昨夜は、議会終了後に“高齢者団体”の忘年会に参加し交流してき ました。丁度、私の一般質問が終えた後だけに、議会報告もさせて頂きました。“高齢者団体”とは言え、集まった方々は今でも現役の労働者です。年金だけでは生活出来ない人たちが、様々な仕事で頑張っています。この団体は、ホームレス対策にも積極的に取り組んでいて社会貢献をしています。
昨日の一般質問のなかで“朗報”があります。2年前に介護保険の充実を求める市民団体が市議会に陳情を提出しました。社会福祉法人が提供する介護サービスを対象に国が行う低所得者向けの利用料軽減制度を、民間の介護施設にも対象を拡大してほしい、と言う内容です。陳情は全会派一致で採択されましたが、市は「陳情は重く受けとめる」としながら「財政健全化の途上であり、財源確保ができない」となかなか実施しませんでした。そこで昨年12月議会で民主・共産・新風・民の声の4会派が共同で議会提案を行いましたが、「趣旨は理解できるが、財源の裏付けが難しい」(緑風・せいしん・公明・あおぞら)との反対理由で否決されました。が、今年の10月の決算委員会でわが会派の小野寺幸恵議員が再三質問を繰り返し、市長は「12月議会に方向性を示す」と答えました。私は、議案作成の段階から関わってきたこともあって、昨日の質問で改めて市長の意向を確認したところ「2010年度には実施する」とはじめて明らかにしてくれました。ただ、2010年度の開始時期が定かでないので「いつの時点か通常4月が常識ですが、様々な準備などの作業や財源確保も含め、10月からですか」としつこく質問すると「議員ご指摘の考えはあるが、今の段階では・・・」と10月実施の可能性を示唆してくれました。
このことによって、市民税非課税世帯が対象となって市が単独で28%(通常1/4+介護報酬引上げ分3%)の軽減策をしてくれます。内容はもっと実施時期にならないと明らかになりません。でも、介護保険を利用している方々にとつては大きな負担軽減策です。
「どんな小さなことでも、積み重ねて得た成果は大きい」と話を聞いてくれた高齢者が喜んでくれました。母も新聞をみて「ご苦労さん。少しは(利用料が)安くなるんだネ」と笑顔で話しかけてくれました。
懇親会のあと、久々に私の大先輩にあたる常野広昭元議員と石川孝雄元議員の3人で午前様にならない時間まで語り合ってきました。楽しかった望(忘)年会でした。