小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

スキー深夜バス事故に考える:

2016年01月17日 | 社会戯評

スキー深夜バス事故に考える:

昔は、スキーと言っても、ほとんどが、列車で、ギュウギュウ詰めで、窓から、スキーを真っ先に突っ込んで、列車内に入った仲間に、手渡してから、乗り込んで、深夜列車で、朝到着するという具合であったが、今や、格安の深夜バスツアーが当たり前になっているらしい。そんな最中の若者が犠牲になってしまった大きな事故である。何でも、事故の要素は、そのほとんどが、(運転手起因)・(車両整備不良)・(道路状況不具合)・(天候状況)、更には、(運航バス会社の安全管理体制)・(業界の競争環境)などが、ほとんどの原因究明のカテゴリーであるらしい。それからすれば、今回は、何が原因なのであろうか?ドライブレコーダーの解析は、如何なものであったのであろうか?それにしても、幾たびかの大事故を教訓にして、次々と法的にも、改善策が実施されてきているにも拘わらず、依然として、こうした大きな悲惨な事故がおきてしまい、しかも、若い人達の命が失われるとは、、、、全く、言葉を失う。ツアーの販売方法も、募集会社と旅行会社とバス会社との関係とは、一体、命の保証とか、担保という点で、どんな関係性が、保たれているのであろうか?それとも、そんな関係性は、利潤と命の天秤の中で、関係無いのであろうか?そんな関係を抉り出した解析は、マスメディアで、一体、どこが、報道しているのであろうか?所謂、規制の自由化とか、競争原理の促進策とかを錦の御旗にして、ダンピングとか、異業種からの参入とか、本当に、運転手の労働条件を本当に親身になって考えた上で、業界は、成立しているのであろうか?それにしても、この碓井峠の坂道は、もう、30年以上も、高速道路が開通する前から、否、今でも、利用しているから、その事故の場所も、よく、知っているからこそ、何とも、理解出来ない。我が家の場合には、長い高速道路のトンネル事故よりは、比較的空いている碓井峠を通るルートを活用・選択しているモノである。上りも下りも、反対車線のはみ出しには、注意深く運転しなければならない。しかも、下りでは、エンジンブレーキを活用して、ブレーキ・ペダルは、なるべく、冬場には、スリップを警戒して、エンジンブレーキ活用を中心にする運転である。それでも、こんな大きな事故が、何故、この場所で、起きてしまったのであろうか?原因究明と対策が待たれる。ドライブ・レコーダーは、装着されていたのであろうか?