ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

9月26日 遊牧生活 第2日目

2008年10月04日 | 行った
大きな風の吹く音で目が覚めた。
「ヤバイ!台風が来た!」と思った。けど、チェジュに吹く、普通の風の音だった。
これがチェジュの風か。こんなにも強い風が吹くのか・・・。
昨日降り出した雨は止んでいた。
曇り空で日差しは弱い。助かった。昨日はかなりの日差しで1日で腕が真っ赤になったのだ。
今日は長袖を着用。なるべく日に焼けたくないお年頃。

食事当番になったものの、一体何をどうしたらよいかさっぱり。
緊張で早く目が覚めウロウロするが、他の食事当番メンバー、誰も起きて来ず。
うーんやっぱりね、韓国人だよね。
と、遊牧民参加者のイジョンちゃんが「手伝うよ」と言って来てくれた。

ちょっと天然だったけど、いつも率先して色々と働いてくれたいい子だった。

               それから野外生活任せとけ!的な風貌のソンウク氏が
               大きな鍋でお米を炊いてくれた。
               
                            こう見えて私の1つ上。

お米を砥ぐのは私の仕事。
男子トイレが炊事場所になっていた。つまり、そこに皿を洗う為のタライや洗剤があったのだけど、米を入れた大鍋を男子トイレに持って行き、そこでお米を砥いだ。
男子便器の前で米を砥ぐなんて、まあ日本で暮らしていたら経験出来ない事だろう。そしてこの経験は一生忘れる事はないだろう・・・。

チェジュの風は本当に強い。
ご飯を炊いている途中でプロパンガスの火がしょっちゅう消えて、ソンウク氏曰く「旨く炊けなかった」ご飯だけど、空腹は何よりのご馳走。
同じくソンウク氏が作ってくれた玉子料理と昨日の残りのスープなどと美味しく頂いた。

今日もリヤカー隊は先に出発。

リヤカー隊は必ず歩いて次の場所まで行かなくてはいけないので、本当に大変そうだ。
これも前日に希望を募ってメンバーを決めるんだけど、その内私にも回ってくるのだろうか。

残ったメンバーは荷物を整理し、皿洗いをし(もちろん男子トイレで)、荷物を積み込みして出発。

この辺りは何もないんだなーと思っていたのだけれど、この後本当に、本当になーんにもなくなっていく。
まだこんなお肉屋さんとか


               イカ屋さんがあるのはいい方だった。
               
                            なぜか密集するイカ達。

畑が続く道を歩く。


               この日も途中バスに乗る。
               バス停にはみかんがデザインされている。さすがみかんの島だ。
               

バスの中ではすっかり寝てしまっていた。体がスキあらば寝ようとしているようだ。

昼過ぎに今日の目的地、ナンサンリと言う村に到着。


            普段は子供たちが合宿生活をしている学校に、今日から2泊するのだ。
               

          外の台所。あ、屋内にもありましたけどね。


                               物干し場
               

ここでは2日目の夜に芝居の公演が予定されている。
村のみかん倉庫が会場だ。

早速、中に詰まれていた収穫用のかごを外に出し、照明などを吊り始めるスタッフ達。

食事当番の私はお昼ご飯の準備。
いつも食事当番を率いているチャングンニムことスニ氏と一緒に何を作るか相談し、私の提案で豚汁を作る事になった。
          
        あまりにもいつも一緒にいたのでぴよこと写真撮るの忘れてたよ・・・(泣)  

大量の野菜をザクザク切って、大鍋でグツグツと。


           味噌の大量投入&醤油も少々(とは言いながら、この量なので結構たくさん)
               

こう言う料理、韓国では見慣れないらしい。
大体、唐辛子の入ってない料理自体が珍しいからね。
ご飯と一緒に食べたい所だったが、何故か中にはうどんが。
そしてやっぱり傍にはキムチが。

この日は寒かったので、暖かい汁物を食べられてみんな嬉しそうだった。
ホントかウソかは分からないが、みんな美味しいと言って食べてくれたよ。

               
               これが本日の食事当番メンバー。
               左からミジン、ジフン、キョンラン。

公演準備をしなくてはならない役者やスタッフ以外は、かなりゆっくりと時間が過ごせた。
ナイスな事に洗濯機があったのでイソイソと洗濯をし、学校で飼われている犬やロバと遊んだり、村を散策したりした。

        人懐っこいロバ


                                犬の名前はチコ       
               

     広い空。どこまでも続く夕暮れの蒼。


             胡麻が干された農家にも夕暮れが迫る。
        

                            電信柱にも夕焼けの赤。
                

夕ご飯は、ソウルから来た劇団サチョのメンバーが率先して作ってくれ、食事当番の出番なし。
プルコギを頂く。

そうこうする内にリヤカー隊が到着するとの知らせが。
苦労したリヤカー隊をねぎらう為、何かのイベントをやらなければならないのだが、リヤカー隊の方が大変ロマンチックに到着を演出していた。


幸いな事に、ここにはシャワーもあった。
良かった。トイレで、全裸で、水で、体を洗うハメにならなくて・・・。
前日は体を拭いただけだったので助かった。

夜11時頃から明日帰ってしまうゆみこさんを送る会。
ジャグリングのマリンボーイことソンヒョン氏とおおたさんのアコーディオンのセッション。


お茶目な顔のマリンボーイさん。髪型がサナリンっぽい。


観ながら、私も何かおおたさんと一緒に出来る事がないかなーと考えて、ちょっぴりいい事を思いついた。
来年、一緒に出来ればいいんだけど。

その後、一昨年の文化遊牧民の様子が記録されたDVDを観る。
さすがに明日、公演を控えているからかお酒はなし。
午前1時就寝。

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