沖縄の新聞に掲載された、福島のお米キャンペーンの一面広告です。
福島と沖縄のつながりは、歴史的にもあるそうで、福島出身の袋中上人(1552年磐城国に生まれる)が、中国の明に入れずに、琉球にたどり着き、そこで布教を行ったこと。その時に広めた念仏踊りが、沖縄の代表的な踊りとして知られる、エイサーとして伝わっていったそうです。いわき市の「じゃんがら念仏踊り」がエイサーのもとだそうです。
しかも近年になって、さらに関係は深まります。
沖縄県と福島県は平成15年に「うつくしま・ちゅらしま交流宣言」を発表しています。
沖縄県のホームページを見るとこういう経緯があるそうです(引用、一部省略)。
○経 過
平成6年 沖縄・福島間に定期航空路線開設。
平成14年1月 アメリカ同時多発テロ(9.11)により沖縄観光産業が大きな影響、福島県知事を先頭に 沖縄支援ツアーを実施。
平成15年2月 沖縄で会議を開催、「うつくしま・ちゅらしま交流宣言」を発表。
平成15年10月 福島で「うつくしま・ちゅらしま交流フェスティバル」開催、稲嶺知事や芸能関係者等が参加。
平成16年10月 沖縄で「うつくしま・ちゅらしま交流シンポジウム」を開催。福島県から佐藤知事ら参加。
※両県で市町村や民間団体が主体となって様々な交流事業が行われている。
福島と沖縄には、現在の知事の体制の中で、体制同士の強固な関係が9.11以降から、新たに築かれたこともわかります。特に9.11テロの悪影響が両者を結びつけているとして、それが福島から沖縄への手助けという形で行われた以上、3.11でその関係が逆転しておこるのは、よくわかる話です。
それが、沖縄への避難の呼びかけ、受入れという形で進んでいた経緯は、勿論、賞賛すべきことです。しかし、その観点だけで、事は終わりません。こうした形で、違う矢が飛び込みます。
沖縄の農作物は、生産に限りがあり、賄えないものも多いです。その中でも、米は自給自足は不可能です。そうした中で、福島の米のうち、年間およそ6,000tが沖縄で消費されています。沖縄生産米のおよそ倍量の福島米が、沖縄で消費されています。福島の米をこれだけ遠隔地で、これだけ消費する県はほかにはありません。
こうしたことは、現況、僕はリスクと判断しています。ある意味、引き取り手のない農作物はいろんなところに拡散していきますが、これもそうしたひとつでしょうし、沖縄感謝キャンペーンという名目で、税金を使った仕掛けだと思います。
そもそもの沖縄という存在の苦渋が、今回も、僕には思えてなりません。やはり、また、利用される土地として、本土からの押し付けにあいます。それを、今度は美辞麗句と共に受け取る構図です。
放射性物質を極力拡散させない社会をどうやって、構築するのかという問いかけに僕らはいるにも関わらず、こうしたあからさまな手口を見せつけられています。防御ということを言い続ける市民の努力を、金の流れが押し切ろうとする話。
個人個人が、できるだけ防御するしかないと、僕は思います。車のプレゼントに騙されてはなりません。
さて、風疹のことを調べていたら、ウクライナで麻疹が2006年に流行していたことがわかりました。
厚生労働省検疫所のホームページhttp://t.co/yYDHOqAmより。
「1990年から2009年の間、ウクライナの人口は5180万人から4600万人に減少し、毎年推定472,700人の出生児数と見積もられています。」まず、こういう前提説明。しかし、ここに被曝や放射能、チェルノブイリの文字はありません。面白い書き方ですね。
「2001年から2006年には95%を超えるワクチン接種率があったにもかかわらず、ウクライナでは2006年に麻疹の大流行があり、44,534例の症例が報告されました。」非常に興味深い話です。ワクチン接種を徹底したにもかかわらず、これだけの大流行がウクライナであったそうです。
「ウクライナでは強力な反ワクチン接種活動が活発で、2008年のMMRワクチン接種後の死亡事件や重症化による入院によって市民の中でのワクチンに対する懐疑論がワクチン接種率の低下を招いています。」ウクライナはワクチン懐疑論が最近強まっている話もあるらしいです。それがよいとは、思いませんが、気持ちは理解できます。ワクチン接種率が高かったのに、麻疹も大流行。その後、MMRワクチンに体が耐えられなくて、死亡や自重症化する事態までも起きているのですから。
被曝は感染症の増加を招くことは常識ですから、普通に考えて、感染症は要注意なのですが、さらに予防のために、接種するワクチンによっては、人体の方が耐えられなくなるケースさえ、想定しないとならないのではないのかという疑いも、完全には拭えないかもしれないとさえ思います。
勿論、僕はワクチン接種をやめるべきという立場ではありませんが。
しかし、被曝後の人体が、様々な感染症というリスクに従来よりも弱くなっていることは間違いないですし、そのことについて、専門家を名乗る人物であれば、虚心坦懐に臨むべきと僕は思います。
もちろん、専門家からきちんとしたメールは届きません。ツイッターで言質を取って足を救うことを狙っている専門家という存在は、僕には滑稽なものです。
しかし、日本の残念なリアルでもあると思います。
「追記」
反原連金曜デモが100人単位に激減していると聞きました。僕は、実は残念に思っています。僕を意味なく排除したり、菅直人の口車に乗って、総理会談をしてしまった愚かな主催者達の問題はありますが、こうした動きが本当に大きなうねりを生み出せなかったのが、日本の現実です。僕は、おととし6月に、国会前を一番早くお散歩に踏み切った人間として、自分の政治行動の不甲斐なさを責めるしかありません。この放射能と被曝を巡る話は、実は2年近くが経過した今も、始まったばかりです。
ずっと長い闘いが続きます。
この流れは、僕たちにとって、明らかな敗北です。今まで、政治にコミットメントしなかった、一般の人々、特に女性たちが声を上げたことは、大きな話です。この大きな話を、さらに大きなうねりにしなければならない。そのために、僕に更に何ができるのか。毎日毎日、問われていると感じています。
=============================================
事務連絡
(1)大阪府河内長野市在住の方にメール返信できません。携帯設定を確認してください。
(2)コメント欄でなく、具体的問い合わせはメールに名前肩書連絡先明記ときのう書きましたが、早速守れ ない人がいます。きちんと守ってください。
=============================================
講演など、何か業務的な依頼をされたい方は、原則がこのメール→電話でお話しする順番でお願い致します。このメールアドレスが、まず第一窓口です。
僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp
健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。
報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
瓦礫受け入れ拒否が実現した時のように避難者達が県民の方々に放射能の危険性を伝え続けなればならないと思います。
と共に、いわゆる成人病の増加が止まらない、癌罹患者も増えたとの高齢者の嘆きは多い。
雇用が厳しく貧しく、その上満足な教育を受けられないから?『無知』というダブル弱者は、僅か数百円安いからと、危険な福島県や近隣の汚染米が大量に入った複合米を買う。
チェーン企業の弁当や外食の危険性も思慮しない、知識と危機感より【食べる欲望】に負けるのだ。
『弱者排除・切り捨て』は、自ら招くケースもあることを認識新たにした。
本当は外国に避難しようと思ってたけど、とりあえず国内の西の方、岡山とかから目指します。
先週血液検査をしてきました。血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、サイログロブリンも追加してもらいました。すべて数値はOKでした。健康な自分を過信せず、やるべき行動をとり続けるだけです。木下さんありがとう。
ニュースをありがとうございます。
それに、本当にぶれが無く素晴らしい。
助かってます。
原発事故以来間もなく二年。この間いつも思って
来たことですが、放射能はたいしたことない、
からだに良いなど言うすべての人は、身を持って
瓦礫処理や廃棄物処理やってくれないのかと
(だってからだに良いんでしょ)。自分らは
安全なところにいて、安全な空気を吸い、安全な
ものを食べ、原発瓦礫利権コジキのように金だけ
懐に入れて、放射能安全説を説く。子供をはじめ
弱い立場の人間にしわ寄せが行く。本当に卑怯
極まりない。あまりの怒りにからだが熱くなります。
本当に一部の日本人て最悪です。普段は良いが
大きなことが起こると豹変し、もう無茶苦茶、
野蛮人未開人未満。
311以来、理系の私が日本人とは、と、がら
にも無く考えつづけています。
自分は自己免疫疾患があり、地方から札幌の大病院に毎月通院しているのですが、通院時、ある沖縄の素材を取り寄せているお店に、安全だろうと思い何回か食事に入りました。しかし、食事をした次の日、2回ほど口内炎ができ、次回通院時に、そのお店でどこのお米を使っているか尋ねたのですが、100%福島米とのことでした。お米が原因のようでした。たぶん自分は自己免疫疾患を持っているので、ほかの人より体が敏感なのだと思います。普段は北海道米を食べていますが大丈夫です。
沖縄は、「利用される土地」としての歴史があるのはわかりますが、政治的な行動としては(知事さんのニュースの映像などを拝見すると)反対に日本政府からの補助金を取りたい放題の巧妙なたかり体質にも見えます。以前、アメリカの高官の発言で言われた事は、事実に聞こえます。
沖縄の人、ごめんなさい。個々の人間については知りませんが、全体としての沖縄の意思が、自分達の利点(地理的、歴史的)を徹底的に強調して利用しているように思います。 自立よりも補助金で食べていこう、中国と組んで日本国政府にたかろう・・・の意識を感じます。
沖縄の「エイサー」が「踊り念仏」から派生しているとは知りませんでした。
私には念仏の呪文である「ナンマイダー」は「モウダメダー」と聞こえます。
この世が駄目なら、せめて「あの世で極楽浄土」に生まれ変わりたい・・・というどうしようもない、厭世観がこの宗教の根っこにはあると感じるのです。
悲しいですが、またそれが日本的美的感覚の1つである・・・という無意識に同調してしまう人は多いのではないでしょうか?・・・