『ビルマVJ』です。
2009年サンダンス映画祭 世界映画ドキュメンタリー制作賞受賞作品
日本初公開 デンマーク/2008/84分/ドキュメンタリー
監督:アンダース・オステルガルド
原案・脚本・助監督:ヤン・クログスガード
映画としても面白く緊迫感のあるものでした。
何回も何回も涙腺を強く刺激するような
ストーリーの展開もあり
名もない、ビルマのビデオジャーナリストの
戦いぶりは、
以前、北朝鮮のジャーナリストの裏側を
再現ビデオを含めて特番にした経験もある僕には、
ミャンマーでも同じようなことが
おきているのだということを
改めて強く認識しました。
ただし、この作品の欠陥は
クライマックスが長井さんの銃撃にあるのに
そこの部分の意味づけがきちんと
作品の中でなされていないことでしょう。
作品の時間の流れでは必然的にそこで盛り上がっているのに
編集上演出上の意味づけをされていない感じです。
これは主人公であるビルマのVJと
長井さんが直接コンタクトがないからかもしれません。
ただ、この欠陥は大きいものの、
作品としては見る価値もあり
エンターティメントにもなっていると思います。
このドキュメンタリー映画について
ヨーロッパではテレビ放映があったそうです。
長井さんの知人から頂いたメールです。
========================
先日ブログで紹介されていた、「ビルマVJ」ですが、ちょうど3週間ほど前に
こちらでもテレビで放送されていました。
深夜にかけてのドキュメンタリー番組の放送時間枠だったので、
気がつかないこともあるのですが、
間もなく2007年のミャンマーの反政府デモから2年を
迎えるということで、
テレビ番組紹介欄に1部の映像とともに、大きく紹介されていたので
興味を持ちました。
私自身は、この一連の流れをこれだけ詳しく長い時間にかけて見たことが
なかったので、日を追うごとの動き、僧侶たちへのインタビューや彼らの活動、
その当時の街の様子や、一般の市民を含めた人々の表情、撮影者の
日々の心理状態など、伝わってくるものが沢山ありました。
もちろん、長井さんの銃撃された場面も、
その一連の流れの中で、伝えられて
いました。撮影者は、瞬時にして映像を何度も確認しながら、
今撃たれたのは外国人のようだ、
日本人のジャーナリストではないかと仲間たちと交信しています。
撮影者も常に身の危険を感じながらの取材であることはもちろんですが、
あの時、前面に出て取材をし続けた長井さんの立っていた場所、
その凶弾に倒れた
長井さんの映像を撮った撮影者との距離、
あらためて長井さんがあの時どれだけ近い
ところで撮影を続けていたかということがとてもよくわかりました。
映画は、長井さんが亡くなった後も、
街の様子や人々の表情をまだしばらく追っていくのですが・・・
長井さんの3回忌も過ぎて、
でもこれからもいろいろな解決に向けて、
さまざまなこともあるかとは思います。
相変わらず、長井さんを利用したり、不当に扱われたり、
悲しい現実がありすぎて、
大変なことと思いますが、どうぞこれからも頑張ってください。
これからもずっと変わらず応援しています。
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2009年サンダンス映画祭 世界映画ドキュメンタリー制作賞受賞作品
日本初公開 デンマーク/2008/84分/ドキュメンタリー
監督:アンダース・オステルガルド
原案・脚本・助監督:ヤン・クログスガード
映画としても面白く緊迫感のあるものでした。
何回も何回も涙腺を強く刺激するような
ストーリーの展開もあり
名もない、ビルマのビデオジャーナリストの
戦いぶりは、
以前、北朝鮮のジャーナリストの裏側を
再現ビデオを含めて特番にした経験もある僕には、
ミャンマーでも同じようなことが
おきているのだということを
改めて強く認識しました。
ただし、この作品の欠陥は
クライマックスが長井さんの銃撃にあるのに
そこの部分の意味づけがきちんと
作品の中でなされていないことでしょう。
作品の時間の流れでは必然的にそこで盛り上がっているのに
編集上演出上の意味づけをされていない感じです。
これは主人公であるビルマのVJと
長井さんが直接コンタクトがないからかもしれません。
ただ、この欠陥は大きいものの、
作品としては見る価値もあり
エンターティメントにもなっていると思います。
このドキュメンタリー映画について
ヨーロッパではテレビ放映があったそうです。
長井さんの知人から頂いたメールです。
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先日ブログで紹介されていた、「ビルマVJ」ですが、ちょうど3週間ほど前に
こちらでもテレビで放送されていました。
深夜にかけてのドキュメンタリー番組の放送時間枠だったので、
気がつかないこともあるのですが、
間もなく2007年のミャンマーの反政府デモから2年を
迎えるということで、
テレビ番組紹介欄に1部の映像とともに、大きく紹介されていたので
興味を持ちました。
私自身は、この一連の流れをこれだけ詳しく長い時間にかけて見たことが
なかったので、日を追うごとの動き、僧侶たちへのインタビューや彼らの活動、
その当時の街の様子や、一般の市民を含めた人々の表情、撮影者の
日々の心理状態など、伝わってくるものが沢山ありました。
もちろん、長井さんの銃撃された場面も、
その一連の流れの中で、伝えられて
いました。撮影者は、瞬時にして映像を何度も確認しながら、
今撃たれたのは外国人のようだ、
日本人のジャーナリストではないかと仲間たちと交信しています。
撮影者も常に身の危険を感じながらの取材であることはもちろんですが、
あの時、前面に出て取材をし続けた長井さんの立っていた場所、
その凶弾に倒れた
長井さんの映像を撮った撮影者との距離、
あらためて長井さんがあの時どれだけ近い
ところで撮影を続けていたかということがとてもよくわかりました。
映画は、長井さんが亡くなった後も、
街の様子や人々の表情をまだしばらく追っていくのですが・・・
長井さんの3回忌も過ぎて、
でもこれからもいろいろな解決に向けて、
さまざまなこともあるかとは思います。
相変わらず、長井さんを利用したり、不当に扱われたり、
悲しい現実がありすぎて、
大変なことと思いますが、どうぞこれからも頑張ってください。
これからもずっと変わらず応援しています。
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