小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

自動車運転致死傷罪と約22万人の署名

2012年06月19日 | 社会戯評
自動車運転致死傷罪と約22万人の署名
何とも、法律というモノは、三権分立の中でも、極めて、不可解である。それは、AIJの損失被害に関しても、詐欺罪の適応が、疑問視されたり、ネパール人被告の再審の問題にしても、法律というモノは、杓子定規に、ただ、文言を解釈するだけで、何とも、血の通った民意が反映される解釈が、なかなか、なされないように思われてならない。(もっとも、民意とは、何かという議論は残ろうが、、、、、)誠に、不条理極まりないものである。より有期刑の重い「危険運転致死傷罪」を要望する約22万人にも及ぶ署名・嘆願にも関わらず、結局、無免許運転と居眠り運転と言うことで、一定の運転技能を有するモノと判断されたらしい。もっとも、今後の民事訴訟請求により、加害者側には、それ相応の損害賠償額が、その親家族も含めて、課せられるであろうが、刑事罰の観点からは、とりわけ、被害者の親御さん側に与する一般庶民の感覚からは、誠に、理解出来ないものである。法律の解釈・執行もさることながら、立法府にも、改正する努力が、もっと、然るべきではないだろうか?てんかんの発作による事故といい、最近では、何とも痛ましい交通事故が、引きも切らない。法の上での「正義」とは、一体、何なのであろうかと、改めて、不条理な法の本質が、問われていると言わざるを得ないだろう、、、、、、、。僅か二文字の「危険」という字が、付くのと付かないというこの不条理は、どう解釈したら良いのであろうか、、、、、、。