小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

廃棄処分食品の不正流用:

2016年01月18日 | 社会戯評

廃棄処分食品の不正流用:

もはや、こうなると、中国の食品偽装を誰しもが、笑えなくなるのではないだろうか?それにしても、全く、カネに目がくらんだとんでもない廃棄業者と中間業者である。間違いなく、商道徳上でも、業務上も、法的にも、厳しい制裁が、課されなければならない。もっとも、皮肉にも、この事件の裏で、安いバッタ的な食品は、或いは、曰く因縁がある商品は、どうやら、こうした背景が実はあるのかも知れないし、又、逆説的に言えば、食べてしまえば、結構、こういう言い方は、失礼かも知れないが、異常に安いバッタ商品でも販売・食べてしまえば、誠に、皮肉にも、問題が無いモノなのかも知れない。もっとも、食品事故に至らなかったから、笑っていられるが、、、、、。それでも、返金に応じるのであるから、これを販売していたスーパーの小売業というモノも、したたかなモノである。被害者は、買った消費者なのか?それとも、知らずに販売した小売業者も、被害者なのであろうか?

今後の捜査の結果をみなければ、何とも言えないが、恐らく、このフード・ロスに関わる『食品廃棄ビジネス』というものは、底なしの闇で、もう、何年、何十年となく、昔から、繰り返し、行われていたのではなかろうか?考えてみれば、昔には、そんな賞味期限も無かったことを想い起こす。そして、これらの商品は、カートンの詰め替えとか、何らかの二次加工で、或いは、何社もの流通業者や卸売業者を経由して、書類も含めて、トレーサビリティーが出来ないような形で、再販売不正行為が、実質的に、巧妙に、行われていたことは、容易に、想像がつこう。もっとも、皮肉なことに、深夜バスも、食品の廃棄再販売・不正流通も、同じような根を有する『命に対するモラルの崩壊』が、垣間見られる。もう、ここまで来ると、底なしの闇をみることになりかねない。『フード・ロス』と『勿体ない』と『賞味期限』と『異物混入』と、『食のモラル』と、『安全・安心』とは、、、、、、、何なのか?これが、食べるという健康に直接的に関わる問題だからこそ、問題になるのであろうが、世の中、着るものでも、眼には見えないところで、商品には、B反や、傷物、規格外などの所謂『訳あり商品』は、身の回りに溢れているわけで有り、どのような情報が、その中で、隠されているのであろうか?外食も、弁当も、店内加工品も、何もかもが、微妙なモラルだけで成立していると言う現実が、ますます、一部の不心得者のために、こういうことがあると、危うくなってしまい、正直に、頑張っている業者がそんをするというのでは、誠に、残念である。規制だけが、又、厳しくなる一方で、低コストとの闘いと、フード・ロスとの闘いは、ますます、熾烈を極めて、そのしわ寄せが、何処かへ、かたよってしまうことを危惧しないでもない。誰しもが、メーカーも、流通業者も、販売業者も、そして、消費者もが、全く、得をしないような可笑しなシステムが、コンプライアンスという化け物の中で、更に、進んでしまうのであろうか?