「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

1956年版映画「ビルマの竪琴」と長井さん

2008-03-11 15:21:36 | その他
きのうたまたまテレビで
昔の映画「ビルマの竪琴」をみました。
市川監督の昔の白黒映画でしたが、
一部でビルマでロケをしているためか、
新しい版の映画よりも
リアルが感じられるつくりでもありました。
この映画は物語が
旧日本軍の軍人の目線で統一されているため
現地のビルマ人のことが
すこし距離感があるものなのは
時代の制約上いたしかたないと思いますが、
そのマイナスを大きく上回る
映画全体のパワーが感じられました。
とにかく重要なのは
ビルマで亡くなった戦友のために
彼が発願して、ビルマ僧になり
その弔いを続ける決意をしていくことです。
しかもエンドで
彼はビルマの大地を彷徨するのですが
日本に向かう船の中で
ほとんどの戦友は彼に無関心となり、
もともと無関心だった男一人が
彼の家族にどうやって話すのか、
部隊長が
うまく話してくれるのかなどというところで
終わっている感じです。
このリアリティが僕の中では
長井さんに微妙に重なるところがありました。
長井さんは
民衆を銃撃するミャンマー軍の撮影に
踏みとどまり続けたために
ビルマの地で亡くなった訳ですが
彼が死んだことの重みというのも
おそらく僕やこのブログをごらんの皆さんが
何もしなければ
帰国していく軍人達と同じく
やはり人は無関心に
なっていくだろうと思います。
この長井さんを巡る活動を続けていく中で
もちろんカメラとビデオテープを取り戻すことが
とても重要なのですが
丸腰の日本人ジャーナリストを殺害した
しかも友好国であるミャンマーから
遺品も取り戻せず、
きちんとした形もとれない
この日本の状況を、多くの人に知っていただくことが
大切だと思っています。
そして長井さんがした行為が
どういうものであるのかを
語り伝える作業をすることが大切と思います。

僕はそうしたことが、
長井さんという問題枠組みを超えて、
このことに関心を持つ人々の
考え方や生き方をいろいろな様相で変えることに
繋がる様な気がします。


この世にはなにゆえに苦しみがあり
不条理なものなのか
より高き平安を示したいというのが
映画での水島上等兵の思いでした。
水島上等兵は発願し
僧として弔いながらビルマの地を
さすらいます。
長井さんもまた、
ビデオカメラで
専制政治に苦しむ
ビルマの民衆を撮影することで
その不条理を示そうとし、
捨身されました。

ビルマの竪琴という物語が
戦後日本人に
ベストセラーとして届いたように
僕は長井健司という物語を
21世紀の日本人に届かせることが
ぼくの使命と感じています。

このブログをごらんのあなたも
できる事から
手伝ってくださいますか?



==============================================
トークイン京都第2回
タイトル
「脳と心からみた最前線と長井健司」

日時:2008年4月6日(日)18:30~20:00(18:15受付開始)
場所:キャンパスプラザ京都 第3講義室
京都市下京区西洞院通塩小路下ル
(JR京都駅前北西すぐ、郵便局裏)
 TEL.(075)353-9111

講師 
苫米地英人

脳機能学者・計算言語学者
コグニティブリサーチラボCEO
カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)
「洗脳原論」春秋社
「 頭の回転が50倍速くなる脳の作り方」フォレスト出版
「英語は逆から学べ」3月20日発売予定
「 心の操縦術」PHP研究所

岸野亮哉  僧侶。写真家。ジャーナリスト。
     ビルマなどでの現地取材経験を多数。
     スリランカ「解放のトラ」などの単独取材もおこなう。

進行 「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」東京事務局代表

資料代として、¥500-を頂きます。先着150名です。
予約も受け付けますので、お電話かメールをいただければ有難いです。
予約TEL075-791-5270(留守電あり)
Eメール kishinoryosai@yahoo.co.jp
主催 「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」関西事務局
=============================================

「長井さん西麻布『美女』パーティー」
2008/4/13(日) 1900より2300迄
場所「ショートリンクサーキット」
東京都港区西麻布3-1-14六本木フォレストビルB1
03-3470-7315
http://www.selloid.com/slc/big.html?map_big.gif
男女とも参加費5000円。
来場されたすべての女性を京都の有名写真家、
甲斐扶佐義氏が『美女』に撮ります。
貴女を『美女』に撮ります。
また長井さん未署名の方は、
入場時に必ず署名していただきます。
パーティーに参加希望の方は
事務局までお名前と肩書き、電話番号明記し
メールしてください。
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp
=============================================



署名四万人を超えました。
ありがとうございます。
年度末の3月末までに
五万人を目標にします。
みなさんよろしく御願いします。

署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html
署名フォームはhttps使用のため、セキュリティアラームがでますが
安全上の問題は何もありませんので、先に進んで署名してください。
署名は未成年でも、小中学生でも、ぜひ署名してください。
もちろん日本国民のみならず、
他国の皆様の署名も歓迎しています。

なお、東京都内近郊を中心に、
署名活動にふさわしい場所がある方は教えてください。
また、まったく他のイベントを企画開催されている方で
会場の内外で署名活動に許諾、ご協力いただける方は
ぜひ会までメール下さい。

長井さん殺害事件の署名活動です。
署名の用紙のPDFファイル設置しました。
ダウンロードして手書きで署名する方のためにお使いください。
https://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
http://hal.sakura.ne.jp/shomei.pdf
送付先は下記まで郵便かFAXで。
「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
FAX 03-5772-1127


肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。
なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりまずメールでご連絡をお願いいたします。

「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127

=====================
長井さん出前講演会は,
全国でおこないたいと考えています。
現在愛媛、京都(関西)で開催しています。
こちらの今後の重点エリアは
高松、徳島、広島、岡山、福岡、仙台、新潟、
金沢、松本、横浜、川崎、沖縄です。
このエリアを中心にもちろん他のエリアでも
背負える方はメールして欲しいです。
講師料はゼロ円です。
開催場所の確保と数十人の参加者が条件です。
講演内容は一般テーマでもかまいませんが、
そのうちのいくらかを長井さんについて言及することと、
場内での署名協力が前提です。
呼びかけ人の
宗教学者島田裕己さんや脳機能学者苫米地英人さん、
ノンフィクション作家の坂上遼さんや
ジャーナリスト北村肇さん、
APFの山路代表らが対応可能です。
ご関心のある方は東京事務局まで
お名前と電話番号を明記して下記へメールしてください。
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)

=====================