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「働きながら資格をとる」介護雇用プログラムの活用を!

2009年12月09日 21時18分26秒 | インポート

 過日のこと、長男と同年齢で今春高校を卒業した若者から就労相談の電話を受けました。「ハローワークに行っても長期間働ける求人がない。資格をとろうと本屋に行って何冊か買って勉強しているが、果たして“資格”をとっても働く場が見つかるのか不安・・・」、そして「何のために(親に苦労させて)高校まで通ったのか?本当は大学に行きたかったが、親のことを考えるとこれ以上・・・。貧しい家庭だから、とあきらめなければならないのは“仕方のない”ことですか?」と悩んだあげくの叫び声でした。私も18歳の卒業の時を思い出しました。当時と状況の大きな違いはありますが、私の場合は“第1次オイルショック”の時期でした。母子家庭で育った我が家では、(昼間の)大学進学は最初から無理でしたので、就職コースを選んでいたら、数学担当の先生から「夜間大学の選択もある。大変だけと挑戦しては」と進められ、働きながら大学を通える会社に就職が決まり、工業系大学(電気工学科)に進みました。卒業後、そのまま会社にいることは出来ましたが、「北海道に帰りたい」と就職活動してみたものの「第2次オイルショック」であきらめかけたとき、畑違いの医療機関から声がかかって勤就職先が見つかった経過がありました。エンジニアの夢と現実には大きな乖離がありましたが、いまとなったら“夢は夢で良かった”気がします。

 昨日の市議会での補正予算審議で私は緊急雇用対策問題で質問しました。厚生労働省は、「働きながら資格をとる」介護雇用プログラム~受講料を負担せず、有給で養成機関に通って資格がとれる~という雇用対策です。「何故、市は今年度の補正予算に追加しないのか?」と質問したところ、「新年度4月から取り組む」との答弁でした。

 介護施設で無資格でも働きながら“資格”がとれるのです。給料は全部国が負担するだけでなく、資格の受講料も国が負担してくれます。期間は1年間の限定(但し、介護福祉士の資格取得の場合は最長2年間)です。詳細はこれからですが、問題はこの制度を受け入れてくれる介護施設があるかどうか、が問題です。行政側の姿勢も問われます。私は、一時的な雇用対策ではなく、雇用の持続可能な緊急雇用対策こそ、必要な政策だと思います。

 若者も含め、この制度活用によって、将来不安が解消されるような雇用対策を進めるべきと考えます。社会保障の充実は新たな雇用を生み出します。従前のような大型公共事業依存の体質では、“税金のムダ使い”になります。そして、その裏には“政治とお金”がつきまとっています。

 社会保障資源の活用で雇用拡大に結びつく運動が広がるように頑張ります。