比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

彩の国・・・越辺川の・・・コハクチョウは今・・・ボウガン狙撃事件

2015-03-07 | 生き物大好き 水鳥
コハクチョウの胸にボウガンの矢…脚まで貫通・・・YOMIURI ONLINE 2015.3.7 AM7:48配信

6日午前6時ごろ通勤途上の女性が矢が突き刺さった白鳥を発見、午後埼玉県東松山環境管理事務所員が保護、東松山市内の動物病院に入院加療中。矢は55㎝のボウガンの矢、胸から肢の付け根まで貫通、生死は五分五分の状態だという。東松山警察署は鳥獣保護法違反で捜査中。

今日、午前、ようすを見に行った。150羽いたというコハクチョウ・・・今は7羽。
越辺川コハクチョウの風景。

飯盛川水門近くにいた・・・お父さん、おかあさん・・・ふたりっ子・・・4羽のファミリー。

少し下流にいた・・・片翼の白鳥・・・左の肩が大きく凹んでいます。昨年、左の翼を犬にやられたのだそうです。
もう北の国に帰ることはできないでしょう。自然豊かな比企の里で生き続けてもらいたい。

コハクチョウのまわりにオオバン、オナガガモの♀。


ボウガン狙撃事件・・・殺人兵器にもなるボウガン。ゾッとする事件です。
1993年に石神井川の矢ガモ事件。2008年水戸仙波沼の黒鳥撲殺事件。白鳥は野生の生き物ですから自然の食物を探して生きています。自然のものは自然のままに(アリノママに・Let it do) してやるのが自然保護です。餌をやると学習能力ができて人が来ると擦り寄ってきます。本来は野生動物は危険予知能力があるのですが、それがなくなります。アオサギ、シラサギ類はヒトに近づきません。カモ類も公園の鴨は例外として人に近づきません。恐れていたことが起きました。イヌの襲撃事件、ボウガン狙撃事件、もう少し距離が離れていれば・・・残念です。

入院加療中のコハクチョウは3月8日夜,死亡したことがテレビ各社のニュースで報じられていました。

新聞切抜きは・・・朝日新聞3月10日朝刊・埼玉版
記事の中で東松山動物病院の大山先生は「このあたりのコハクチョウは餌を与えられているので、人が来ると近寄ってしまう」・・・私と同じような感想を話しておられます。

自然の生きものには、自然のままにしてやることが、自然の生きものに対する優しさ、動物愛護の心であると思います。




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6 コメント

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コハクチョウ (闘将・N)
2015-03-08 09:10:15
比企の村びとさん、おはようございます。
私も新聞で知りました。今日の新聞では大山獣医
が治療にあたっているんですね。大山獣医とは長
い付き合いなんですよ。職場で保護された猛禽の
治療をして頂いていました。まあ酷いことをする人
がいますね。ボウガンで撃つとは、許すことができ
ません、早く治って故郷のシベリアへ北帰行してほ
しいですね。
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痛ましく (chika)
2015-03-08 09:48:51
悲しい記事です。
馴れる=危機予知能力の欠如になってしまうのですね。
野鳥にとっては本来の自然な環境が理想なのでしょうね。
白鳥さんの一日も早い回復を願います・・・
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ひどい! (こきおばさん)
2015-03-09 06:22:27
「人間の犠牲」なのですね。
むやみにえさを与えることは、こんなことにつながるんですね。心します。

昨日朝、コメントを送ろうとしましたが、送れませんでした。
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昨日のNHKのニュースで (闘将・Nさんへ・・・ヒキノ)
2015-03-09 10:08:19
大山先生の映像と談話が映し出されていました。
悲しい話です。
人間の心の荒廃です。
今シーズン初め、ここではボートの乗入れでヒト騒動、最後にこれです。

自然をそっと見守ってやる人間の優しさがほしいです。
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chikaさんが逢った (chikaさんへ・・・ヒキノ)
2015-03-09 10:15:30
カモシカもヒトとの距離を保っていたと思います。
山道で鹿や猿に出遭いますが警戒され必ず姿を消します。
奈良の鹿や日光の猿は別ですが。

ボウガンで狙い撃ち・・・悲しい話です。
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悲しい話です (こきおばさんへ・・・ヒキノ)
2015-03-09 10:22:54
明日は3月10日東京大空襲の日、政府もマスコミもこのことにあまり触れないでしょう。戦争のことに言及しなくてはならないからです。
3月11日、東日本大震災、三陸の復興のことはクローズアップしても政府もマスコミも福島原発のことにあまり触れないでしょう。鳩山村に避難している福島楢葉町からの家族、鳩山村でお蕎麦屋さんを開業します。帰れないからです。
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