JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

村上春樹氏のインタビュー「孤絶」越え理想主義へを読んで

2014年11月05日 | Weblog
 「毎日新聞」11月3日付けに、村上春樹氏の「孤絶」越え理想主義へと題した単独インタビューが掲載されました。
 
 不破哲三さんは「赤旗まつり」で、第二次世界大戦終結七十周年を前に、日本の戦争は侵略戦争であったと、政府・軍の資料で明らかにしました。そして、   世界に例のない無責任体制で進められ、敗戦が明らかになっても、天皇絶対の体制護持でけしか頭になかった、ことも資料によって明らかにしました。この侵略戦争を正義だという主張の中心にいた安倍晋三氏が首相の政治を終わらせることの意味がはっきりしました。
 
村上氏は、独自の思いとして、インタビューで
「日本の問題は責任回避 ●終戦も原発事故も
僕は日本の抱える問題に、共通して「自己責任の回避」があると感じます。45年の終戦に関しても2011年の福島第1原発事故に関しても、誰も本当には責任を取っていない。そういう気がするんです。
 例えば、終戦後は結局、誰も悪くないということになってしまった。悪かったのは軍閥で、天皇もいいように利用され、国民もみんなだまされて、ひどい目に遭ったと。犠牲者に、被害者になってしまっています。それでは中国の人も、韓国・朝鮮の人も怒りますよね。日本人には自分たちが加害者でもあったという発想が基本的に希薄だし、その傾向はますます強くなって
いるように思います。
 原発の問題にしても、誰が加害者であるかということが真剣には追及されていない。
もちろん加害者と被害者が入り乱れているということはあるんだけど、このままでいけば「地震と津波が最大の加害者で、あとはみんな被害者だった」みたいなことで収まってしまいかねない。戦争の時と同じように。それが一番心配なことです。」と、述べています。
 そして、若い世代に向けて「人は楽観的になろうという姿勢を持たなくてはいけないと思っています」と述べています。
「軸のない世界に『仮設の軸』を提供していくのがフィクションの役目だと信じています」とも語っています。
「理想主義は人と人とをつなぐものですが、それに達するには、本当にぎりぎりのところまで、一人にならないと難しい。」と言っています。
私は、加藤周一氏の「孤立しないためには、個人主義が個人的ではなく、社会的に徹底させられる必要がありましょう」という社会的な連帯へと広がる時代になってきていると思うのですが。

道理ある主張は必ず生きる 国際会議で

2014年11月05日 | Weblog
全アジアすべての政党の国際会議と超党派の日韓・韓日議員連盟総会で、日本共産党の主張が活かされたというのが、志位和夫委員長の「赤旗まつり」での講演で、大変印象に残りました。
 講演では、安倍政権打倒を真正面から訴えるとともに、日本経済の立て直しの具体的提案、原発ゼロ、沖縄知事選挙支援など日本社会の現状と打開の方向を明確にしめすものとなっていました。
 安倍政権のやり方では、国を滅ぼすことになりかねませんね、国内のくらし、だけでなく、国際的にも自ら孤立化の道をすすんでいます。
 そして、日韓・韓日議員連盟総会での共同声明のように、安倍政権のやり方への批判が広がってきているのではないでしょうか。

さまざまな立場の人々が参加した「赤旗まつり」

2014年11月05日 | Weblog

 スポーツ紙の評価を今日の「赤旗」で報道しています。
たしかに、八代亜紀さん、ソウル・フラワー・ユニオン、原田直之さん、古謝美佐子さん、森永卓郎さん、などなど、そして「若者広場」の参加者のみなさんなど、さまざまなお考えの人達が、参加をされたようです。
 その中で、今の日本社会これでいいのかと言う思いと、それに応える様々な企画があり、楽しくすごしたと共に、日本と世界を知ることや現実に戦っている沖縄知事選挙や来年のいっせい地方選挙で、安倍暴走政権の大きな流れを広げる、行動する集まりでもありました。