ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

松竹大歌舞伎「十一代目市川海老蔵襲名披露」

2005年09月08日 | 観た
松竹大歌舞伎「十一代目市川海老蔵襲名披露」を観に、リバウォ内の北九州芸術劇場大ホールへ。



昨年5月から始まった襲名披露公演も、今年の6月の博多座公演で一区切り。
博多座が終わったと思う間もなく、9月末までの巡業が続く。
大変・・・

さて今回は、巡業興行と言う事で、「口上」をいれても3演目。
まずは「実盛物語」
源平争乱の時代の話で、今は平家の侍である実盛が源氏の奥方の葵御前を探しにやって来る所から物語は始まる。
なんて言う粗筋なんか、もうどうでもいいのである。

海老蔵さん・・・
声の通りがいい。
張りがあって艶がある。
姿は抜群にいい。
あれほど容姿に恵まれた俳優もいないものだ。

なのにー・・・なーぜー・・・
こうも胸がときめかない!!!
観ていても、言われた通りに型をやっているだけに見えてしまう。
しかも雑・・・。
連日の巡業興行でお疲れですか?
じっと座っているだけのシーンでは、目がパチパチ・キョロキョロ。
いや、お疲れなんでしょうね。ホント。

「口上」は海老蔵さん、市川右之助さん、片岡市蔵さん、市村家橘さんの4人。
今回團十郎さんがご病気との事で、来ていらっしゃらなかった。
ちょっと寂しい口上。
睨みもなかった。

「お祭り」は江戸の粋な鳶頭と芸者の踊り。
鳶頭は團十郎さんが演じられるはずだったが、
ご病気の為これも海老蔵さんが。

出ずっぱりの三役奮闘・・・そりゃお疲れでしょう。

お祭りで鳶頭が「待ってました!」の掛け声に
「待っていたとは嬉しいねぇ」と返すシーンがあるけど、
これがものすごく受けてたのは先代の勘三郎さん。
愛嬌ある笑顔でニヤッと笑ってこう切り返す勘三郎さんは、
お客さんと自分の間を分かっていらっしゃる。
今日の海老蔵さんは、一息分台詞が早かったなー。

色気では絶対、仁左衛門さん。
お化粧で目の周りにほんのり朱を入れてあるそのお姿!
そらもう、クラクラです。
海老蔵さんも、負けてないんだけどな。
もう一息って感じかなー。

まだ若いし、出来てる事がおかしいのであって、
これからの精進を願います!
期待しています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする