安否不明の知人に連絡を求めて伝言する女性=宮城・名取市「赤旗」より
要望書
睦沢町 町長 御園生正美様
東日本大震災への対応について
日本共産党睦沢町議会議員 市原時夫
2011-3-17日
11日に発生した、東日本の巨大地震が、子を、親を、友を、そして生活を一瞬にして奪い去りました。巨大津波は原子力発電所も直撃。放射能が漏れ出し、原発の「安全神話」が崩壊しました。原発事故への緊急対応、一刻も早い救助と被災者支援が求められています。
発生当時の睦沢町一部住民の避難への町職員・地域の役員、住民協力などもあり、大きな混乱なく対処することができ、関係者に感謝いたします。
一方、その後の事態は、被災地の救援・復興など大変な事態になっており、交通はじめライフラインなど生活に大きな影響を及ぼしています。
こうした事態に対して町としての対応を求めます。
①被害の実態や生活不安などを把握し相談窓口を設置してください。特に乳幼児・高齢者世帯、病気治療など、電力、ガス・水道・交通、食料などでの問題を把握し伝えるとともに、個々の相談にのってください。
②町としての救援募金、救援物資、救援隊派遣、避難された方への住居など体制調査と対応、たとえば、空家住宅の活用なども、検討してください。
③正確な情報による風評被害対策に万全を尽くしてください。
④東京電力福島原発の放射性物質放出で、政府は周辺地域の住民に避難を呼びかけました。15日には東京でも通常より高い放射線量が測定されています。放射能の測定結果の把握と刻々の対応を検討してください。
⑤大きな余震や津波も安心が出来ません。こうした、一連の予想にもとづき、対処方向を検討しすぐにまとめて、あらゆる事態に迅速に対応できるようにしてください。
以上