京都は若き日にしばらく暮らした土地
離れてからも結構行くことが多いです。観光スポットには結構行った
つもりでしたが、どうしてどうして未踏の地もまだ多く残っています。
見学地を自分の好みで決めると、同じ所へのリピートが多くなる私
今回も午後に3度目の高麗美術館行きを入れたので
午前を夫に譲ったら、娘の本棚のガイドブックをひも解き
チョイスしたのは妙心寺の『雲龍図』でした。
妙心寺、由緒あるお寺のようですが、何故か私の関心の外にありました。
雲龍図?相国寺じゃなかったかしら?
調べたらあちこちのお寺にあるようでした。
9時過ぎに京都着、ホテルに荷物を預け
ホテル近くのバス停から妙心寺のある洛西方面行きのバスを探したら
1時間に1本だけの路線が丁度都合良い時間に来て
お寺に着いたのは10時ごろでした。
20分ごとの解説付き見学ツアーに滑り込みで混ぜていただきました。
拝観受付のある建物から渡り廊下を経て雲龍図のある法堂(はっとう)へ
入口で靴を脱ぎ向かって右側から中に入ると
見える龍の絵は下り龍、案内の女性の云われる通り
天井を見上げグル~っと一回りすれば
一緒に龍も回ります
狩野探幽作「雲龍図」(ネットから借用)
一つの絵が下り龍から登り龍へと変わってみえる
不思議にすっかりみせられました。
これで昇っているかどうか、絵を回転させてみました
法堂の片隅には徒然草に鐘の声は黄鐘調が随一とうたわれた
そのものズバリもと浄金剛院の黄鐘調鐘が展示されている
残念ながらひび割れの恐れありと 見るだけで
音は録音テープを聞かせていただきました
綺麗とも澄んだとも形容し難いが
何とも荘厳な有難い音に思えたのは不思議でした
雲龍図の見学とセットで本能寺の変をおこした
明智光秀所縁の浴室(明智風呂)の見学もしました。