新政権誕生後の臨時国会(会期40日間)が昨日閉会しました。“政権交代”が今年の流行語大賞に選ばれましたが、国民の期待に応えているのだろうか?母子加算の復活や長年運動に携わってきた方々の願いが実り“肝炎対策基本法、原爆症基金法”が成立したことは大きな成果であり、政権交代した意義は大きいと思います。でも、一方で「政治とお金」の問題は不透明。選挙のときに約束した「普天間基地問題、後期高齢者医療制度の廃止」は先送りなど旧態依然(悪しき自民党政治)の体質は残っているように見えます。十分な審議時間を取らずに“数のおごり”による横暴な国会運営も目に付きましたが、野党の自民党のボイコット(審議拒否)は議会制民主主義に反する行為です。何故、正々堂々と国会で意見を言わないのか?そこが、日本共産党との違いがはっきり現れたように思います。“与党ぼけ”から抜け出せないのでは、存在そのものも疑います。こういう書き込みをすると“また批判だけ”と受けとめられますが、同じ思いの方はたくさんいると思います。
いま、12月議会(12/3~11)が行われ、一般質問が2日間(私を含め9人)終わりました。引き続き2日間で7人の方々が登壇しますが、会派の小野寺幸恵議員が月曜日の朝一番に質問します。この間の一般質問のなかで“気になる”のが、予算編成前だけに「事業仕分け」の質問が多く見られます。確かに、新政権のなかで話題性と言えば“国民に開かれた”事業仕分け。「税金のムダづかいをなくして欲しい」との思いから注目されているし、マスコミ報道も過熱しています。でも、地方自治体にも準用すると、予算編成作業はどうなるのか?むしろ市議会での予算委員会の審議が形骸化されるのでは、と疑問が出てきます。生意気な言い方かもしれませんが、“議会のチェック機能”を重視する事が市民に開かれた予算づくりと私は考えます。そして行政は、予算編成の段階で説明責任を果たせる予算付けを十分精査する仕事こそ望まれるのではないか、と思います。
昨日、4回目となった苫小牧ローカルユニオン主催の“だべる会”に参加してきました。いまの労働者の置かれている実態を学んできました。みんな苦労しているようですが、でも何とかしたい、しなければならない、と前向きに考えています。「正規も非正規も働く者の連帯と団結で“貧困と格差”正そう!憲法を職場とくらし、地域に生かそう!このスローガンのもとに、私も頑張ろうと決意しました。