奈良時代のものであり古くから人は山に登っていたようです。
一番上の写真を撮った展望台でパンをモソモソと食い水を飲んで、スケッチをしました。それからみくりが池に戻りスケッチをして、後はサヨナラ。
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