比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

雪の北海道・・・湿原の神様(サルルン・カムイ)・・・丹頂鶴が舞う

2012-04-04 | 生き物大好き 水鳥
3月7日、雪の北海道・・・旅の終わりは・・・タンチョウヅルの渡来地、釧路湿原の奥の鶴居村。
財団法人日本野鳥の会・鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ ネイチャーセンター

ワン・ツー・スリー・・・フィニッシュ













酪農家の伊藤さんが50年かけて1番いのタンチョウヅルから数百羽のタンチョウヅルの聖域を作り上げたところ。タンチョウヅルは蝦夷鹿や本土の日本猿、鹿、猪と同じように農作物を荒らすそうです。それでも数千年も人間と同じにこの自然の中に生きてきたもの。駆除する権限は人間にはありません。人間の開拓で狭められていく彼らの住処を確保する・・・人間にできることはそんなことかもしれません。サンクチュアリの土地の大部分は伊藤さんが提供したもののようです。
給餌ということがいいことかどうか、わたしにはわかりません。給餌を止めても自然の中で生きていく能力を失うということはないようです。それよりも自然の中で餌場がないということのほうが問題のようです。
ここでは簡単な柵だけで鶴と人間は隔てられています。鶴は観光客には寄って来ません。お客が餌をやることを禁じているからでしょう。中国北東部のチチハルの観光タンチョウヅル園ではお客さんに擦り寄って来るそうです。わたしの住む近くの川の白鳥も人に擦り寄ってきます。いいことかどうかわたしには判断できません。
伊藤サンクチュアリは入園料も駐車料もありません。観光資源と考えていないようです。自然保護のほうに比重が高いように思えました。

壮大な自然のドラマを楽しみました。これで北海道の旅は終わり。釧路空港までゆっくり1時間。出発2時間前に到着予定。レンタカー返却。釧路羽田。羽田わが家。わが家で。いい旅でした。
長々お付き合いありがとうございました。


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