小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

雪の朝の出勤に思う:

2016年01月19日 | 社会戯評

雪の朝の出勤に思う:

雪国の人にしたら、何を寝ぼけたことを言っているのか?こちらは、そんなことは、毎日のことだと一蹴されてしまうかも知れない。そんな前提での思いである。それにしても、少々の雪でも、暖冬にせよ、雪は雪で、それも少しの積雪でも、地下鉄を除いては、何とも、誠に、頼りないモノである。今回は、3年前の大雪の教訓からか、鉄道各社は、間引き運転を徹底して、更には、駅構内への乗客の入場をも、制限・規制してしまったが故に、数多くの乗客が、凍った雪道の上で、長時間、長蛇の列で、待たされてしまったらしい。又、電車自体も、間引きだから、当然、若い頃に毎日経験した異常な混雑、すし詰め電車になってしまったらしい。どちらに転んでも、何とも、収まりのつかない事態である。それにしても、そんなにまでして、通勤しなければならないのであろうか?長蛇の列の4割以上は、今や、非正規雇用の労働者なのであろうか?だからこそ、必死になって、遅延証明を手にしてでも、何とか、会社に、辿り着き、そして、すがる思いで、管理職に、懇願して、その日の労働を果たして、又、帰宅時にも、死ぬような思いをして、その数時間後には、帰宅する羽目に陥るのであろうか?一体、日本人は、そんなにまでして、会社へ出勤し、働かなければ、社会が、或いは、世界が、一日でも廻らないのであろうか?それとも、決して、成立しない仕組みになっているのであろうか?一体、有給休暇などは、こんな時にでも、実行しないで、後生大事に、とっておくのであろうか?働くというモチベーションは、こんな時にも、こんな形でしか、発揮されないのであろうか?そう言えば、もう40数余年前の大雪の時、我々、新入社員は、独身寮で、雪合戦して遊んでいて、すっかり夢中になり、電車が再開して、運転開始になっているのを知らずに、結局、翌朝、全員、総務部長の前で、頭を垂れる羽目になったことを、愉しい(?)想い出として、いつも、蘇ってくる。確かに、スマホも、インターネットも、存在しない、まだ、緩い時代だったから、そんな労働意欲の薄っぺらい新入社員時代だったのかも知れないが、全く、おおらかな時代だったのかも知れない。だからといって、そんなことをしても、給料やボーナスが、減らされたとは記憶していないが、、、、、、。労働モチベーションや、生き方、働き方というのは、日本人は、雪の朝には、はっきり、その考え方が、出てくるものなのであろうか?何とも、複雑な思いがする。痛勤ご苦労様です!。