6月23日は、沖縄戦の終結から、67年、本土復帰から40年を迎える日である。摩文仁の平和記念公園で行われた追悼慰霊祭でスピーチした女子高校生の言葉の中に、「未来があなたには待っていた」と、その祖父の兄が、家族に宛てた手紙を読んだときに、感じた想いを、綴っていた、、、、、。私も、同じように、その昔、祖母が、他界したときに、遺品を整理していたところ、そのアルバムに、ギルバート諸島、タラワ環礁で、戦死した長男(父の兄)から、親族へ宛てた戦地からの軍事郵便の手紙を、綺麗に畳んで、保管していたのを発見したことがある。戦後の土地の強制収容や、本土との差別、苦難に満ちた沖縄の人々の思いは、一体、いつになったら、叶うのであろうか?沖縄に日本語の通訳として従軍したドナルド・キーンは、震災後、日本国籍を取得して、来日した。叔父の戦死したタラワは、米軍の軍事基地として、南太平洋の中で、ポツンと、浮かんでいる。祖国へ、その骨も還ることを許されず、どこで、いつ、戦死したのかも、分からず終いで、70年余りが、経過してしまった。皮肉にも、この高校生のスピーチの後で、隣の席に並んでいた米軍司令官が、何か、声を掛けていたが、何と言っていたのであろうか?Good Speech ! とでも、声を掛けたのであろうか?年々、遺族も高齢化して行く中で、戦争体験を、こうした若い世代に、引き継ぐことは、喫緊の課題でもあるが、、、、、、、、。そう言えば、4.28沖縄反戦デーというのも、あったことを想い起こす。