比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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雪の北海道・・・旅の終わりは・・・タンチョウヅルの聖地で

2012-04-03 | 道を行く 北海道
3月7日、雪の北海道・・・旅の終わりは・・・タンチョウヅルの渡来地、釧路湿原の奥の鶴居村。財団法人日本野鳥の会・鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ ネイチャーセンター

伊藤良孝さん(1919~2000年)・・・が酪農のかたわら給餌を始めたのは1966年、1968年から道委嘱の給餌人、1981年監視人。当初1つがいであったというが現在は300羽・・・道内のタンチョウヅルの3割。伊藤サンクチュアリの土地の大部分は伊藤さんの提供によるもの。
1987年日本野鳥の会のネイチャーランド開設。ナショナル・トラストの自然保護活動で土地買い上げ。

北海道阿寒郡鶴居村。日本でいちばん農業者の年間収入の多い村。
雪裡原野・・・セツ・チリ・・・巣・鳥の意味だが・・・日本語の表意で見ると雪の内(裡)。うまい!


タンチョウヅルのダンス・・・優雅です。

頭の頂が丹(赤色)の鶴。

幼鳥です。


サンクチュアリ・・・古代ユダヤ教では神殿のこと。整域などと訳され、鳥獣保護区などで使われるようです。
タンチョウヅルはアイヌ語でサルルン・カムイ・・・湿原の神・・・まさに聖域の鳥です。

《蛇足》タンチョウヅル・・・世界で2000羽ほど、そのうち1000羽が北海道に。
北海道では道東だけに棲む留鳥といわれていますが、クナシリ、エトロフ方面に夏は行くものもあるとか。
ユーラシア大陸ではアムール川、ウスリー川あたりで繁殖し中国北東部から黄河、長江下流部、朝鮮半島まで南下して越冬。チチハル郊外では観光に。
《蛇足》丹・・・硫化水銀の混じった赤土・・・辰砂。
《蛇足》花札・・・1月・・・松に鶴の役札。

※写真をいっぱい撮りましたが白い雪景色の中に白い鶴、雑木林をバックにすると黒い羽色が同化してしまいます。コントラストがつきません。研究不足です。完敗。じっくり撮りたかった。
夕日に鶴が絶景だそうです。

次回もう一回、鶴の写真を載せたいと思います。


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